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音楽素人のライブ後記 vol.04

下北沢にて‛18
@下北沢GARDENほか
2018.12.01
(初)

先日は下北沢の名物サーキットフェス
「下北沢にて‛18」に。
観たライブはこんな感じ↓


12:10~12:45 クアイフ
13:00~13:10 Yap!!!
(始め10分のみ)
13:15~13:25 関取花
(始め10分のみ)
13:30~14:00 あいくれ
14:05~14:20 tonetone
(途中15分のみ)
14:30~14:50 東京パピーズ
(始め20分のみ)
15:15~15:30 羊文学
(終わり15分のみ)
16:00~16:40 ニガミ17才
17:20~18:00 tricot
18:30~19:00 レルエ
19:10~19:40 空きっ腹に酒
20:10~20:25 ネクライトーキー
(始め15分のみ)
20:30~20:40 忘れらんねえよ
(終わり10分のみ)
21:20~22:00 THEラブ人間


14バンド! 
はしごもいいとこ。
ざっくりレビューします!


クアイフ
(初)

もともと聴いていたから、
トップバッターとして十分楽しめた。
生で聴いて気付いたけど、
ボーカルの魅力が一番出るのは中音域かも。
たしかに今年メジャーになって出た楽曲は、
中音域を聴かせる曲が多い。
『愛を教えてくれた君へ』とか。
反対に、
昔の曲は高音域重視のサビが多い。
例えば「Wonderful Life」のサビは、
少し歌いにくそうな印象を受けてしまった。
自分たちの個性に、
気づき始めている段階なのかもしれない。
そういう意味では、
今後が楽しみになったライブだった。


Yap!!!

(初)

やっぱり元telephonesのボーカルだけあって、
声の迫力・パフォーマンス力は圧巻。
ただ、
こういう同期も入れるミクスチャー系サウンドは、
ドラムが難しい。
どうしてもドラムが呑まれるというか。
機械的なリズムによって、
グルーブが削がれてしまうことがあって。
そこのバランスが少し物足りなかったかも。
でもサウンドは面白いし、
人気ある理由は垣間見えた。


関取花
(初)

歌声を少しでも聴きたくて、
10分だけお邪魔。
結果この日観たライブの中では、
間違いなく一番のシンガーだった。
歌上手い。
音源でもわかるぐらい上手いけど、
本当に上手かった。
トークも外さないし。
最後まで観たお客さんは、
絶対幸せな気持ちになったはず。


あいくれ
(初)

音源の印象には無かったけど、
意外とボーカルが感情を出すタイプで驚いた。
でもライブ感があって、
良い驚きだった。
声量も思ったよりあったし。
あと自分たちでフェスもやっているからか、
場馴れしている感じもあったね。
でも1つ惜しいのは、
楽曲がライブ映えしにくいかな。
ファルセットが生命線の曲が多いから。
音源だと凄く気持ちいいんだけど、
生音だと消えちゃうのが寂しい。
ファルセットにも声量がつけば、
もう一皮剥けるのでは。


tonetone
(初)

あんまり知らないけど、
人気ありそうなのでチェックしに。
普通に上手だし、
スマートな感じ。
でもこれといったインパクトは無かった。
同じような音楽性のバンドも多いしなあ…
自分たちの個性これです!
みたいなのが欲しかった。


東京パピーズ
(4年ぶり2回目)

4年前に見たきり、
最近の活動は何も知らない。
だから、
会場がDaisy Barだと知って、
あんまり期待はしていなかった。
でも観たら、
結構良かったのよね。
ボーカルの声の説得力が、
凄い。
男っぽい武骨さとか、
愁いとかが詰まってて、
ちょっと痺れたもん。
あとドラムが上手かった。
ミドルテンポのロックでもグルーブが出ていたのは、
ドラムの力だと思う。


羊文学
(初)

開演10分前に行ったのに、
規制かかって半分しか観れなかった。
大人気。
ライブはというと、
なんか不思議な感じだった。
決して上手じゃない。
リズム感がずれていて、
ところどころ3人が揃わない場面はあった。
でも、
聴けるのよね。
不思議。
それだけ楽曲が良いのと、
声がいいんだと思う。
コードも単純なのに、
誰が聴いても
「羊文学のサウンド」
ってわかる何かが、
ちゃんとある。
『天気予報』なんてまさにそう。
生で聴いたらめちゃくちゃ気持ち良かった。
中毒になる理由がわかる。
もっと演奏が上達して、
サウンドの海で溺れさせてほしい。


ニガミ17才
(初)

念願。
今回の本命バンド。
期待通りのライブだった。
エンターテイメント力と、
それを支える演奏技術の高さが凄い。
即興アレンジ。
観客とのやりとり。
メンバー同士の掛け合い。
曲間の使い方。
40分間、
観客が全く息をつけないステージング。
驚くべき完成度だ。
お金払って良かった。
いいもん観れた。


tricot
(5年ぶり4回目)

今や世界のtricot姉さん。
小箱で観れるなんて。
前から2列目で観てやりましたよ。
最高の時間。
相変わらずライブ映えが凄まじい。
唸るようなギター。
焚き付けるベース。
抜群のグルーブ。
贅沢。


レルエ
(初)

(サカナクション+雨のパレード)/2
それを少し薄めた感じ?
センスは感じるんだけど、
この路線で売れるのは大変そう。
エレキバイオリンという個性を、
どこまで引っ張れるか。
でも可能性は感じたし、
また観てみたいなとは思った。


空きっ腹に酒
(初)

噂には聞いていたけど、
ちょっと圧倒されたわ。
上手い。
演奏やステージング全部ひっくるめて、
掴みの才能が1個抜けてる。
特にボーカルがあれだけ看板背負える人だと、
強いよね。
リズム隊も上手いのに、
それを引っ張る求心力があった。
日本人は歌でグルーブを出すのが苦手だけど、
彼は数少ない歌い手になれるかもしれない。
めちゃくちゃファンク。
来年のワンマン観に行きたくなったな。


ネクライトーキー
(初)

音源はポップな印象だったのに、
ライブは全然ポップさを感じなくて。
ちょっと困惑した。
何でだろう。
良さがあまり出ていない印象を受けてしまった。
消化不良だったので、
また機会あれば観にいこう。


忘れらんねえよ
(5年ぶり2回目)

最後少し観ただけだけど、
泥臭くていいよね。
いい意味で、
世界に通用しないバンドというか。
日本人に刺さるバンド。
ずっとライブハウスで、
愛されていくバンドなんだろうな。


THE ラブ人間
(5年ぶり2回目)

下北沢の街を一つにして、
名だたるバンドや、
次世代のバンドを集結させて、
フェスを作る。
それを、
一ミュージシャンがやっている。
どれだけ凄いことか。
彼らの音楽って、
ひとりひとりの個性は強いのに、
合わさると大衆的になる。
まさに下北沢の街のイメージに近しいし、
知らない人が聴いても、
嫌いにならない音楽だと思う。
偉大だな。
青春だな。
来年もまた、
よろしく頼みます。

という14バンド。
サーキットは運営も、
アーティストも儲からないのに、
ありがたい。
こっちも本気で楽しんだ。
来年も行くぞ!
終わり!

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