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有料版ChatGPTを使ってみた

最近、AI界隈で話題になっている「有料版ChatGPT」。無料版を使ったことがある方も多いと思いますが、「有料版って何が違うの?」と気になった方もいるのではないでしょうか?私もその一人で、実際に試してみることにしました。今回は、有料版ChatGPTを体験して感じたことをシェアしていきますね。

有料版ChatGPTとは?

私は、ChatGPT Plusに入りました。月額$20/month(日本円で約3,000円)。個人で入るには安くはないですが、色々試してみてあまり価値が無さそうならば、退会すればという気持ちで入りました。

FreeとPlusの違いは下記の通りです。FreeでもGPT-4o miniが使えるので、普段ちょっと使うにはFreeでよいかなと思います。

FreeとPlusの違い

Plusで主に使ってみたい機能は、DALL-Eによる画像生成と、Custome GPTsです。スピードが速いなどあるようですが、普段使いではFree版で十分と思います。では、DALL-Eによる画像生成とCustom GPTsを使ってみた感想を書きます。

DALL-Eで描けた画像

DALL-Eで生成した画像を貼っていきます。色々な画像が簡単な指示で描けます。GPTのプロンプトで指示は与えていますが、すぐにこんな画像を作れてしまいます。

ふわっとしたロボット


カラフルな少女
ゆるキャラの犬

Custom GPTsは専門性の高い部下

ChatGPTを使う際、入力するプロンプト(指示文)で出力する結果が異なると言われています。Custom GPTsは、プロンプトを入力しておくことができるため、都度入力する必要がありません。Custom GPTsを設定すれば、自分専用の専門性の高い部下を作れる可能性があります。

Custom GPTsは、CreatモードとConfigureモードがあります。Creatモードは、チャット形式で作りたいGPTsの希望を伝えれば、自動でできます。Configureモードでは、プロンプトを打ち込みカスタマイズしながらGPTsを作ることができます。

マーケティング調査をしてくれるGPTsをConfigureモードで作ってみました。作成時間は5分です。アイコンも自動生成してくれるので簡単です。

Custom GPTs Configureモード

作成したGPTsを使って、ペット市場のマーケット調査をしてみました。

ペット市場の調査結果

1. 市場成長率

ペット市場は、特に近年急速に成長しています。この成長は、ペットを家族の一員とみなす意識の高まりや、ペットの健康や福祉に対する消費者の関心が増加していることが主な要因です。2023年の世界ペット市場規模は約2,000億ドルと推定され、今後数年間で年平均成長率(CAGR)5〜7%の成長が予測されています。特にアジア地域での市場拡大が顕著で、日本や中国などの市場が牽引しています。

2. PEST分析

政治的要因(Political): ペットに関する規制や法律は国や地域によって異なりますが、動物福祉に関する法規制が強化される傾向にあります。また、ペット関連ビジネスに対する税制優遇や補助金も、地域によっては導入されています。

経済的要因(Economic): 世界的な経済成長や中間層の拡大が、ペット市場の成長を促進しています。消費者の可処分所得が増えることで、ペットの飼育費用や関連商品への支出が増加しています。

社会的要因(Social): ペットを家族の一員と考える「ペットヒューマニゼーション」のトレンドが強まっており、高品質なペットフードやサービスへの需要が増加しています。また、高齢化社会においては、ペットが癒しや孤独感の軽減に寄与する存在として重要視されています。

技術的要因(Technological): 技術革新により、ペットケア製品やサービスの質が向上しています。特に、ペット用のウェアラブルデバイスや健康管理アプリ、オンラインペット診療サービスなどが登場し、飼い主に新たな価値を提供しています。

3. 競合分析

ペット市場は、グローバルな競争が激化しています。主要なプレイヤーには、ペットフードの大手企業(例: Nestlé Purina、Mars Petcare)や、ペットケアサービスプロバイダー(例: Petco、PetSmart)が含まれます。これらの企業は、ブランド力と広範な流通ネットワークを武器に市場を支配しています。

また、新興企業も次々と市場に参入しており、特にサステナブルな製品や、ペットの健康を重視したプレミアム製品を提供するブランドが注目を集めています。さらに、D2C(Direct-to-Consumer)モデルを採用する企業が増えており、オンライン販売を通じて消費者に直接アプローチする戦略が広がっています。

結論

ペット市場は今後も堅調な成長が見込まれ、特にペットの健康や福祉に関連する高付加価値商品やサービスへの需要が高まることが予測されます。市場参入を考える企業にとっては、消費者のニーズを正確に捉えた製品開発や、技術を活用した差別化戦略が重要となるでしょう。

短時間で実施する市場調査としては十分すぎる結果です。この中で、より調査したい部分をGPTsを使って深ぼっていけばよいです。ちなみに、今回の結果は、プロンプトを打てば無料のGPTsでも同様の結果が出てくるのではと思います。Custom GPTsは、GPTをもっと詳細に設定し使いまわす際に本領を発揮するのではと思っています。今後検証していきたいです。

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