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ジャズ行脚 3/47 @栃木

これまで何事も三日坊主で投げ出すことの多かった私ですがなんとなく今回の企画は最後までやりきれそうな予感がしています。
第3回のタイミングで言っても全く説得力ないのですけどね。

今回は栃木です。宇都宮に参りました。

電車乗ってる時間がかなり長く、着いた頃には既に疲労気味だったのでまずは休憩がてら昼メシを調達しに向かいました。

有識者教えて① なにを象徴したモニュメント?

宇都宮駅西口にトナリエという立派な商業施設がございます。
いつものように事前に店選びもしておらず、とりあえず道行く人の流れに身を任せた結果辿り着いた先がここでした。

トナリエ

1Fが飲食店フロアになっています。
完全に外装の雰囲気だけで決めた『らーめん春樹』さんにお邪魔しました。春樹といっても西武の元監督ではないので注意。

栃木といえばやっぱり餃子🥟ですが僕は捻くれてるので食べません。
つけ麺食います。

最近、何かに取り憑かれたかのようにつけ麺にハマっています。この前行った福井とか大阪でも食ったくらい。
つけ麺と言えば、バランスよくつゆを使わないと終盤で切らしてしまいがち という理由で、味どうこうの前にそもそも食事のプロセスが好きではなく、子供の頃は基本避けがちなメニューでした。が、月日を重ねてあらゆる言動に対するバランス力が磨かれた今、所謂『つゆvs麺』の鍔迫り合いを楽しみながら食事するのが逆に一種の楽しみになっています。何言ってるか分からないと思いますが、すなわちそれだけ好きな食べ物に変わったということです。おいしかった。

日本列島🗾を意識した配置

さて本題のジャズについてです。
宇都宮駅から西に20~30分ほど歩いたところにあるオリオン通りの中に『オリオンスクエア』という広場があります。催し物のために開放されたスペースです。この度のジャズ行脚会場となります。

今回鑑賞させていただくバンドは『Swinging Herd Orchestra』さん。なぜこのバンドかというと、同日に2つのイベント(うつのみや文化協会まつり、ミヤ・サンセットジャズ)で演奏するとの告知を見つけたから。こんなお得な機会はないですね。

右のモザイクは私の手です

前者の文化協会まつりは文字どおり芸術文化の祭典なので、当然Jazzだけでなく地域の民謡や合唱団などジャンルは様々です。パンフレットにある各紹介を見てるだけでも面白かったし、実際に肉眼で拝見して勉強になりました。
注目のSwinging Herd Orchestraさんに関するパンフの紹介を見てみると、どうやらメンバー募集中のようですよ。地元の方、力になってあげて。

スペルミスはさておき つのださん出るらしいよ

まず、前半の文化協会祭りのJazz鑑賞記録。
およそ1hくらいの演奏で多数の曲目を演奏しておりましたが、そのうちほとんどはボーカル付きのフィーチャリングでした。歌手は歌手でもバンド仲間ではなく、各所の歌合戦やらで素晴らしい成績をおさめた方を招いている様子でした。さすが、歌はとっても上手でした。トップバッターで『どうにも止まらない』を歌っていた若い女性のパフォーマンスがインパクト強かった。心なしか衣装も山本リンダに似せていたような雰囲気があります。
歌つきの演奏はだいたい7~8曲やってました。バンド側からすれば新曲をこの数だけ編曲して練習しなければいけないわけですから結構準備大変だったと思いますよ。そういった裏の努力も感じつつ楽しめた鑑賞でした。

前半戦 文化協会まつりの様子

↑のパンフにも書いてあるとおり結成56年の長寿バンドです。おそらく結成当初のメンバー中心で集まっているのでしょう、年配の方が9割占めていましたが、それでもBs、Tp、Pfの3パートにかなり若めのメンバーがおりました。老若構成のビッグバンドって、地域全体で頑張ってるようなイメージが持てますし好印象ですよね。僕も、こういったバンドが長続いてほしいという応援も込めて見に来てますので、なんだかうれしかった。

この後流石に足疲れて椅子借りた
有識者教えて② 社バン専用の軽トラってあるある?

続いて第二部、ミヤ・サンセットジャズです。
17:00-18:50の間に3グループが登場しました。
(日の入りのSunsetと出演グループ数の3が掛かってるみたい)

1グループ目『Free Souls』さん。バンド名にしては珍しいと思ったらなんとゴスペル団体でした。
正直ゴスペルとアカペラの違いも知らなかったし、ゴスペラーズに絞っても『ひとり』しか知らない私にとっては色々と新鮮でした。ゴスペルは一般的にバックで音を流しながら声を乗せてハモるというスタイルのようで、アカペラはバックなしという違い。勉強になりました。
披露した曲目のほとんどは初見だったのですが、唯一知ってたAmazing Graceは本当に感動しましたね。宇都宮の夕方の静寂に響くハーモニーがなんとも美しかった。
12月に近くのカフェレストランで単独ライブがあるらしいので是非足をお運びください。


続いて2バンド目は『ねんきんジョイフルオーケストラ』です。若干社会的なキーワードが入ってるのでなるべく婉曲に言いますと、つまりそれだけご年配のメンバーで構成されたビッグバンドです。
しかし演奏自体はまるで学生バンドを聴いてるかと錯覚するくらいパワフルというか厚みを感じました。ビッグバンドって大人数でやるものですし力強いって結構大事だと思ってます。
これだけでも十分魅力的でしたが、個人的には演奏曲目がかなりブッ刺さりました。
まず最初の音出しで『Don’t Be That Way』。俺は気づきましたよ!ラジオでもめっちゃ聴いてるし!で、本番でも演奏するのかと思いきやまさかのナシでさらに一本取られました。
他には、月は見えなかったけど『How High The Moon』、ボーカルがノリノリで可愛かった『東京ブキウギ』など。
特に『高校三年生』のJazzアレンジバージョンがカッコよかった。古めの曲なのは知ってたのでどうアレンジメントするかと思いきやなんとSing, Sing, Singのオマージュです。最後もドラマのロングソロが見事に決まった!会場大盛り上がりでした。

ねんきんジョイフルオーケストラ

そしてトリがSwinging Herd Orchestraです。
先ほどの文化協会まつりでは歌が大半でしたが今回はちゃんとインスト系中心でプログラム組んでました。
文字どおり『Begin the Beguine』から始まり、『On the Sunny Side of The Street』など全体的にスロー~ミドルテンポの落ち着いた曲が多めで夜の雰囲気にあってました。どうやらタイムリミットの18:50までに終わるようにちょっと曲目を削らざるをえなかったようで、本来演奏する予定だったプログラムが気になるとこです。しかし、素敵な演奏でした。僕の見たかった地域のビッグバンドが見れて幸せな気分で帰れました。
11月にも単独ライブがあるようなので是非皆さん見に行ってください。

Swinging Herd Orchestra

無事に宇都宮の旅終了。次回の行脚は2週後です。
電車乗り継ぎきつかった、、、夕飯も食べれなかったよ。。。

オフ会きたけど誰一人集まらなかった人の様子

おわり

#ジャズ行脚