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季語で遊んでみるワークショップに行ってきたよ

ごきげんよう、ezotanuです!
先日、とつきさん主催の #季語で遊ぶワークショップ に参加してきました〜!

とつきさんのnoteはこちら。

俳句といえば、プレバトの俳句コーナーが好きでたまに見ているんですが、細かいお作法などはいまいちわかっていません。見始めた最初のころは、夏井先生の添削がよくわからなくてハテナをたくさん飛ばしていました。お作法があまりわかっていないのはその時も今もたいして変わりないのですが、それでも最近はエモい句を見てエモさを感じとれるようになりました。
そしてうっすらと俳句に興味がわいてきたもののその先の一歩をなかなか踏み出さずにいたのですが、とつきさんが俳句初心者向けにワークショップを開催するということで、「これだ!」と思いいそいそと参加してきたというわけです。
(本当は初回に参加予定だったのですが諸事情で不参加となってしまったので、第二回開催とってもありがたかったです…!)

初心者向けということで、そもそも季語とは?という解説から始まり、グループや個人で3つのワークをやっていくという形式でした。
持ち物は歳時記とエモアイテムです。

わたしは今回、季語の役割と俳句鑑賞のポイントを知れたのが特に良かったです。季語って添えなきゃいけないもの、という認識だったのが、言葉に広がりをあたえてくれるものということがわかって言葉の感じ取り方が大きく変わりました。
今回のワークショップで、いままでどんな距離で接したらいいかわからなくて遠巻きに見てるしかなかった俳句に、一歩ぐっと近づけた感じがします。

❄️ときめく季語を書き出すワーク

全季節を見る時間はないと思ったので、わたしは一番好きな季節の冬の季語→二番目に好きな秋の季語の順に歳時記をパラパラめくってときめいた季語をいくつかピックアップしました。
ピックアップしたなかから、わたしが選んだTOP3はこちらです。

①月光(秋の季語)
②山眠る(もの寂しく眠るように静まっている冬山の形容。冬の季語)
臘月ろうげつ(陰暦十二月の異称。冬の季語)

月光と山眠るはどちらもその光景を美しいと思って選んだのですが、どっちが1位かな…と悩みました…!どちらもわたしは字面の向こうに景色が浮かぶので、もう字面からしてうつくしく見えちゃうよね。うっとり。

今回初めて知ったのですが、山◯◯という季語は他にもありまして、春は山笑う、夏は山滴る、秋は山粧ふ、です。うんうん。並べて見てもやっぱりわたしが選ぶのは山眠るだな〜としみじみ思います。わたしの生まれ故郷の美しいと思っている姿は雪に覆われた姿なんですよね。それがわたしの根っこにあるのです。だから、山と聞いた時にイメージする山にも雪が積もっています。

臘月を選んだのは単純に単語が格好いいからです!
月の異称が好きで学生時代に辞書でいろいろ眺めてたな〜と懐かしくなりました。(創作小説とか書いてたりすると調べませんか?みんな調べたよね!?)
ちなみに調べてみたら、臘とは冬至のあと第三の戌の日に行う祭りのことで、猟の獲物を祖先や神々に供えるのだそうです。で、その日(臘日)が陰暦十二月にあるということで臘月と呼ばれるようになったそうなのです。ほへ〜!またひとつ賢くなりましたね。(新しく知識を得た時の口癖です)

💍エモーショナルアイテムに合う季語と俳句を見つけるワーク

当日はエモアイテムをいくつか身につけて行ったんですが、今回選んだわたしのエモアイテムはこちら。
青い空に雲が浮かんでいるように見える指輪です。

ターコイズ&ガーデンクォーツの指輪

そして選んだ俳句はこちら。

あめつちの祝祭なれや大雷雨/関洋子

季語は大雷雨だいらいう、夏の季語です。

この青空でなぜ雷雨…!?と思われるかもしれませんね。
この指輪は、雷か雪を彷彿とさせる指輪が欲しいな〜と思っていた時に出会ったものなのですが、こちらの写真をよくご覧ください。

白い雲の端っこ、地金に近いところに黒っぽい部分が見えますよね?
つまりわかりますか?わかりますよね?
そう、上の部分は白くとも、実はこの雲の下は雷鳴が轟き大粒の雨が降っている、嵐なんですよ!!
(天候に詳しくない個人の妄想ですが、わたしの持ち物なのでそれが真実なのです)

ということで、雷に関連する季語を探して先ほどの句に辿り着きました。
この指輪…嵐や雷雨という天候に紐づく大切な物語(アニメ等)がいろいろあって、その全てを内包してエモアイテムとして身につけているのですが、今回はわたし自身の雷雨に対する気持ちに合う句を選んでみました。雷雨、ワクワクして好きなんですよね…。「祝祭」でその気持ちが伝わるかな、と思いまして。

選んだあとは参加者がひとりずつ実際にエモアイテムを見せつつ、どんな季語・俳句を選んだか発表する時間もあったんですが、とっても楽しかったです。それぞれの色がちゃんと出てて、おもしろ…!

さて。このワークをやってみて、心の変化がありました。
わたし、俳句を詠みたいのかもしれない。
わたしは小説や文章が体の内から溢れ出る際に、言葉が視界の右端でちらちらと揺らめいて鳴ることがあるんですけど、歳時記を見ていたら久しぶりにその感覚があって。いまは言葉のストックがなかったり、詠んでみたことがないからすぐに出てこないだけで、これはもしかして、詠みたがっているのでは…!と思いました。
家でひとりで歳時記をパラパラとめくっていた時にはない感覚だったので、今回のワークショップを経たからこそ生まれた心境の変化にワクワクしました。
こうやってひとりじゃ生まれない変化があるので、話を聴きつつ、複数人でワークして刺激を貰うっていう形式は楽しいな〜!参加してよかったな〜!と思います!


季語で遊ぶワークショップ、気になる方はとつきさんのTwitterを要チェックです〜!



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