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【#えぞ財団】シェアリングエコノミー協会北海道支部設立!えぞ財団が事務局「なぜいま北海道でシェアエコなのか!?」

一般社団法人シェアリングエコノミー協会北海道支部が発足!えぞ財団が事務局に「シェアエコ×えぞ財団」 


シェアリングエコノミー北海道支部設立にあたり、えぞ財団が北海道支部の事務局になることになりました。これに際し、2023年1月14日にオープニングイベントを開催!北海道支部はシェアリングエコノミー協会7つ目の支部で、自治体や企業を巻き込みながら北海道にどんどん広め加速していきます!

はじめに「シェアリングエコノミー協会」とは?


シェアリングエコノミーはインターネットを介して個人と個人・企業等の間でモノ・場所・技能などを売買・貸し借りする等の経済モデルです。モノ、スペース、スキル、時間などあらゆる資産を共有する「シェア」の考えや消費スタイルが日に日に広がりを見せています。例えばAirbnbやUberなどもシャアリングエコノミーです。
2016年に設立された一般社団法人シェアリングエコノミー協会は、これからの日本経済の発展につなげられるよう、法的な整備をはじめ、安全な市場環境の整備に取り組んでいます。少子高齢化や人口減少、財政難などの社会課題に対し、”シェア”による共有を前提とした柔軟な循環型社会システム構築が期待されている中、国・自治体・企業・個人を対象にロビー活動や勉強会、マッチングイベントなどシェアリングエコノミーの普及・促進活動を実施しています。

シェアリングエコノミー協会北海道支部発足イベントレポート!

【TALK SESSION】~なぜいま北海道でシェアなのか~
”成田智哉×石山アンジュ×齊藤啓輔”


最初のトークセッションでは、”なぜいま北海道がシェアなのか”をテーマにシェアリングエコノミー協会北海道支部長でえぞ財団団長の成田さん、シェアリングエコノミー協会の石山さん、北海道余市町長の齊藤さんが登壇しました。成田さん、斉藤さんの取り組み事例であるモビリティをもとに、北海道の課題やシェアリングエコノミーの重要性について考えて議論しました。また現在の政策に対する課題についてのアプローチとして、シェアリングエコノミー協会の今後の方向性を、石山さんが話してくれました。

北海道の広大な地において交通サービスは必要不可欠。しかし、人口減少により公共交通サービスの維持が困難なことが現状です。そこでライドシェアの必要性について考えていきました。また、モビリティだけでなく、困りごとに対してもシェアすることでお互いに助けられるというお話もありました。
しかし、どんなに良いサービスやイノベーションが生まれても,法律や制度が変わらない限り、地域で実装することは難しく困っている人に届かないという現状が浮き彫りになります。シェアに対する共感だけではなく、実際に仕事にできるように仕組み化することの必要性についても議論しました。シェアリングエコノミー協会では、ロビー活動に力を入れシェアすることで柔軟なモデルに切り替えられる基盤づくりをしていくことを示しました。

余市町の齊藤町長はオンラインで参加!

成田智哉   シェアリングエコノミー協会 北海道支部長
       えぞ財団 団長
       マドラー株式会社 代表取締役社長
       ミーツ株式会社 代表取締役社長
石山アンジュ 一般社団法人Public Meets Innovation 代表理事
       一般社団法人シェアリングエコノミー協会 代表理事
       デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師
齊藤啓輔   北海道余市町長

【Cross Talk①】観光・関係人口編〜シェアという観光の形〜
”柴田涼平×大屋智浩×佐別当隆志”


観光・関係人口に関するクロストークでは、シェアリングエコノミー協会北海道副支部長の柴田さん(株式会社とける 代表取締役)、Airbnb Japan株式会社の大屋さん、株式会社アドレスの佐別当さんが登壇しました。
まずは、「観光の形を捉え直すことで関係人口が増えていくのではないか?」ということについて事例を紹介しながら考えていきました。
例えば、大屋さんと佐別当さんは、長期滞在をしやすいシステムを構築し、宿泊施設を通して地域とつながることで、”消費する観光ではなく、日常の中に溶け込むような旅をしたい”というようなことが、今後増えると話し共感していました。また柴田さんは、様々な分野の人たちが出会う=”境界を溶かす”ことを重要視し、地域内で出会うきっかけづくりの取り組みについて話していました。

