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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」⑯アメリカ/映像プロダクション・N43Productions山田さん ~”北海道×アメリカのフュージョンで北海道の価値がアメリカ国内でも向上させられるような仕事”を~

もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、山田大介さん。北海道の映像プロダクションでカメラマンとして勤務時、アメリカでの取材に影響を受け渡米するため退職。アメリカの日系映像プロダクションではMLB取材クルーとして大谷翔平選手や田中将大選手を撮影。現在独立し映像プロダクションN43Productionsの代表を務める。

山田大介:N43Productions(アメリカ・ロサンゼルス)代表。1986年札幌に生まれ、2006年に札幌市の映像プロダクションに勤務、2016年に渡米し、アメリカの日系映像プロダクションにて勤務ののち、2022年独立し、現在に至る。趣味は、バスケットボール、スポーツジム通い、キャンプ。
N43Productions(山田さん)連絡先:daisuke@n43productions.com

田中将大や大谷翔平を撮影するカメラマン。テレビ業界入社のきっかけは「カッコいいな」

札幌市出身のカメラマン山田さんは現在、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス郊外を拠点に活動しています。街路樹はヤシの木、照り付ける強い日差しの中、車で15分ほど走らせるとビーチがあり、多くの地元の方々や観光客が訪れます。2016年の単身渡米からおよそ6年、現在は自身が立ち上げた映像プロダクションN43Productionsの代表兼カメラマンとして、地元ロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手の大リーグ(MLB)の中継や周辺取材などを中心に多忙な日々を過ごしています。これまでもニューヨーク・ヤンキースで活躍した田中将大選手の取材など多くの現地取材経験を持ち合わせるカメラマンです。

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札幌市出身の山田さんは高校卒業後、テレビ業界を目指し東京の専門学校に進学します。「そもそもはテレビを作る側の職業に就きたいと思っていました。ディレクター志望で専門学校には行きましたが、カメラマンってカッコいいなという印象と、取材現場は楽しそうという直感でカメラマンを目指しました」と当時を振り返ります。専門学校を卒業後の2006年、地元札幌市の映像プロダクション会社に就職し、最初の4年間はカメラマン助手として見習いをしていましたが、2011年に東日本大震災が発生しました。山田さんは自らカメラマンとして被災地に赴くことを志願し、念願のカメラマンになりました。「カメラマンのデビューが東日本大震でした。やっと念願のカメラマンになれたという気持ちは全くなく、とにかく被災地の現状を正しく伝えたいということと、目の前に広がる現実を映像化するために考えるのに必死だった」と当時を振り返ります。

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田中将大選手(当時)を取材する山田さん

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