見出し画像

明日は明日の風が吹く

人生100年時代とかなんとか言っても、自分たちが80歳になった頃に果たして100年時代でしょうか?

誰も答えられないはずです。
もしかしたら、120年時代になっているかもしれないし、逆に80年時代に戻っているかもしません。
どのように動くかを予測している研究もあるでしょうが、本当のところは、その時になってみないと分かりませんね。

社会に確からしいものは何もない

今は昔のように普通に(?)暮らしていれば安らかに過ごせるというような時代ではありません。
戦争病気の流行環境や食糧の問題など、様々な社会不安があって、無くすことが非常に難しいものばかりです。
いつ自分や家族が巻き込まれるかもしれない。巻き込まれたら自力では脱出できないし、他人の力も頼りになるかどうか分からない。せっせと税金を納めているこの国が、それらの解決を保証してはくれない。

雇用不安もあって、いつ会社を追い出されるか分からない。会社もどうなるか分からない。一人で仕事を始めれば、自分を安心させてくれる仕組みは自分で作らないといけない。

個人も、組織も、自分たちを守ることで精いっぱいで、他人のことまで考える余裕さえなかったりします。非常時になればますますその傾向は強くなるでしょう。

長期計画は全く非現実的

こんな時代に、長期に渡る計画を立てても、その通り行く確率は極めて低いです。せいぜい5年先ぐらいまでしか、計画はできないでしょう。
とりあえずお金は沢山持っておいた方がいい、という考え方も、今は異議を唱える人が少なくありません。持っていてもタダの紙切れになると言う人もいます。

どうしたらいいか分からないときは今を見つめる

過去を振り返っても参考にならないくらい、世の中の前提や、価値観が変わってしまいました。
そんな時は、静かに今を見つめるしかないでしょうね。

今やろうとしていること、今やっていることなども、あと1ヶ月ぐらいは前提が崩れることは無いだろうと思えば、考える猶予は1ヶ月あります。
その1ヶ月を過ごしながら、次の過ごし方を考えるのです。

意義を見出して素直に取り組むこと

何かをした成果は、少し後からやってきます。
いま真剣に取り組んだものは、なんらかの成果を後でもたらしてくれます。
何もせず呆然としていれば、成果も期待できません。
投げやりになれば、神様に見放されます。

もし、自分は頑張っていると自覚する人なら、いまの生き方になんらかの意義を見出せるでしょうし、必ず意義はあるのです。
頑張っているものが無意味だということはあり得ないし、うまくいかなくても、それはギアに油が回っていないだけだと考える方が正しい受け止め方だと思います。

明日は明日の風が吹く

先のことなんて、本当は誰にも分からないのです。
なんとなく今までうまく行ってた人が、これからもうまく行くだろうと想像する程度の未来でしかありません。

運というのは気まぐれです。
どんなに自分がハッピーになりたいと思っても、相手が悪かったり、風向きが悪かったり、タイミングが悪かったりすると、なれない。悪いことが重なって身動き取れなくなる場合もあります。

けれど、どれか一つが好転した瞬間に、他のものが連鎖的に好転して全てがうまくいくということもあるのです。
最悪の状態が訪れるのとほぼ同じ確率で、必ずといっていいほど訪れるラッキーな瞬間。

その幸運を自分のものにするだけのパワーとテクニックと瞬発力を、今この時に身につけることを考え実行すれば、気まぐれな明日の風の中でも怯まずに進むことができるでしょう。
運全体のアベレージも上がっていくことと思います。

自分に自信が付くようなことを如何にやるか、ということだけが今の自分に与えられた課題だと思いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?