JAL Agriport〜航空会社が農業事業?〜
こんにちは。
今年も残りわずかとなり、この時期には1年の短さを改めて感じます。
やり残したことがないように、日々を大切に過ごしていきたいものです。
さて、先日は「JAL Agriport株式会社」様が運営する体験農園施設やレストランへ行ってきました!
「農と食」に関わる出展の形を探るべく、横浜から日本の空の玄関口・成田へ向かい、施設を見学させていただきました。
JAL Agriport~農業を通じた地域振興~
「JAL Agriport株式会社」様は、「日本航空株式会社(JAL)」様と、「株式会社和郷」様の共同出資会社です。国内外の多彩なネットワークを有する「JAL」様と、農業に関する知見・ノウハウを有する「和郷」様が、両社の強みを活かし、千葉県成田市での観光農園運営やプライベートブランド商品の販売をはじめとしたサービスを提供しています。
ヒアリングでは、農業の6次産業化への参画により成田近郊の地域振興を目指し、国内外のお客さまへ地元食材の魅力を発信することで、お世話になっている成田近郊の方々へ恩返しをしたいという想いも込められていると伺うことができました。
果樹・野菜の収穫体験(STRAWBERRY PORT ICHIGONOMI)
「STRAWBERRY PORT ICHIGONOMI」は、その名のとおり、いちご狩りを行えるほか、年間を通して様々な果物・野菜を収穫できる農園です(12月~5月:いちご、6月~7月:ブルーベリー、8月~9月:ぶどう、10月~11月:さつまいも)。
空港を彷彿させるカウンターや通路があり、なんと5,000㎡もの広大な施設となっています!また、通路幅や柵の高さは、車いすやベビーカーが通れるように工夫されていて、様々な方が利用しやすいつくりになっていました。園芸博においても、ユニバーサルデザインの視点は重要になりますので、非常に参考になりました。
私たちが訪問した時には緑色のいちごも多かったのですが、いちご狩りがスタートする来年1月には甘くて美味しいいちごにしっかり育っているのだと思うと、また行きたくなります・・・!こうした収穫体験施設は、農の魅力を実感できる貴重な場であると改めて感じました。
年会費型体験農園
さつまいも・なす・ピーマンなどの野菜やいちごなどの苗植えから収穫までを体験できる農園です。農園スタッフの方々が日々管理されているため、自身で頻繁に耕作する必要はなく、シーズンに合わせて収穫を行うことができるようです。
古民家風レストラン「DINING PORT 御料鶴」
敷地の中には古民家風レストラン「DINING PORT御料鶴」があります。
自社農園栽培の果物や成田市周辺9市町の農産物を中心とした食事を楽しむことができ、地産地消に取り組んでいるレストランです。
窓からは成田空港を離発着する飛行機が見えるんです🛩
「御料鶴」の外観は畑の中に佇む民家そのものです。店内は木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気でした。広々としたお庭ではバーベキュー(予約制)も楽しめます!
ロゴマークはJALさんならではの“鶴”と“日の丸”の組み合わせで「和」の感じが出ています。
お食事は、成田市周辺9市町の名産を一度に味わえる、人気メニューの「御料鶴御膳」や空港ラウンジで評判の高い「JAL特製オリジナルビーフカレー」、機内食そのままの「御料鶴でフライト気分」など、バラエティ豊かです。
ドリンクメニューも、オリジナル焼酎「鶴空」や機内サービスでふるまわれる「スカイタイム」など、とことんJALを味わえます。
プライベートブランド商品
「JAL Agriport株式会社」様でのお楽しみは、農・食だけではありません!自社農園で育てた農作物を使用したオリジナル商品が販売されています。
千葉県産のさつま芋「紅はるか・紅あずま」を原料に、福岡県の蔵元「喜多屋」で蒸留したこだわりの芋焼酎「鶴空」やスナック菓子、スイーツも味わえます。
・本格芋焼酎「鶴空」
自社農園をはじめとする成田市近隣農家から収穫されたさつまいもを使用しているとのことで、JAL国際線・ビジネスクラスやラウンジにて提供されているようです。
今回、「鶴空」をいただいてきましたが、フルーティーで大変美味しく飲みやすいです!
余談ですが・・・スタッフさんのひとりは、チョコレートと共にほぼ毎晩味わっているそうですよ笑
本格芋焼酎「鶴空」は、紅白のラベルで年末年始のご挨拶用にピッタリですね。こちら↓から購入できるようです!
・いもけんぴ・いもちっぷ
こちらも自社農園で栽培されたさつまいもが原材料の一部に使用されており、JAL機内で提供される「オニオンコンソメスープ」で味付けしたものなど、様々な種類が販売されています。
「鶴空」のお共におすすめです。
・いちごとチーズのマリアージュ
自社農園で育てられたいちごが使用されており、客室乗務員の方が開発に携わった商品だそうです。国内外の乗務生活で養った感性や知見を基に開発されたと伺い、こだわりを感じました。
おまけ:成田空港の雰囲気
成田空港はクリスマスの華やかな雰囲気に包まれており、到着ロビーには外国人観光客の方々の姿も見られ、少しずつ活気が戻っているんだなと実感しました。
国際園芸博覧会を目的として多くの方々に日本へ来ていただくために、2027年に向けて魅力的な会場づくりをしていこう!と改めて心に誓いました。