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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」㉘医療キャスター・松本裕子さん~「勝者ではなく、立ち上がり続ける敗者でありたい。失敗しても最終的に立ち上がればいい」~

もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、松本裕子さん。イギリス留学や外資系企業の社長秘書、そして外資系航空会社でキャビンアテンダントを経験し、最終的に辿り着いたのは、医療キャスターという道。今年3月には”HAPPY WOMAN FESTA 2023 HOKKAIDO”も開催。積み重なった数々の経験が松本さんの人生を彩り続けます。

松本裕子:1972年北海道函館市生まれ。北海道函館東高等学校(現在の市立函館高等学校)を卒業後、北星学園大学短期大学部英文学科へ進学。その後、イギリス留学や外資系企業・ 航空会社を経験し、転職。1999年からの15年間は、福井テレビ・北海道文化放送でニュースキャスターを務め、その後フリーランスのキャスターに転身。現在は医療キャスターとして、毎月第2・4日曜朝6:15からUHBで放送中の医療番組”松本裕子の病を知る”に出演中。その他にも道内外の医療セミナー等で司会進行を務め、疾患啓発活動をライフワークとされています。

イギリスへの憧れの気持ちがモチベーションとなった学生時代

「中学生くらいの時、TM NETWORKの小室哲哉さんが大好きで。小室さんのスタジオがイギリスのロンドンにあったり、小室さんの曲の中にイギリスにまつわるものが出てきたり。それでものすごくイギリスに行きたいと思ってたんです!当時はインターネットが普及されていなかったので、本屋さんに行ってはイギリス関連の本をたくさん購入して、将来は『イギリスで生活して生涯を終えたい!』と思うくらい、気が付いたら大好きになっていました!」
出身地である函館市の北海道函館東高等学校(現在の市立函館高等学校)を卒業し、その後、北星学園大学短期大学部英文学科に進学された松本さん。当時、イギリスへ留学できるプログラムがある大学は少なかったといいますが、北星学園大学短期大学部にはイギリスのランカスターに約9か月間留学するプログラムがあったといい、それが理由で短大に入学を決めたそうです。
「短大でランカスターに留学し、短大卒業後は、東京の翻訳の専門学校に1年間通いました。本当は4年制大学に入りたいという気持ちもあったので『短大を卒業しても残り2年間は勉強をさせてほしい』と両親にお願いしていて。そして専門学校卒業後は、もう一度イギリスのランカスターに約1年留学していました
帰国後は東京で外資系企業の社長秘書として就職をした松本さんですが、約2年間の留学生活を経験しているということもあり「やっぱりもう一度、海外で生活したい!」という強い想いもあったとか。そして仕事をしながら新たなチャレンジをすることを決意し、松本さんは香港が拠点のキャセイパシフィック航空への転職を決め、そこから約2年間の香港生活がスタートしたと話してくれました。

イギリス留学時代

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