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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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2023年10月の記事一覧

再生

杉山清貴 "long time ago"

作詞:松井五郎 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠 1986年リリースアルバム "beyond..." 収録曲 杉山清貴&オメガトライブは林哲司の世界でシティポップそのものだったが、独立したあとは杉山清貴の世界に入っていった。この曲などはAORと言ってよいのでは?と思うような雰囲気がある。 "beyond..." ではやはり80年代の透明感が際立っていて、オメガトライブ的な要素もあったように感じるが、徐々にそれは変化していった。 近頃の日本のポップス・ロックには遠い過去を振り返るような楽曲が少ないように思う。例を挙げてと言われても挙げられない。 楽曲の世界から「人生の1ページ」のようなストーリー性が無くなったと感じるのは自分だけだろうか。

再生

浜田省吾 "BLOOD LINE"

1988年リリースアルバム "FATHER'S SON" 収録曲 "FATHER'S SON" が発売されて初めて聴いたとき、1曲目がこれで鳥肌が立った。 浜田省吾のロックが炸裂したと思った。 "FATHER'S SON" の楽曲はどれも素晴らしく、今でもしっかり聴くに耐える。 1991年の "EDGE OF THE KNIFE" までのアルバムはほとんど聴いたが、個人的に "BLOOD LINE" が最高ランクにあると思う。これ以上にクールなロックナンバーは他にないような気がしている。 自分がロックミュージシャンだったとしたら、絶対カバーしているナンバー。

解体されるビルと共に解体される思い出

たしか一昨日、なにげに六本木の街歩き動画を見ていたら、ロアビルに灯りが点いていないことに気づいた。 中は真っ暗だった。 なにやら工事の養生のようなものが見えた。 きょうのローカル番組では、梅田のマルビルにあったディスコの思い出について語っている人がいた。 ディスコの経営者だった人らしい。 僕らのエモい思い出も、ビルの解体と共に解体されてしまうのか。 街の風景が変わり、面影もなくなったあとは、限られた動画と古い写真でしか確認できなくなってしまう。 僕らの青春が存在したかど

秋の日の 野望渦巻く この世界 我いにしえの 夢に興じる

SNSの喧騒を離れて・・

最近思っていること。 SNSは本当にざわざわしている。 とくに X は。 あそこにいると、さまざまな思いが浮かび、 投げかけ、問いかけ、 そして自分が放った言葉の余韻が頭に残って、ずっと気になる。 他人が放つ、無責任で、汚い言葉の数々を、 いつの間にか目で追っている自分がいる。 雰囲気に飲まれる。 あの街に暮らしていてよいのか?という気持ちがずっとある。 どんな友達がいる? どんな仕事があった? どんな笑顔が見られた? 10年ぐらい前は、あの街にも何かポジティブな空

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カルロス・トシキ&オメガトライブ "1000 Love Songs"

作詞:田口俊 作曲:Carlos,Toshi,Shinji 編曲:新川博 1989年リリースアルバム "be yourself" 収録曲 このアルバムは聴いたことがなかったが、素敵な曲がある。 この曲はとてもよい。 Wikipedia によれば、AORに分類されている。シティポップだと言いにくくなるね💦 カルロス・トシキの声は、なんとなく大江千里に雰囲気が似ている。80年代の空気を感じさせる声だ。