マガジンのカバー画像

洋楽 AOR / Adult Contemporary

102
AORとアダルトコンテンポラリーのマガジン。個人的な認識だとロック寄りを AOR 、R&B・ジャズ寄りを Adult Contemporary だと考えています。
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

ロックテイストのAOR - Van Zant

AORはロックじゃないか、当たり前だろ。 と言われそうだけど、AORに関しても一体どういうのが本当のAORなの?と思うほど多岐に渡っているんですよね。 僕は楽器演奏できないのでその面からの判断って全然できないんです。単に電子楽器使ってて大人な雰囲気のものをAORというんだろうぐらいにしか。 あとは曲そのものを聴いて感じた一貫性や、アーチストで判断する感じなのです。 日本で人気のある有名なアーチスト、例えば Bobby Caldwell なども代表的なAORと言われますが、あ

Eagles "Love Will Keep Us Alive"

イーグルスというと "Hotel California" や "Desperado" の渋いイメージがあったし、ほぼそのぐらいしか知らなかったけれど、中にはゆったりとしたAORな雰囲気の曲もあるんですよね。 今日は休日でもありますが、休日の朝に似合いそうなのんびりした曲2つを紹介します。 New Kid in Townシングル "Hotel California" の一年前に発表された曲で、アルバム "Hotel California" に入っています。 名曲として知られ

Christopher Cross & Phil Collins

個人的に、クリストファー・クロスとフィル・コリンズをよく間違えるんですよね。なんでですかね。 ヒットしていた時期が一緒っていうのと、声のトーンが似てるっていうあたりでしょうか。曲の感じはクリストファーの方がきれいな感じかな。フィルコリンズは安定感がありますね。 洋楽知らずのシティポップ好きでも、この二人は知ってました。80年代はひたすら掛かってたんじゃないかな。 Christopher CrossArthur's Theme All Right Sailing Ph

Average White Band "Whatcha' Gonna Do For Me"

もともと洋楽ファンじゃなかったので、純粋に洋楽を評価してコメントするほどの知識も体験もありません。 なのでどうしても日本やJPOPと絡めて話をすることになります。 この曲は、角松敏生の "I MUST CHANGE MY LIFE & LOVE FOR ME" のおそらく元になった曲だと思います。ていうかまんまですね。 こちらの記事 にも紹介していて、盆踊りのリズムを取り入れて名曲に仕上がっていると書いていますが、実はほとんど "Whatcha' Gonna Do For

Bill Champlin "Gotta Get Back To Love"

前の記事でカバーした曲を紹介しました。 ビル・チャンプリンは「シカゴ」のメンバーだったんだそうですね。どんな方か知らないですけど、この2曲を聴く限り、朗らかで優しい人なのかなあという印象を持ちます。 いくつか聴いて見たわけですが、正直なところ他の曲は特別そう良いとは感じませんでした。聴き込めていないかも知れないですけど。 AORアーチストもWest Coastも、どれもが良いという訳ではなくて、1、2曲ぐらいいい曲があるのが普通みたいです。僕の場合は。

Bill Champlin "Memories Of Her"

あなたにとっての「良い思い出」って、楽しいですか?切ないですか? いきなり問いかけますが、なんでこんなことを言うかというと、この曲を聴くと分かるかな?わかんねーだろうなー♪(古いギャグです) ビル・チャンプリンのこの曲は、サザンオールスターズの「Ya Ya (あの時代を忘れない) 」のカバーなんです。 サザンのYaYaは、僕も大好きな曲で、仲間のことを思い出してしみじみする歌なんです。聴くと自分の学生時代にフラッシュバックして切なくなったりするんですよね。 「もうあの頃

Sade "Nothing Can Come Between Us"

シャーデーは以前はCDとかお店のBGMでしか聴いたことがなかったんですが、YouTubeの公式ビデオを見たらもっとずっとクールで引き込まれました。特に2011年のライブの映像はステージのデザインが素敵で、それだけでも見る価値があると思いました。 というわけで、今回もサラッと行きます。 1988年の映像から。 タイトルがちょっと寂しい😥 けどいいです。この感じはずっと聴ける。

Marty Balin "Hearts"

「ハート悲しく」という邦題がついています。1981年に発表された曲。 妙に既視感あったので調べたらCMで使われていたらしくて日本でヒットしたとのこと。 他の曲じゃなくてこの曲がいいと素直に思えるのは、自分が日本人だからなのでしょうか。この曲だけ別物のように聴こえますが。 遠いところにドライブして、その旅の途中で聴いたら最高だろうなと思うようなロマンチシズムを感じる曲ですね。 自分は切な系AORが好きなのはいいけど、続けて聴いているとなんか本当に悲しくなってきて文字通りハー

George Benson "Nothing's Gonna Change My Love for You"

二年ほど前の夕方に、近所の河川敷でサックスを練習している若者がいて、何か聴き覚えがある曲だなと思ったらジョージ・ベンソンの "Nothing's Gonna Change My Love for You" でした。 松の木立の間に差す橙色の陽の光とサックスの音色に、しみじみと心を打たれました。 いい曲です。 そして若者がこれを演奏しているということの感動も加わりました。 いい曲はいつまでも存在し続けるのですね。 そういう音楽が本来の「名曲」なのでしょう。 この曲は、発表

The Dukes "Mystery Girl"

きょうは暇なので(汗)暇に任せてひたすら記事を書いています。悲しい。 メロウです。 こういう曲を「メロウ」ってよく言うんですが、なんなんですか!?っていう感じですよね。 Wikipediaにはこのように書かれています。 わかりません。全くわかりません。。 勘弁してくれって感じですが。 僕的な解釈で言えば・・「エモい」が近いかな。エモいという言葉が無かったら他にどんな言い換えができるのでしょう?いいや、出来ない。(係り結び) The DukesイギリスのAORユニット

J.D. Souther "You're Only Lonely"

波の数だけ抱きしめて90年代の初めに「波の数だけ抱きしめて」(以下、波数)という映画(邦画)がありました。当時人気があったホイチョイ・プロダクションが制作したもので、「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」と共にホイチョイ三部作と呼ばれている映画です。 以前 Boz Scaggs を紹介したときに映画「なんとなく、クリスタル」の話をしましたが、それと同様に、洋楽が全面的にサントラに使われた映画の一つです。 この波数のサントラの中で唯一、J.D. Southerの

Young Gun Silver Fox "You Can Feel It"

80年代を中心にAORを勉強していて、West Coast AOR というものにも遭遇しました。ウェストコーストって行ったことないけど (というか海外に行ったことがない自分) 話に聞くところによれば、明るくて自由な雰囲気のある若々しいエリアだと認識しています。80年代はLA(ロサンゼルス)が大流行しました。(東は NY) West Coast AOR を聴いていると、自分の好きな感じの曲が多いです。それで(どれが有名かも知らないけど)有名無名に関わらず聴いていって「これっ!