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(犬も一緒だったりする)海外生活

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海外生活のあれこれです。犬も一緒だったりすることもあります。9カ国目の国に滞在中のヨーキーのシアラです。インドネシア生まれです。2キロです。Coton de Tulearの弟トフ… もっと読む
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公立病院に行く(3)と雑考

保健センター(Centro de Saude: Health center)でもらった説明文に従ってメールで申請したら、5日ほどで国民保健番号(National Health Service (SNS) number)と私がお世話になる病院が割り当てられた旨のメールがとどきました。                 * 90年代、初めてアメリカで働きはじめた時にアメリカ合衆国には国民健康保険というものがないことが理解できなかった。ないことをしって驚いたのではなく理解ができな

年齢と住みたい場所

引越しすることにしました。 次に住むところはテージョ川を挟んでリスボンの向かい側なので、フェリーで行く。時間帯によっては10分に1本ぐらいの頻度で出ているこのフェリーはなかなか快適で、20分ほどで向かい岸の街に到着する。 (タイトル写真はフェリーの中から汚れた窓越しに撮ったリスボンの写真) 今のリスボンはとにかく観光客が多い。いま住んでるアパートの近くは、場所によっては人混みをかき分けるようにしてトフと散歩することになる。近所のレストランは観光客向けなので、メニューをもっ

公立病院に行く(2) ベイビーステップ 

近くの公立病院にいけば初診の時に国民保険番号のようなものが自動的にもらえるんだと勝手に思って公立病院にいってみたが、どうもそうではなかった気がする。気がするとかいってる時点でいかにも行き当たりばったり。 私立病院と同じぐらいの受診料を払ってきたので、毎回こんなに高額だといやだなと思い保健センター(Centro de Saude: Health center)で聞くことにして行ってみた。受付においてある番号札を取る機械の前でまた立ち尽くす。こんどは英語の選択肢もない。困ったな

お札が紙切れになる前に

どんどん円安になるので、最近クレジットカードを使う時に「日本のクレジットカード使おうか。日本円が紙切れになる前に使っちゃったほうがいいよね」と冗談のつもりで息子と会話する。ずっと冗談でありますように。                 * その国を出たらその国のお札なんてトイレットペーパー以下(お尻すらふけないから)という国はたくさんあった(ある)。その国を出る前に使わないと、たとえ万万万が一国外で換金できたとしてもすごく低いレートかトイレットペーパー以下なので使いきって出

公立病院に行く

なんだが皮肉だがみんなが使う事を前提として作られた公共システムはどこにいっても使うのが難しい。公共機関(市役所的とかも)もだいたい使い勝手が悪いうえにストレスも時間もかかるので使うのは敷居が高い。税金だからそんな簡単にほいほい使われても困りますってことかな。でも使うのが難しいからと使うのを断念するのは悔しいので意地でも使いこなさないといけないと思っている。いつも面倒を見てくれる会社や知り合いがいるわけでもない土地にたった一人(と1匹)でやってきて暮らそうというと遅々としてこん

ポルトガル語ブートキャンプの後はどうする?ー 湖の上を歩いてるみたい

3月末にポルトガル語ブートキャンプが終わりました。 どうなるかと思った集中講習だったが、6回のテストをなんとかこなしてブートキャンプが終了しました。自由に会話ができるというわけではないけれど、普通に聞き取れるわけではないけれど、でもポルトガル語の構造の骨組みがわかったのでここから語彙を増やしたり(無理やり)会話したりしてゆっくり肉付けすればいいんだな、という出発点には立てたと思う。スペイン語ほどではないだろうが、フランス語が出来ることが明らかにとても役にたちました。 (こ

ついの住処はどこだろう

近所にある建物にこんなアズレージョがあった。トフとの散歩で100回以上は通ってるのに初めて気がついた。 ここに住み始めて4ヶ月半、観光だのなんだの特別な事をするでもなく旅行に出かけるでもなく淡々と同じ日常を送っていても楽しい発見はあるんだな。歴史に興味があるわけでもない私でもモラエスという名前は知っていた。 モラエスさんはここで生まれてそして日本で生涯を閉じたわけかとか、私はどこで生涯をおえるのかなどこでもいいけどとか、宇留野清年さんて誰だろうとか、トフと通り過ぎながらた