今までの観光とは異なり、地域と関係を持つこと、地域に溶け込み交流することを目的として、地域での体験活動や長期滞在に関する事例を中心に紹介していきました。新しい観光の形として「その地域の日常生活を普通に楽しんでみたい」というところから、気がついたら地域に友達ができたり、一緒に食事をしたり…地域の方とやることだったり、コミュニティのつながりができること、個人として関わりを持つことで関係性を構築していくことが、これから求められていくのではないかと話していました。
またこのように観光スポットを重要視しない観光のあり方は、どの地域でも実践ができ、過疎地域の関係人口を増やしていけるきっかけにもなります。

柴田涼平  シェアリングエコノミー協会 北海道副支部長
      株式会社とける代表取締役
大屋智浩  Airbnb Japan 株式会社
佐別当隆志 一般社団法人シェアリングエコノミー協会 幹事
      株式会社アドレス 代表取締役社長
      デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師

【Cross Talk②】人材・ソフト編
〜スキル・人材・時間のシェア〜
”佐藤彰悟×一文字真也×鈴木慎也”


人材・ソフトに関するクロストークでは,シェアリングエコノミー協会北海道事務局長でえぞ財団事務局長の佐藤さん、Forking株式会社の一文字さん、株式会社esエンターテインメントの鈴木さんが登壇しました。佐藤さんによる、企業や飲食業における人手不足や賃金に関する現状把握から始まりました。

鈴木さんは、コロナ禍で宴会などのイベントが減る一方で飲食業は人件費や家賃といった固定費が支払い続けなければいけないことが困難であったと振り返りました。佐藤さんのブライダルでの人事の経験と共通の悩みが共有され,、飲食業が生き残るためには,別分野との掛け合わせが期待されると話しました。そのような飲食業界でのシェアリングエコノミーを進める田、目一文字さんの会社では飲食業界の人材不足の課題解決を目的に”Forking"というアプリを開発。短期での求人マッチングのニーズにこたえるため”スキル・人材・時間のシェア”する取り組みを行っています。”スキル・人材・時間のシェア”は、スタッフが他の店舗に抜かれるような懸念がされる一方で,他の店舗で得たことを別の店舗で活かせることなど飲食店同士の横のコミュニティ活性化や業界全体のアップデートが期待されることを示しました。

また、シェアリングエコノミーによって場所にとらわれることなく働くことができるというメリットも。企業は、人手不足や経営難から正社員を雇うことが難しい中で、シェアエコは正に「働く側のスキルを活かし、雇う側に質の高いサービスを提供できる点」で期待されていることが共感を得ていました。

佐藤彰悟 シェアリングエコノミー協会 北海道事務局長
     えぞ財団 事務局長
     株式会社かたわら 代表取締役社長
一文字真也 Forking株式会社 
鈴木慎也 株式会社esエンターテイメント 代表取締役
     es village 村長

意見交換&課題と現状共有
”登壇者×参加者”

すべてのトーク終わりには参加者数名が登壇者と意見交換、現状共有を実施。次々と参加者がマイクを握り、自身の活動への活かし方などを話しました。

参加者の皆さんにインタビュー!

”観光者に利用者に働いてもらうのがいいんだよ”という言葉が印象に残りました!今までのアウトドアは参加者の人にも体験してもらうかだったけれど、今やろうとしてることは、自分の欲求を満足するだけでなく、来た人が自然に対して何か働きかけるような教育であり観光でもあるようなサービスをやりたいのでその言葉が聞けたことがよかったです!

アウトドア事業者

東京で今年就職しますが北海道に戻ってきて地域に根ざした活動がしたいと考えています。北海道で活動している人が持つ課題感や考え方を学びにきました。
今までの価値観からシェアすることが普通にならないもたない一方、シェアに対して理解を得ることの難しさを感じました。

大学生

大きな枠組みで関わるような点でなく面で取り組みを支援する方法がないかを探しにきました。
お醤油をシェアするような素朴な人に必要な寄り添いが必要なんだなと感じました。人にお知らせするお仕事をしていて、たくさん共感を生むことがミッションなので,どう共感を生むか考えていきたいと思いました!

広告に関する仕事をしている方

シェアリングエコノミーの考え方で”公助から共助へ”という個人で抱えるのではなく、なんでもシェアしてやっていくということが印象に残りました!
農家は、自分で畑を持って生産・販売するため、畑を開放してシェアして新しい農業のやり方にチャレンジしてみたいです!

農業従事者

「やってみたい!」「関わってれることがあればやりたい!」という方を、北海道に限らず全国から集めてマッチングできたらいいなと感じました。面白いことが点でたくさんあるけれど、遠慮などから結びつくことが難しい中で、シェアしてうまく面で取り組めるようにしていきたいです!

シェアリングエコノミー協会
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