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つくること

小さい頃から絵を書くことが好きだった。
小4でPhotoshopを触りだし、未だに実家の年賀状のイラストを描くのは私の役目。マウスで描くには限界があったPhotoshopからIllutratorのベジェを経て今は娘のイラストをiPadとApple pencilで描いている。絵を描くよりはデザインソフトを使ってデザインを作る方が今は好きだけど、年賀状は毎年みんな楽しみにしてくれているからなかなか引退ができない。笑

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専業主婦でありながら、自宅でトールペイント教室を開いている母。父はSEで物心ついた頃から家にはMacのパソコンがあった。
そういった当たり前にあった環境が私のルーツになっている。


ゾゾピでファン300人

ものをつくるということは私にとって欠かせないことだった。
グラフィックデザインを専攻し制作活動に明け暮れた大学生活のあと、社会人になり、クリエイティブとはかけ離れた営業事務として働く中でも趣味として制作活動はずっと続けていた。当時ZOZOTOWNのSNSコミュニティでZOZOPEOPLE(通称ゾゾピ)というものがあり、そこで制作したものを発信していた。

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「ZOZOPEOPLE(ゾゾピープル)」は、「ヒト(人)」「コト(日記)」「モノ(アイテム)」に特化した情報発信サイトとして、2008年の12月に開始したサービス。2014年にサービス終了、WEARへと移行された。

紙ものが大好きで海外のかわいいデザインの包装紙や古切手、レースペーパーなんかを夢中で集めたり、イラレでアンティーク風にわざと汚れやしみのついたような加工をほどこした素材を作って印刷し、それらを使ってコラージュしたカードを友人の誕生日にプレゼントしていた。結婚式のウェルカムボードもいくつか依頼された。

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その制作工程を写真を交えてゾゾピの日記に載せてみたところ、いつの間にかファンが300人を超えていた。全く知らない方たちとネット上で仲良くなり、
【人数限定】~コラージュで作ったお手紙交換会~みたいなものを募ったところすぐに定員となったり、当時私は今で言うプチバズっていたのかも?笑


コラージュ作品が書籍に掲載される

そこで発信していたことがきっかけで、編集者の方からお声がけいただき、こんな素敵な本に作品を掲載していただくことに。
■コラージュ for ガールズ―女の子のための、等身大のコラージュ・スタイルブック

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娘がお腹にいる時だったので残された自由時間で全力で取り組んだ。かわいいモデルさんやクリエイターさんに交じって恐縮ながら私自身の紹介ページもある。妊婦だったので人生最高にデブだったのと結婚していた時の名字で出てしまったことが悔やまれる。笑


ミサンガが書籍に掲載される

ゾゾピも終了し、コラージュ熱が冷めると今度はなぜかミサンガを作り始めた。好奇心旺盛、興味を持ったものはとことん掘り下げるタイプ。YOUTUBEで編み方を研究しビジューを縫い付けミンネで販売してみるといくつか売れました。

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するとまたしても編集者の方からミンネでメッセージが届き、書籍に載せていただけることに。超短納期だったので会社に持っていきお昼休みに編んだり大変だったが、送られてきたカンプを見ると自分の作品が結構採用されていたので嬉しかった。達成感。
■自分でつくる とっておきの ビジューミサンガ&ブレスレット

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活動停止期間

そんなプチバズ(といっていいのか分からないが)を経験したにも関わらず、子育てと仕事の両立で私の体力は限界となり私の制作活動は停止。平日は子供と一緒に寝落ち、休日はたまに友人たちと遊ぶか、歯医者、ヨガ、接骨院のメンテナンスで終わるルーティン。忙しい、疲れてるを言い訳に何もせず時が過ぎ、気付けば小一の壁問題が迫ってきていた。


気付き

これからの働き方を見直すうちに、初回の記事にも書いた通りもう一度クリエイティブな方面へ挑戦してみたいと思うように。ふと20代の自分はこんなことやってたんだなぁと思い出し今回の記事を書いてみた。当時の私は欲もなく、書籍に載るというビッグチャンスを2回も経験したにも関わらず近しい友人にさえあまり大々的には知らせなかった。なんというか、恥ずかしかった。自分をアピールするということが。

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だけど今の若者たちはすごい。SNSをうまく使ってどんどんチャンスを自らつかみに行っている。そんな時代の風潮すら、会社と保育園と家の往復でくたくたのワーママの耳には入ってこなかった。今回SHEに入会して新しい世界へ一歩踏み込んだことがきっかけでこの気付きがあった。


インプットとアウトプット

そうした気付きにより、今私は様々なことを吸収しインプットしていますが同時にアウトプットもしていかないと、と焦りも感じます。いろんなものに手を出してきた私ですが今はWebデザイナーになりたい!と勉強に励んでいます。自分にできることは何か。人生の意味。私の価値。この少しの器用を与えられた手のひらから何を生み出せるのか。ようやく自分自身と真剣に向き合うときがきた。

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