鬼滅の刃

吾輩は世間の流行に疎い。

そして、少し嫌い。

自分の中の流行ぐらい、世間ではなく自分で決めるわっ!

俗に言う捻くれ者。

である。

幼き頃、みながビックリマンを漁っているのを横目に尻目に見ながら、少数精鋭(2人)で、ネクロスの要塞を集めては、よなよな布団の中で戦わせてみたり。(これがいつも同じ戦いの展開になる)(そしてそれで満足している吾輩がいたのである)

また、ドラゴンボールが流行っているのをジト目でハッキリとで眺めながら、7歳違いの兄貴の部屋にある漫画本、アキラ、コブラ、ナウシカ、るーみっくワールドなどをワクワクドキドキしながら隠れて読んだり。

こう聞くと、完全に暗いいじめられっ子である。

が、それと同時に吾輩にはピュアで単純バカな部分が割とある。(自分でピュアとか言う奴は大概ダーティ)

ランドセルを持って帰るのを家に帰るまで気づかなかったりするほどの、鼻垂れ小僧だったのである。(服の袖はいつもカピカピ)

スイミング教室に行くのが嫌で、時間に遅れようとして学校帰りをゆっくり歩きすぎてウンコを漏らしたり。(自分のあまりにも愚かさに笑うしかなかった)

自分以外の全ての人間はロボットかもしれん…って思ってみたり。(何の根拠もなしにガチで思ってた)

かなりの馬鹿である。

なので、特にいじめられず友達は少数ながらも愛してくれている友達に恵まれていたと思う。のである。


マクラが長くなったけど、タイトルは鬼滅の刃です。

大扇風機を回してる鬼滅の刃の漫画もアニメも全く見ずにいてる自分に、嫁様の度重なるキメハラにより、ついに映画を見に行ったきた。(ハラスメントなどとは全く思ってない。)(単なる夫婦の会話)

いざ腹を決めて映画館に行くと、時期や時間帯もあってか我ら夫婦のみ!貸切状態!

もちろんどセンターにドシンと腰を下ろし、足をドカッと組み、腕を両肘掛けにバスっと陣取った自分は、それはもう…

良い時間を過ごせました。

途中、あくびをする事10回程。貧乏ゆすりは5回ほど。誰もいない映画館の中をキョロキョロ見回したり、後ろを振り返って過ごすこと2時間。

隣からエグっ!エグっっ!っとゴン太くん(古い)の呼吸が聴こえてくると思ったら、嫁様はポロポロと涙を流してるではありませんか。

ニヤニヤしながら余裕をかましてると、ラストまさかの煉獄さんの母親の登場、台詞に。そして煉獄さんの表情を見て、もうったまらんっ!

自分の頬に暖かい涙を一雫。(というか割と泣いてた)


つまり、

何が言いたいかと言うと、

吾輩は流行が嫌いである。

と同時にピュアな単純バカなのでもある。
(ろくな奴じゃない)




読んでくれてありがとう。

少し心が燃えました。

また会いましょう。

それまでご自愛ください。



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