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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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2024年7月の記事一覧

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角松敏生 SEA LINE "RIE"

1987年リリース・1st インストゥメンタル・アルバム "SEA IS A LADY" 収録曲 CM曲 きわめて夏イメージ。 以前も書いたけど、70〜80年代は冷夏だったらしく、今よりだいぶ涼しかった印象がある。今のような暑苦しい夏にはサザンのほうがマッチするね。 "SEA IS A LADY" は当時はレーザーディスク版もあったらしい。 この頃に友達がよくクルマで角松敏生をかけていて、初めて存在を知ったが、この曲は知らなかった。 "SEA LINE" を聴いていると、なんか小林克也の声が聴こえてくるような気がするけど、そういうバージョンはなかったですよね(?)

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サザンオールスターズ "そんなヒロシに騙されて"

1983年リリースアルバム "綺麗" 収録曲 サザンのオフィシャル動画だけど、4年前に存在していたもよう。 「鎌倉物語」もそうだけど、原坊のボーカルを聴くと街や時代の空気を感じる。なんでだろう? この曲はベンチャーズっぽく仕上げられているので、自分のなかでは70年代と80年代のイメージが交錯する。レトロの二乗みたいな感じだ。 あと「綺麗」は当時そんなに注目されないアルバムだったと思うが、自分は結構、気に入って聴いていた。「マチルダBABY」「NEVER FALL IN LOVE AGAIN」「サラ・ジェーン」「EMANON」「旅姿六人衆」などが好き。(全部いきそう)

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佐野元春 "ヤングブラッズ" with The Heartland

1985年シングルリリース 1986年リリースアルバム "Café Bohemia" 収録曲 ついにオフィシャルに「ヤングブラッズ」がアップされた。 このミュージックビデオはMTVに影響を受けて制作したとのこと。 自分の記憶では'86年に聴いていたはずだが、No Damage Ⅱ('92年)で聴いていたと思い込んでいた。カフェ・ボヘミアをレンタルしていたのかもしれない。 うーん・・時が経つと分からなくなるものだね。 /冷たい夜にさよなら  争うばかりじゃ 人は悲しすぎる/

note で紹介している洋楽について

私は note でときどき洋楽をシェアして紹介しています。 マガジンとしてはこのあたりや、 このあたりや、 このあたりに分類しています。 AORが好きなので、だいたいその周辺や、アダルト・コンテンポラリーの楽曲を紹介することが多いですね。 AORのなかではアメリカ西海岸(West Coast)系の感じが好きです。 AORはアメリカでは「ロック」の一部で、日本の人々が思っているよりロック志向が強いと思いますが、私も聴いているうちにロック色の強いものも好きになりました。

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大瀧詠一 "探偵物語"

作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 編曲:井上鑑 1983年の角川映画「探偵物語」の主題歌として薬師丸ひろ子が歌唱 このバージョンは2016年にリリースされたセルフカバーアルバム "DEBUT AGAIN" に収録されたもの 歌手に提供していた曲が収められている。 https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/eiichiohtaki/debutagain/ 大瀧詠一のアルバムは持っていないし、まとめて聴いたこともないと思うけど、楽曲は結構、知っている。 CMその他で聴いていたイメージが強いが、あの頃の他のミュージシャンのようにいつ頃ブレイクしていたとかいうことが明確に思い出せない人。 気がつくと大瀧詠一の歌があちこちに存在していた。 亡くなったときに驚いたことは覚えている。なんともいえない気持ちになった。

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オフコース "時に愛は"

