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音楽素人のライブ後記 vol.05

POP ART TOWN 3rd single
[Theater] release party 東京編
@新宿SAMURAI
2018.12.05

POP ART TOWNのレコ発企画。
前々からちょくちょく曲は聴いていたけれど、
「1回ライブ観てくれ!」
というラブコールがあり、
観に行ってきた。

前座の2バンドも観たので、
そちらのレビューも合わせて。


こいするおんなのこ
(初)

結成して1年。
初ライブがRO69の予選で、
いきなり入賞しちゃった超新星。
その片鱗を見た。
世界観がしっかりしているのが良いね。
とはいえ正直、
6人の演奏がバラバラなところが多い。
まだメンバー同士がよそよそしく見えるから、
素でぶつかれるようになれば、
音にも奥行きが出るし、
バランスも良くなるはず。
化けたら面白くなりそうだから、
頑張ってほしいな。


リリリップス
(初)

あのボーカルは何歳なんだろうか。
ステージに一人で立てるって、
凄いと思う。
どういう音楽を聴いて育ったのか、
なんてことが気になってしまった。
音楽もチャレンジしていて面白いけど、
良くも悪くも楽曲の幅が広いなとは感じた。
ラップもポップスも中途半端な気がして。
どっちかに突き抜けるか、
もっとがっつり融合させるか、
してほしいかなあ。
個人的には、
『会社の近所の中華料理』
が最高だったから、
あのテイストをもっと聴きたかったな。



POP ART TOWN
(初)

今日の本命。
1音目から、
なるほどやるなという感じ。
キャパ150のライブハウスのレベル感では、
結構上手い方に入るかな。
ただキャパ300のレベル感に到達するまでには、
もう少し壁がありそう。

壁を一言でいうと、
曲に技術が追い付いていない。

別に褒めていないわけではなくて、
技術はあるんだけど、
曲が良すぎるのよね。
例えばShiggy Jr.の新曲で、
PATの曲を出されても遜色なく聴けるぐらい。

裏を返せば、
シギー並みのリズム隊と、
ボーカルの強さがないと、
曲に負けちゃう。
特にドラムとボーカルは、
グルーブを止めてしまう時があった。
ベースがめちゃくちゃ上手いから、
何とか繋がってはいたけど。
リズムキープもドラムより、
ベースとキーボードの方ができてた。
たぶんその2人が、
バンドを引っ張るぐらいになれば、
一気に飛躍できるんじゃないかな。

とはいえライブの雰囲気はすごく良かった。
お客さんとの距離感がいいし、
人間味も出せているし、
肝も据わっている。
観客もそうだけど、
ハコ側が好きになるタイプのステージングだと思う。
どんどんこれから色んなライブハウスに行って、
ハコを味方につけて成長してほしい。
実際にツアーが始まるみたいだから、
揉まれてどう変わるか、
見届けたいね。


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