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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」⑤ 池田町地域おこし協力隊・川瀬さん~脱サラして木こりに!「5つの財布」をベースに好きなことをして生きる~

組織のなかで、マチのなかで、もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、川瀨千尋さん。川瀨さんは北海道様似町の出身で、約12年間不動産業界を中心に事務やマネジメントなどを経験してきました。そしてそこから脱サラした先は…「きこり」!?
一見全く予想のつかない経歴を辿っているような川瀨さんですが、実は高校生時代から描くビジョンのもとチャレンジを続けています。

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川瀨千尋:池田町の地域おこし協力隊。1987年様似町出身。自衛隊に所属したのち、総務事務や不動産の仲介、住宅マネジメント部門を経て2020年7月に池田町の地域おこし協力隊へ入隊。ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士などの資格を所有し、現在は山を守るきこりを目指し修行中。

ハウスメーカーから地域おこし協力隊に!?実はひとつのビジョン

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元々不動産に興味があり、池田町の地域おこし協力隊に入る前は株式会社北王というハウスメーカーでマネジメント部門として、営業や土地売買などに携わりながら不動産について学んでいた川瀨さん。経理の資格を活かして不動産業界で経験を積み、支店長になるという話も出ていたなか、「いつか林業をやりたい」という自身の目標とマッチするビジョンをもつ池田町の地域おこし協力隊に入ることを決めたそうです。
「一見バラバラな道のりに見えますが、実はずっとひとつのビジョンで繋がっています。ですので、心機一転でやってみようと思いました」


きっかけは「金持ち父さん 貧乏父さん」〜好きな人と、好きなことをして生きる 

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なんとそのビジョンは高校生時代に生まれたもの。「ロバートキヨサキさんの本『金持ち父さん 貧乏父さん』を読み、感銘を受けたんです。そこで好きな人と、好きなことをして働きたいというビジョンができました」中田敦彦さんのYouTubeで取り上げられたこの本は、現在再び大きな話題を集めていることでも知られています。
「不動産投資で収入を得ていれば、収入が上がらない好きな仕事も取り組める。不労所得を得る意味でも、不動産には投資をしようと決めていた
そういった先行きを視野に入れ、本の著者ロバートキヨサキさんが海軍を経験していたことから自身も陸上自衛隊に入り、お金を貯めつつ、経験も積み重ねてきました。
「林業もいずれやってみたいと元々思っていて、当初の予定では40歳くらいに林業をやり始めるという予定でしたので、それが前倒しになったというイメージです。これまでの経験や資格があるので、深くリスクを負ったというつもりはありません
まだ幼い2人のお子さんの父親でもある川瀨さん、そのような時期に思い切った転職は家族の理解を得るのが大変だったのでは?「元々妻とはビジョンを共有しているので、特に大反対にあうようなことはありませんでした。転職にあたってメリット・デメリットも話し、理解してもらっています」
普通ならここで夢が叶って何よりです、と締めくくるところ。しかし川瀨さんの計画はここでは終わりません…!

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