このクソみたいな世界に愛をこめて

特にわけもなく光る画面に向かう.打鍵の感触のために軸にこだわったらしいが,そんなもの最初のうちだけしか気にしない.
過去を眺め,今の通り過ぎる時間を自覚し,その擦り切れる感覚だけが生を感じさせる.

``終わり''には匂いがある.誰にも言ったことがないが,多分理解もされないと思う.自分が朽ちることを受け入れざるを得ないとき,生ぬるい終末が香る.間の抜けた滅びが僕の身体を包んで,気が付いたらいなくなっている.

世界は僕に悪戯を仕掛けてくる.どこにでもいる世界が,僕の世界をかき乱して,そして軽く嘲って帰る.いずれ一つになる世界が,僕が世界と分かれたことをバカにする.
……そういう偶像を作っておくことにする.そっちの方が弱い僕には便利だから.

勢いあまってこんなに書いてしまった.いっぱい書きたいことはあるけれど,まぁいいや.
ついてきて.終わりが見えた人間はなんでもできるんだよ.死ぬまでは楽しませてあげるから.

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