日記2023/07/11 ゴジラ解禁

 ゴジラ新作の公式Twitterアカウントで1ヶ月前くらいから始まっていたカウントダウンが今日で最終日となった。シン・ゴジラからはじまって時間を遡りながら国産実写ゴジラ映画を一日一作のペースで紹介しており、昨日が初代ゴジラだったから、無論、きょう新作の情報が公開されるはずだった。
 カウントダウンは毎日20時に投稿されていたから、わたしもゴジラ・オタクの一匹として20時数分前からTwitterに張り付いて待機していた。そこに投稿されたのがこれである。

 ふざけとんのか?

 「告知の告知」を行うことの重要性は想像がつく。私の好きなアーティストも「あしたの18時に重大発表があります!」とかツイートすることがある。これによって告知がより多くの人に見られ、話題にもなり、結果として目的となる楽曲なりなんなりの「初速」が高まる道理だろう。

 しかし、「告知の告知」をするのはいいが、「告知の告知までのカウントダウン」を1ヶ月かけるのに何の意味があるのか。しかも告知された日時は「明日、午前4時」。8時間後である。
 じゃあいま出せや!

 実際、なにがどうしてこんなことをするのかよくわからない。1ヶ月もかけて前フリをしていただけあって国内外のファンからの期待も大きく、あの場には大量の目が集まっていたのに、そこで「あと8時間待て!」などと言って何の効果があるのか想像がつかない。話によれば、やたら勿体ぶった挙句「告知の告知」を行うのは大規模コンテンツにあるあるの話らしい。みんなやっているのなら、そうすることでインプレッションが伸び易いというデータでもあるのだろうか。それとも、ゴジラほどの巨大コンテンツとなればテレビやらなにやらで全人口に情報を与えられるから、Twitterでの初速なんかどうでもよろしいのか。それとも、このようなやり方をされてむしろテンションの上がりまくるファンというのがいるのだろうか。そうでなければ数百万数千万のファンたちを落胆させて終わりなのだが。それが金儲けになる人もいるのか。多種多様ですな、人の世は……。

 それはそれとして、ここで出てきた動画の内容はちょっと気になることがある。あと15分で情報が出るから、今が好き勝手言える最後の段階だろう。なので好き勝手書く。どちらかといえば、「あぁ、このときこんなこといっとったわ笑」とあとから俺が読み返す

 今作が「1954年以前の世界」を舞台としている可能性はだいぶ高そうに思われる。エキストラ募集サイトに「舞台は1940年代後半」とか書かれていたのが根拠のひとつである。また、件のカウントダウンが「最新作から遡る」形式で行われたことも挙げられる。
 これはけっこう魅力的な設定なんじゃないかと思う。戦前〜戦中、終戦直後ごろを舞台としてゴジラ映画は存在しない。大半の作品が「初代ゴジラ(1954年)の続編」として作られているのだから当然である。
 しかし、東宝は1954年以前にゴジラが出現することを拒否していたという話がある。アニゴジ三部作とかゴジラS.Pとかの製作陣に対してそのような制約が課せられたらしい。ソースは俺の記憶。一方、ハリウッド版では平然と数万年前からゴジラはいて云々とかやっている。すると、「1954年以前を舞台とした日本制作のゴジラ」というネタ被りを避けていたのではないか。山崎貴という監督は(なにかとアニメで有名だが)評価の高い実写映画を多く作っている。その多くが昭和初〜中期を舞台にしていたり、あるいはその趣のある世界を出現させたりしている。『Always 三丁目の夕日』とか。『アルキメデスの大戦』とか。『アルキメデスの大戦』冒頭の戦艦大和描写めっちゃよかったし、個人的願望としても、大艦巨砲主義の巨大戦艦とゴジラの戦いは観てみたい。
 そこで気になるのはさっきの動画で、「29」から始まり「1」「0」まできたあと、「-0.1」「-0.2」…と続いていった。「0」が今作を表すのだと思っていたら平然と負の数、それも小数に突入したのである。意味がわからない。これはなにを表すのか?
 なんにせよあと20秒でわかることだ。いざTwitter!

8時間待った甲斐があった。マジで。 


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