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抜歯矯正⓪

2024/06/22、遂に抜歯矯正をスタートした。
誰が興味あるねん、という感じだが、一先ずそれまでの経緯を残しておく。

抜歯矯正に至った経緯

小学生時代の矯正断念

わたしの歯並びの悪さは永久歯に生え変わりつつある段階で確定していた。
全ての乳歯が抜けきる前から既に歯並びが悪く出っ歯であると悟った母は、歯医者に矯正の相談をするためにわたしを連れていった。
何年生の頃かは覚えていない。

その時にまだ後1〜2本ほど乳歯が抜けきっていなかったことと、連れて行かれた歯医者で治療中に血だらけになったのが子供心にトラウマになり「あの歯医者には行きたくない」とわたしが言ったらしく(覚えていない)矯正しなかった。
なぜ乳歯が抜けきる前に矯正の相談に行ける行動力があって、セカンドオピニオンに他の歯医者へ行かなかったのか母に対しての謎である。

今思えばこのタイミングで矯正しておけば後々こんなに大変な思いはしていないと思う。

高校卒業時のセラミック矯正

正直なところ、自分では高校生になっても卒業が見えてきた頃になっても自分の歯並びの悪さを気にしていなかった。
そもそも歯並びが悪いからどうの、という感覚がなかった。
身近に歯並びを気にしていたり、歯列矯正をしている人がいなかったからかもしれない。

しかし、母が「女の子だからこの歯並びではかわいそう」と言い、高校卒業後〜専門学校入学までの期間でセラミック矯正を行うことになった。
わたし本人としては「まあ、母が言ってるならやっといた方が良いかも」ぐらい感覚で言われるがまま拒否もせずだった。
しかも京都に住みながら神奈川県にある何やら芸能人も来ているような有名(らしい)な歯医者へ。

セラミック矯正なので、自分の歯を削ってセラミックの歯を上からはめて並びをキレイに見せる。
その施術内容も当日歯が削られるまでよく分かっていなかったので、削られた歯を見てショックだった。
当日にはセラミックの歯を入れてくれたので2〜3時間程度の間だったのだが、例えるならバカボンのレレレのおじさんみたいな状態。

下の歯は触っていないので実際はこんなではない。

結果としてこの後10年以上セラミック矯正の歯でいることになるのだが、並びはキレイだが歯茎部分の骨格は変わらないのでガタガタの出っ歯からキレイに並んだ出っ歯に変わっただけだった。
ただ、キレイに並んだだけあって歯並びが悪いという印象はなくなっていたと思う。

コロナ禍でのインビザライン

コロナ禍でマスクを着けることが増えて口元へ対して完全に安心しきっていた。
少し遅れて、SNSでのルッキズムに対する投稿を目にすることもかなり増えていった。
ルッキズムだけでなくても美容やメイク・ダイエットなど、これらの発信を意図せず見ることが圧倒的に増えた。

薄々前から感じでいたが、やっぱり自分の歯は出っ歯なのだ。
マスクを外した時が辛い。

メンテナンスで歯医者に行った際、先生とセラミック矯正で入れたセラミックの歯と歯茎部分に隙間が出来てきているという話題になった。
10年以上も経てば多少の歯茎下がりもあると思う。
確かに自分でもよく見ると隙間があるのが気になっていたし、セラミックの歯を作り直した方が良いということなのでその方向で進める。
良い機会なので、と思い「もし矯正を今後するならセラミックの歯を作り直した後でも出来ますか?」と先生に聞くと、出来なくはないがかなり大変になるから先に矯正した方が良いとのこと。
思わぬ展開だったが「先生がそう言うなら・・・」と先に矯正をすることになった。

その際に自分が無知過ぎたのが良くなかった。
通っている歯医者はインビザライン推しの歯医者だったのだが、インビザラインはあくまでも歯並びしか良くならないものだった。

抜歯矯正へ

インビザラインを初めてもうすぐ2年ほど、マウスピースの数も終わりに近くなった。

「これ無理じゃない?」

あと5個のマウスピースで終了予定だが、どう考えても5個程度では出っ歯は治らない気しかしない。
通院時に先生に「これって引っ込まなくないですか?」と聞いたところ、歯茎の突出を引っ込めるには歯を抜かないとダメとのこと・・・

いやいや、2年前にそれを言ってくれ。
そもそもインビザラインを開始する前に何度か先生と話していたが、なーんかしっくり来ない感がずっと残っていた。
そもそも矯正専門医ではないので、シュミレーションなどもなかったのでレントゲン写真と口頭説明のみ。
本当にこんなので出っ歯は治るのか?と思っていたが案の定2年間が無駄になってしまった。
これに関しては紙面での資料などを全く用意してくれなかった歯医者側も良くない部分があるが、他の歯医者と比較したり調べたりという頭が当時の自分になかったところもある。

再度「いや、わたしは何より出っ歯を治したい」という旨を伝えて、ようやく抜歯矯正をすることになった。
幸い矯正費用の追加はないとのことだったのでそこは有り難かった。

長くなるので端折ったが、インビザライン矯正をするにあたって、セラミック矯正の部分を一時的に元の歯(矯正前の自分の歯)に近い歯並びの仮歯にしていた。
つまり2年間前歯がガタガタだった。
先生曰く、歯茎の突出は治らないが、インビザラインで歯並びを整えた後にセラミックで新しく歯を作るのでそのデザインで出っ歯の印象を抑える方向で進めていたらしい。
その説明をもっと最初からしっかりとしておいてほしかった・・・

とは言え、過ぎた時間はもう戻らない。
ついに抜歯矯正を行うことになった。


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