子犬のトフ

かけんさんに子犬のトフの写真を使っていただきました。久しぶりに子犬の頃のトフがみられて嬉しいです。ありがとうございます。 タイトル写真はまだ小さいころ(といっても1歳ぐらいかな)自分のベッドの綿を出してしまったトフです。帰宅して綿に囲まれたトフをみたときは、コトンドチュレアール(チュレアールの綿)という犬種だけあってトフが増殖したのかと息を飲みました。

動物病院にいってきました

数日前からトフが頻繁にくしゃみをするようになり、そのうちに気持ちの悪い感じの咳をするようになったので、おそらく深刻ではないとは思ったが念のため動物病院にいってきた。 予約なしでいったので待ち時間が長い。病院の待合室で同様に待っていた犬(スパイクという名前)も退屈そうだ。(タイトル写真) やっと順番がきて若い女性の獣医さんと一緒に診察室にはいる。まず全ての予防接種記録を確認。狂犬病、6種混合、犬の咳(犬の気管支炎の感染病)、犬のリーシュマニア(leishmaniase)予防

住んでみたいって言い続けてたら

ブリュッセルからもどったらこれから2年間ポルトガルに住むためのカードが届いていました。 ポルトガルに住んでみたい。(定年も近い)今なら仕事辞めて住めるんじゃないかと思いたって1年が経ってみると、一人と1匹でリスボンに住み始めてそろそろ5ヶ月目にはいるという状況になりました。 なんだできるんじゃん。 「ポルガルに住みたいって言い続けてたら現実になるだろうか」とか書いたりしてたのが1年前ですが(上記)いろいろしてたら結局は住む事なったので、やりたい事はやりたいって言い続けて

KOPIKOとか自分の帰る場所とか

寒いよお、ブリュッセルが寒い。用事でしかたなく数日ブリュッセルにきているのだがリスボンと比べるとやっぱり寒い。リスボンもこの週末は寒いらしいのだが、たぶんここはもっと寒いはずだ。                 * 美味しい珈琲をもとめて寒い朝の街にでたら、昔よく行っていた中国食材店の前をとおりかかったので入ってみた。KOPIKOを見つけた。東南アジアに住んでいた時にはどんな店でも街角の小さなキオスクでも道端の屋台でも見かけたKOPIKOだが買った事はなかった。思い出すと

明日テストなのにいきなり部屋の掃除を始める

ああはやくポルトガル語ブートキャンプ終わって欲しい。あと2ユニットなんだけど永遠に続くような気分になってる。                                  * 朝方ぼおっとしてたら魔がさしてオンライン寿命測定とやらをやってしまった。「両親が亡くなった時の年齢」とか「両親の病気」とか「タバコやお酒などの習慣」なんかの15項目ぐらいをYes/Noでいれるだけの測定で数分でできたが結果がでた瞬間「しなければよかった」と後悔した。 寿命は104歳と出てしまった

時の流れに身をまかせてるのかな

最近は時間の流れがおかしい。 週1で部屋の掃除をする。時間はあっという間に過ぎ去り、え、もう掃除の日なの、このまえ掃除したばかりなのにと思ってしまう。時の流れがものすごく早いのは掃除時間。 なのに、8週間のポルトガル語講習はまだ半分も終わっていない。もんのすごく時間の流れが遅く感じる。時の流れが遅いのがポルトガル語講習時間。 一つ一つの事柄を考えるとそれぞれにくっついてる時の流れの速さがちがう。まるで流れる速さの違う幾つもの時間の川が同時に体の中を流れているみたいだ。

メリーポピンズ

メリーポピンズが大好きだった。毎日とおり過ぎているビルの隙間のなんの変哲もない小さな路地が実は魔法の国への入り口だったような、いつも目にしている普通の光景の裏には本当は違う世界が存在してるような、ハリポタのワクワク感を最初にくれたのはメリーポピンズだったと思う。 公園にいつもいる煙突掃除のおじさんはそのまま絵の中に連れて行ってくれるし、いつも街角で鳩の餌をうってるおばさんはメリーポピンズと知り合いで、いつも見かけて挨拶する近所の人がさりげなく不思議、、、みたいなメリーポピン