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おだっち「その存在は、大樹です。」

改めて鳥山先生の訃報のページを見て、おだっちの「その存在は、大樹です。」「天国が先生の思い描いた通りの愉快な世界でありますように。」で体が震えるぐらいの悲しさに襲われて、岸本先生の「もし本当にドラゴンボールの願いが1つ叶うなら...すみません...」で、もう感情が決壊してる・・・。

https://www.shonenjump.com/j/2024/03/08/240308_oshirase.html

あんまり人には言っていないけど、うちはあまり家庭環境が良くはなく、ドラゴンボールを初回放送日からVHSに全部録画してくれて擦り切れるほど見返したという思い出が、唯一と言っていいほど今では疎遠なってしまった父親との良い思い出として残っている。

仙豆は脳内で何回も食べたし、レッドリボン軍のはっちゃんが大好きだったし、天下一武道会に興奮を覚えて、大人になった悟空の登場には憧れを覚えた。

フリーザはじめセルやブゥだって敵でも魅力的なヤツがめっちゃいて、「アニメだと戦闘シーンなげ〜な〜!」とか言いながらもGTまで全部見てた。(今でもたまに、真っ赤にした目の悟空が印象的な目薬のCMとか思い出す)

そんな父親はアラレちゃんを生んだ則巻千兵衛にそっくりで「仕事先でせんべえってあだ名が付いた」みたいな話をしてたのもなんか覚えてる。

そんな感じで、おれらの世代はもうドラゴンボールが生活の一部になっていた。

おだっちが「大樹」と言うようにめちゃくちゃ大きい枝葉に分かれて今の漫画文化の根幹を担っていたのかもしれない。

そんな鳥山先生のご冥福を最大限祈ると共に、漫画家だけじゃないドラゴンボールやアラレちゃんに影響を受けたおれら世代が、鳥山先生が与えてくれたワクワクを少しでも後世に紡ぎ、鳥山先生の「大樹」が誰も見たことのない「世界樹」になれるよう、踏ん張らないといけないと思う。

死ぬほど悲しい。

P.S.①:鳥山先生に影響を受けまくった尾田先生のワンピースは自分の中で初めて自ら選んで自分のお小遣いで小学生の時から買っていて、ワンピースのほとんど初版で買っています。当時から僕の中ではおだっちはおだっちなので、おだっちって言っちゃう。。。

P.S.②:おだっちと鳥山先生の特別対談が掲載されている「COLOR WALK1」っていう尾田栄一郎画集があるのでぜひ読んでほしい・・・。「ディズニーよりうめぇって思いましたもん!」ってワードが初めて読んだときから脳裏にこびりついてます。

https://amzn.asia/d/9v6SSGZ

P.S.③:そんな漫画家さんやクリエイターの早死には本当に残された人たちが苦しむので、今からでも遅くないからただただ健康に、長生きを重視しながら作品づくりをしてほしい〜。毎回この水木しげる(享年93歳)の漫画を思い出してしまいます。


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