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[07/06~07/12] 生成AI Weekly News #45|NoLang 2.0をピックアップ

今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。


[お知らせ] 生成AI PoC 「ハタアゲ」|10社限定キャンペーン中!

お客様のニーズに合ったプランで、生成AI PoC をスタートできます。
確実に・早く結果を出す PoC「ハタアゲ」


ピックアップ|NoLang 2.0


AIで瞬時に解説動画作成、「NoLang 2.0」

NoLang2.0は、テキストや文書から短時間で解説動画を生成するAIサービスです。東大発のスタートアップMavericksが開発した国産サービスで、最新のアップデートにより機能が大幅に強化されました。

3つの機能

①質問に動画で回答
ChatGPTに質問する感覚で、気になるテーマや質問を入力すると、動画形式で回答を得られます。動画生成はリアルタイムに行われ、待ち時間を感じさせません。 文章で回答するChatGPTに比べ、はるかに効率的に、そして手軽に情報をインプットできます。

②どんな資料も1分でわかるように要約
NoLangは長文や資料を要約することもできます。PDFをアップロードして、プレゼン資料や経営資料の要約動画を作成できるほか、Chrome拡張機能を使えば、webページの閲覧中にワンクリックで、その場で要約動画を見ることができます。

③解説動画・ショート動画の生成
TikTok, Instagram, YouTubeに投稿可能なショート動画を驚くほど簡単に作成できます。 最高水準のAIが台本を一から考えてくれる上、画像生成AI機能を使えば、一貫したビジュアルスタイルの動画を生成可能。他にも、動画編集、生成動画の長さ指定など、動画制作に欠かせない実用的な機能が揃っています。

https://no-lang.com/

実際に触ってみた

下記のような入力文でトライしてみました。
入力文:生成AIは「PoC」からはじめよ

実際に出来上がった動画がこちらです。

下記のように、内容もそれなりにまともでした。(テーマによって求める回答になるかは別れそう)

作成した動画の編集画面にいけば、語り手や速度、BGMや動画スタイルなども編集することが可能です。



プロダクト・サービス


AIがイラスト制作過程を再現、「PaintsUndo」

米スタンフォード大学の研究者ルーミン・チャンさんが、完成したイラストから制作過程の動画を生成するAI「PaintsUndo」を発表しました。
このAIは、下書きから着彩、完成までの流れをディープフェイクで自動生成し、タイムラプス動画として出力します。チャンさんは、このプロジェクトが人間の描画行動の基本モデル開発を目的としており、将来のAIがアーティストのニーズにより良く応えることを可能にすると説明しています。

制作過程の初期段階
制作過程の後半段階


Claude、Artifacts が共有可能に

Claude の Artifacts 機能が共有可能になりました。
いい感じのアウトプットができてもそれを共有するのが大変だったので、ありがたい機能ですね。

実際に下記のような形で共有が可能です。
「企業での生成AIに関してPoCから始めるべき理由をロジックツリーで作成して」とオーダーした結果の Artifacts です。

たたきをサクッと作って、イメージのずれがないか確認するのにピッタリですね。


【2枚の写真を用いた動画生成】異なる写真を同時にインプットしてプロンプト使用して制御。



スティッチングとリターゲティング・コントロールによる効率的なポートレート・アニメーション「LivePortrait」



ニュース


AMDがヨーロッパ最大級のAIスタートアップ「Silo AI」を1000億円超で買収、NVIDIAへの競争力強化目的か

半導体大手のAMDが、フィンランドのAIスタートアップ「Silo AI」を約6億6500万ドル(約1070億円)で買収することを発表しました。
Silo AIは2017年に設立され、生成AIの基盤となる大規模言語モデル(LLM)の開発を手掛けており、300人以上のAI専門家が所属しています。この買収は、AMDがAI半導体市場でNVIDIAに対抗するため、ソフトウェア分野を強化する狙いがあるとされています。

また、AMD は 世界のブランド価値で Intel を上回った模様。


Microsoft が OpenAI のオブザーバーを辞任

米マイクロソフト(MS)が米オープンAIの理事会(取締役会に相当)からオブザーバーとして参加していた立場を離脱することが明らかになりました。
MSは7月9日付の書簡でオープンAIに通知し、理由としてオープンAIの方向性に自信を持てたことなどを挙げています。しかし、両社の関係について欧米の競争当局が独占禁止法違反の可能性を調査していることから、当局の追及を回避する狙いがあるとみられています。


コンテンツ利用のための生成AI利活用ガイドブック

経産省から、「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」が公開されました。

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/ai_guidebook_set.pdf



論文・技術系


[論文] 10億人以上の異なるペルソナ(人物像)を作成することに成功したとの報告。LLMの研究開発用途。

この論文では、大規模言語モデル(LLM)内の多様な視点を活用して合成データを生成する新しい手法「ペルソナ駆動型データ合成」を提案しています。その中核となるのが「Persona Hub」で、ウェブデータから自動的に収集された10億の多様なペルソナのコレクションです。これらのペルソナは世界の知識の分散キャリアとして機能し、LLM内のほぼすべての視点を活用して、様々なシナリオに対応する多様な合成データを大規模に生成することができます。

技術的な内容・新規性:
• ペルソナ駆動型データ合成手法の提案
• 10億のペルソナを含むPersona Hubの構築
• 数学問題や指示文など多様なデータ生成
• LLMのロールプレイ能力の活用

これまでの合成データ作成手法には主に2つのアプローチがあります。
1つ目は、既存のデータセットを基にして新しいインスタンスを作り出す「インスタンス駆動型」アプローチ。2つ目は、重要なポイントや概念のリストを用いて合成データを多様化させる「キーポイント駆動型」アプローチです。
しかし、上記の手法では合成データの作成を大規模に行うことが難しいという問題があります。
そこで今回新たに「ペルソナ駆動型」データ合成手法が考案されました。LLMに特定のペルソナ(人物像)を与えることで、そのペルソナの視点から多様な合成データを生成する手法です。


サイバーエージェント、新たな日本語特化LLMを一般公開 「Llama-3-70B」と同等の日本語能力 商用利用も可

サイバーエージェントが独自に開発した、日本語特化のLLMが公開されました。商用利用可とのこと。

デジタル赤字を解決するためにも国策として、国産LLMの利用を推し進めることは重要事項なので、Llama-3-70B と同等の日本語能力とのことで、今後に期待が集まります。


Amazon Bedrockで、Claude 3 Haiku のファインチューニングが可能に

Amazon Bedrock で Claude 3 Haiku のファインチューニングが可能になりました。

先日 Claude 3.5 Sonnet がリリースされ、「3.5 Haiku が使えるようになるなら、あえて今ファインチューニングしなくても良いのでは?」という声も上がっています。


大規模言語モデルによる視覚・言語の融合/Large Vision Language Models


AWS App Studio

AWS App Studio - AIでノーコード開発を実現サマリー:AWSが新サービス「AWS App Studio」をプレビュー公開しました。
これは生成AIを活用し、自然言語での指示でビジネスアプリケーションを数分で開発できるノーコード/ローコード開発プラットフォームです。開発スキルがなくても、アプリの要件を説明するだけで、AIがアプリの設計や機能を自動生成します。AWSの各種サービスとの連携も容易で、テスト環境や本番環境へのデプロイも可能です。



その他ニュース


日本の生成AIの個人利用、9%


YouTube、声・肖像を無断使用したAI生成コンテンツの削除要請可能に


GEN AI: TOO MUCH SPEND, TOO LITTLE BENEFIT?



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今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!

今週もお疲れ様でした!

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