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#大阪・関西万博

2025年大阪での万博開催が決まった。
会 期 2025年5月3日~11月3日
開催地 大阪府大阪市夢洲地区
テーマ いのち輝く未来社会のデザイン
Designing Future Society for Our Lives
サブテーマ 多様で心身共に健康な生き方、
持続可能な社会・経済システム
想定入場者数 約2,800万人

こういうイベントは必ず「開催の意味・意義が感じられない」「今時万博によって経済効果は期待できない」云々といった批判がでるが、愛知万博のど真ん中に居た私の意見は「日本での万博の開催は意味意義もあるし、経済効果も必ずある」と自信をもって言いたい。愛知万博開催の前にも同じような反対意見が多く、協会内でも「入場者数が期待できないでは?」という危惧もあった。しかし蓋を開けてみれば最終入場者数2千2百万人と予想を遥かに上回った。経済効果も協会が公表したデータでは「経済効果(生産誘発額)規模約7兆7千億円、約45万人の雇用創出」となっており、肌感覚でも景気が良かった記憶がある。セントレア中部国際空港も愛知万博を契機に基幹国際空港の地位を確立したと思う。

2025年の万博はロシア・エカテリンブルグ、アゼルバイジャン・バクー。フランス・パリの3か国と開催地を争い、まずパリが辞退、残りの3か国でのBIE決選投票となった。私は2017年のアスタナ万博訪問中している間に会った万博関係者(政府代表含む)に、開催地についてのコメント大阪開催の支援をお願いしたが、「愛知万博は良かった。やっぱり日本の運営体制はしっかりしていて信頼できる」「出展準備や期間中のパビリオン運営を考えると、何事もスムーズにできる日本の方が楽」「出展国スタッフに対する愛知の地域でももてなし、支援、サポートが良かった」、だから大阪開催を支持したいというコメントが多かった。

 ところで大阪の万博誘致活動では「1970年の万博を成功させた大阪へ再び」という事を全面に出して各国に支持を呼びかけていて、「2005年の愛知万博を成功させた日本へ再び」というアプローチは全く無かった。しかし万博関係者の中で1970年の万博に関与して人がいる筈もなく、多くの万博関係者にとっては、「2005年の愛知万博が良かったから」また同じ日本、大阪を支持したいというのが率直な感覚だと思う。

 それだけでなく2005年の愛知万博は直近の開催で、なおかつかなり成功した万博ではあったが、やはり開催まではいろいろ苦難の道のりもあり、そこには万博開催のノウハウもぎっしり詰まっているのだが、「そういったノウハウをぜひ頂きたい」という大阪万博の準備メンバーからのアプローチはない。まあ大阪vs名古屋は歴史的にも、徳川が大阪城の陣で豊臣を滅びして以来の敵同士、ライバルだから、大阪が頭を下げて名古屋に教えを乞うという事はないのかな(笑)

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