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えぞトーク〜北海道再興戦略に向けて〜ゲストは株式会社ニセコまち取締役 村上敦さん

北海道のいまをゲストと語る~えぞトーク~北海道再興戦略に向けて。今回はニセコで株式会社ニセコまち取締役村上さんをゲストに迎えてお送りします!ニセコとドイツ2拠点生活をしながら、新しいまちづくりに関わっている村上さんにエネルギーの観点で北海道に対する提言を伺いました。

村上 敦:株式会社ニセコまち取締役、ドイツ・フライブルク市在住のジャーナリスト、コンサルタント。現在はニセコ町にも2拠点で居住中。ドイツやEUの都市計画、交通計画、エネルギー政策などを取材し、日本に情報発信している。2008年から早田とともに一社クラブヴォーバンを立ち上げ、日本での持続可能なまちづくりに邁進する。2021年には官民連携の株式会社ニセコまちの取締役に就任し、持続可能なまちづくりの実現に、事業推進担当として取り組んでいる。


日本で風力発電が遅れている理由

神門:日本は太陽光の発電量が多く、海外諸国は風力の発電量が多いが日本はそこまで高くない。なぜ日本はこんなに風力発電が進んでいないのでしょうか?

村上:風力発電は開発をここでやろうと決めるまでの手続きが長いんです。風況調査をしたり、オオタカなどの希少種に対する影響を考えたり。なおかつ風力は一機で立っていても仕方がないので数機でウィンドパークというのを作るんですけど、そのためには系統連系が繋がっていないといけないので風がよく吹く場所で、近くに電力系統がある場所でないと建てられないんです。

成田:うちの近所でも風力発電に対する反対運動が起きていました。

村上:そうですね、景観に対する影響もありますから。

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