道草派の文学

「奥の細道・前立腺」(群像二月号)

群像二月号に発表した作品の評が、今日の新聞に載っていたようだ。栩木伸明氏が共同通信に連載している「道草派の文学」。

一方阿部公彦氏も読売新聞で取り上げてくださっている。こちらは「詩とことば」というコラム。

つまり同じ作品が一方では小説、他方では詩として読まれているということか。嬉しいなあ。なぜならそれこそ作者が目指していたことだからだ。

詩と散文の組み合わせという形式は、芭蕉の『奥の細道』や中世の歌物語を経て、元々は和歌に添えられた詞書へと遡る。古くて新しい課題なのだ。そういえばイギリスでは最近「Haibun」がブームなのだとか。

これ、やればやるほど面白くなるのですね。当分続けてみようと思う。


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