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Japan Poetry Review

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日本の現代詩の批評フォーラム Japan Poetry Review (jpr) のうち、四元康祐が投稿したコンテンツのみ収めています。jpr の全貌は、以下のリンクからお入りく…
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#隅田有

隅田有 挿画とともに自作を語る6:「日時計」

『日時計』の萌えキャラ、牧神サマ。またしてもバレエ・リュスで活躍したダンサー、ニジンス…

四元康祐
7年前
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隅田有 挿画とともに自作を語る5:「PeRmanent ADdreSs LOST」

「PeRmanent ADdreSs LOST」の大文字部分は、ミルトンの『失楽園(Paradise Lost)』にかけ…

四元康祐
7年前

隅田有 挿画とともに自作を語る4:「スライドショー」

バレエ作品のイメージが加わっている詩は他にもいくつかあります。「スライドショー」を書い…

四元康祐
7年前

隅田有 挿画とともに自作を語る3:「グレッチェン」

『グレッチェン』は『ファウスト』のグレートヒェンを意識してつけたタイトルです。そこにバ…

四元康祐
7年前

隅田有 挿画とともに自作を語る2:「路地」

『クロッシング』はラストの「路地」を生かす為に、能の五番立で編みました。「路地」は切能…

四元康祐
7年前

隅田有 挿画とともに自作を語る1:詩集『クロッシング』

ダンスが好きで、二十歳までは自分でも踊っていた。今はバレエを中心に舞踊批評を書いている…

四元康祐
7年前

隅田有『クロッシング』:永遠の「よそ者」のためのパスポート

昨年、雑誌「びーぐる」31号の「土地の詩学」特集で、僕は隅田有の詩について次のように書いた。 この文章の最後を、私が読んだ限りもっとも新しいタイプの「地名詩」であると思われる作品で締めくくろう。隅田有の「ナリヒラ」である。その冒頭部分。 肉襦袢のような気泡緩衝材 もしくはプチプチ 好きなだけ潰しなさいって陽気にお前 いっこ潰しては雨上がりの白玉 またいっこ潰してはサクランボゼリー 次々と発送されるコンテナは ネットワークを経由してほぼ正確に投下される 僅かに逸れて川に落ち