作詞・作曲 : 小田和正 編曲 : オフコース 1980年リリースアルバム "We are" 収録曲 その後、同年シングルカット インスタに上げた過去写真で学生時代のことを思い出し、BGMを探していてこの曲にたどり着いた。 勝手な印象かもしれないが、かつての学生街と学生の日常には似合う曲だと思う。 大学生といえば「フォーク」のイメージがあった時代がある。 髪を長くしたジーンズ姿、そして学生運動をしていた人々はヘルメット姿。 しかし自分が進学した頃にはそういう文化は無くなりつつあり、サザンの時代になっていた。つまり「ニューミュージック」そして80年代アイドルの時代。 キャンパスは大学生の遊び場のように捉えられていた時期もある。 その頃はオフコースもユーミンもニューミュージックに分類されていたが、いま振り返るとオフコースはロックやAORに近かったような気がする。 (注)ニューミュージックは音楽ジャンルではない 「時に愛は」は、そんな時代の変わり目に生まれてきた楽曲だった。 時に愛は力尽きて 崩れ落ちて行くように見えても 愛はやがて二人を 優しく抱いてゆく

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杉山清貴 "REALTIME TO PARADISE"

作詞:大津あきら 作曲:杉山清貴 編曲:佐藤準 1987年リリースの同名アルバムの1曲目 蒼い線描く 雲の斜面を今 陽が昇る 夢に迷う度 僕たちの自由は翳るけど 海のガレージを飛び出して 夜明けを突き抜けてく VAPのオフィシャル動画のクオリティがやや残念だけど、音源をちゃんと聴けば没入感は最高の楽曲。 オメガトライブはシティポップブームでリマスターやLPが発売されたが、この辺りはオメガではないから放置されている感じ。 シティポップブームも冷めてきている感じはあるけど、自分はずーっと杉山清貴を聴いてきているからとくに変化はない。 といっても限られた楽曲を何回も何回も何回も何回も何回も!!聴いている感じである。ファンクラブに入っているわけではない。 "REALTIME TO PARADISE" を聴くと海沿いに佇んでいる感じがして、とくにイントロから没入感がある。 イメージ的にはピーカンではなく、雨が降りそうな曇り空。湿った潮風が吹きつける道を走り抜ける感じだ。 80年代のことは忘れたことがない。思い出が詰まっている。 常にそこに回帰しているから、日常が80年代なのである。 他の80年代フリークにはそれぞれの世界があると思うが、自分の80年代はだいたいこの辺りを中心に渦巻いている。 楽曲を聴くたび、今の時代のことは忘れてしまう。ほとんどタイムスリップとフラッシュバックの世界だ。 そうそう、フラッシュバックというのは映像表現から来ていて、昔は単に回想シーンだったと記憶しているが、現在はPTSDの症状のように言われている。

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Gloria Estefan & Miami Sound Machine "Anything for You"

1987年リリースアルバム "Let It Loose" 収録曲 1988年シングルリリース いい感じ。80年代の夕暮れに聴きたい。 グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンといえば例の激しいやつしか知らない感じなのだが、こんな素敵な曲があるんだなと。なんとなく聴いた覚えのあるような、ないような。 しょっちゅう書いているが「80年代になんで洋楽を聴かなかったのか??」というのがかなり大きな後悔である。聴いていれば今はもっと豊かな毎日になっていたはずだ。 (・・・JPOPが良すぎたということにしておく) とはいえ、FMラジオ、TVCM、ドラマ、映画、カフェバー、ディスコなどで日常的に耳にしていた洋楽80sだから、聴いていないのに懐かしい。 今回とてもナイスなYouTubeプレイリストを見つけた。 おそらくMTVを見ていたような人には、おなじみのミュージックビデオばかりだと思う。 https://youtube.com/playlist?list=PL8NVbI3ifBL8seMBRQHwwhhyFqMDTDHAt&si=cmioWYPZ1jt7WfRg

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プリンセス プリンセス "Diamonds"

作詞:中山加奈子 作曲:奥居香 編曲:PRINCESS PRINCESS 1989年シングルリリース ミュージックビデオは基本、湘南ロケ。 公衆電話/レコード/アナログテレビ/鎌倉高校前/きっぷ切りの駅員・・ プリプリの音楽を当時とくに注視していなかったけれど、いま振り返ると貴重なレガシーだ。80年代の素敵な空気感がエモすぎるね。ダイアモンドだね! 先日、NHKに奥居香さんが違う名字で出ていて最初、気づかなかった。 "Diamonds" は心肺蘇生のときにテンポがピッタリだということで有名。 (有名かな?みなさん知ってます?)