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免許取り消しの思い出 ⑫最終回 念願の交付

本免の実技試験を終えたあとは、教習所で講習を受ける必要があります。

内容はビデオ映像を主体とした交通法規や交通事故に関する講義、そして高速教習、最後に救命講習でした。

まずは自宅から近い教習所を選んで予約をします。予約は1カ月近く先だったように記憶しています。受講生は私の他に男性1名。
居眠りは許されません。居眠りをすると受講したことが無効になってしまうのです。正直ビデオ映像を見ている時は睡魔が襲ってきましたが、何とかこらえたのを覚えています。

まさかここで?

そして高速講習。教習所の車を使って近くの高速道路を走り、教習所に戻ってから確か縦列駐車だか方向転換ををするよう指示されました。まさかここで!という感じでした。
もうおっかなびっくりで、もう一人の受講生が車内にいてとても恥ずかしい出来でした。とにかくぶつけないようにとそれだけ注意してなんとかかんとかクリア。

そして救命講習を受け、終わるころにはもう夕方近くで丸1日の講習でした。

その講習の中で講師の方がちょっと触れていましたが、私の通った管轄の免許センターの合格は確かに難しいと。学科試験からして難しい、確かそんなことをおっしゃっていました。ホントにあるんですかね?

講習も受講し、私は免許証の交付を受けるために久しぶりに免許センターを訪れました。手続きをすべて終え、待ちに待った新しい免許証がこの手に戻ってきました。

今免許証で確認すると交付年月日は平成29年4月12日となっています。仮免の試験を始めて受けたのが、その年の1月の終わり。
約2カ月半で私の免許再取得は完了しました。
総費用約6万円。

罰金ですでに30万円払っていますから、トータル36万円かかったことになります。もし教習所に通って再取得していたら、おおざっぱにいってトータルで60万円はかかっていたと思います。

途中でくじけそうにもなりましたが、なんとかAT車と原付バイクは乗れるまでになったのですがから十分です。

免許の再取得にあたって2つだけ気が付いたことを記します。
1つはネット利用について。もう一つは外国人についてです。

ネットの力(チカラ)

再取得にあたって、必要な情報、模擬試験などに関して書籍は1冊も購入しませんでした。
もうなんでもかんでもPCあるいはスマホを介してネットで調べ、利用しました。

免許取り消しについて、手続き全般、仮免許取得までのプロセス、本免許取得までのプロセス、運転技法などなど、電話で問い合わせの必要だった部分もありますが、知りたいことの9割以上はネットで得ました。

実生活で実際に試験場で免許を一発試験で取ったという方に出会い、詳しい話を聞くチャンスはそうないと思います。しかし、ネットでそういう方々のブログを拝見しとても役立ちました。

縦列駐車の操作方法までYou tubeにあるのですから、知りたいことがあったらまずは探してみることです。

外国人の多さ

多くの方は教習所で実技免除となるので、実技試験の待合室や試験の様子などは中々知ることはないと思います。

一発試験で受けに来る方の中には外国人が結構います。実技試験は受付で名前と国籍を書く用紙があるのですが、自分の名前を書くときにちらっと他の方々の名前を見ることがあります。その名簿にはカタカナのお名前も結構見受けられ、国籍はカンボジアやフィリピンなどの方が多かったでしょうか。

待合室ではそうした外国の方々が10人ほど一塊になって、順番を待っています。中に必ず、仕切っているような男性がいました。彼ら外国人がどういう経緯で教習所に来ているかはわかりませんが、試験の待合室では必ず一定数のいるのです。私も自分の前に運転する人が外国人でその方の運転を後部座席で体験しました。

日本に来る前に運転した経験があれば、教習所に通うより、早く安く免許を取得できる可能性はあります。(国際免許とかの制度については全くしらないので勘違いでしたらスミマセン。)

知らない世界

一発試験といえば、大型の自動二輪の免許がまだ教習所で取れなかった時代の言葉としか知りませんでした。当時一発試験でそれこそ10回チャレンジしても手に入れた大型自動二輪はライダーにとって勲章でした。

私は免許が取り消しとなり、再取得に向けてあれこれ取り組んだり、試したりしたことで今までぼんやりとしか知らなかったことをあれこれと体験することができました。決して輝かしい思い出ではありませんが。

この記事のその①を書き始めた頃、多分4、5回で終わるだっろうと思っていましたが、今回で12回目となりました。

関連するブログはいくらでもあると思います。でも、もしお読みくださっている方、もしくは身近な方が免許取り消しとなったり、一発試験での免許取得をすることになった時に、「あーそういえば、あんな記事読んだな」とすこしで役立てばと思いなんとか書き続けました。

お付き合いいただきありがとうございました!

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