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落ち込むってなんだろう?...大切な人を失わないために

「落ち込んだ」という言葉という言葉はよく聞く言葉ですし、また、よく使われる言葉でもありますが...
「落ち込む」っていったいどういうことなんだろう?

◯ 落ち込みの意味と本質

辞書で引くと「落ち込む」の元々の意味は「穴や溝などに落ちて入る。はまる」という意味ですが、そこから「気分が滅入る、へこむ、テンションが下がる」など...
「気分が沈んだ状態になる」ことを表す場合が多いようです。

言い方を変えると...
他人の受け取り方や行動が自分の思い通りにならず元気やヤル気をなくしてしまうこと」「ミスをして叱られ、自分が自分の期待した通りの姿でないので気分が沈む
ということのようです。

落ち着いて考えれば...
元々他人の思考や行動はコントロールできないのですから、それが自分の思い通りにならないから元気をなくすということ自体が無意味です。
また、ミスや失敗は誰にでもあるのですから、その事実を受容れられず落ち込みを続けることにも意味がありません。

ですから厳しい言い方をすれば「落ち込みとは無言で自分がやる気がなくなっていることをアピールして誰かの助けを期待する行動」などと言われるのかもしれません。

もちろん誰でも思ったとおりにならず「ガッカリした」「気が抜けた」ということはあると思います。
そういう意味では私も落ち込んだ気分になることはあります。
ただ、落ち込んでいても何も変わらないので気分を切り替えて具体的に何をすればよいのかを考えます
ですから、落ち込みの滞在時間は大抵5分程度で終わります(笑)

◯ 落ち込まないために

落ち込まないために、もしくは、落ち込んだ気持ちを持続させないためにはどうすれば良いのかと言えば...
自分の解釈でなく事実を受容れ(※注1)未来にとっては何をどうすれば良いのかと最善を考え行動に移す」こと。
つまり、ミスをしたという事実を受容れて、それを教訓にして未来に向かって行動を起こさせる自己概念の高さなのだということに気がつきます。

◯ 大切な人を失わないで

以前、仕事でお付き合いのあった女性ですが、普段はとても真面目で仕事も丁寧で頼り甲斐のある人なのですが、仕事上のちょっとした他人との意見の食い違いや、自分の思いが100%受け容れられなかった時に...
突然びっくりするほどのマイナス思考になります。

「どうせ私は認められていないから」
「私より優秀な人がたくさんいるし」
「私がいたって迷惑をかけるだけだから」...
と落ち込み卑屈になり、次にはとても不機嫌で攻撃的になり周りの人たちにマイナスオーラを激しくぶつけ始めます(汗)

傍から見ていると、その人を評価したり大切にしている人にほど強いマイナスなオーラをぶつけて、結局、その人にとって一番大切なブレーンや仲間から順番にその人から遠ざかっていくのが良く分かりました。

そして、仕事以外の人間関係でも、親や友人や恋人や、自分にとって大切な人にほどたくさんの自分のマイナスオーラをぶつけてしまっているのではないかと心配しました。

それを見ていると「落ち込む」とは「甘え」なんだと良くわかります。

◯ すべては本人の選択

それがとても残念で何とかしてあげられないのか?と随分悩みました。
その原因は何なのか?...
認められたい、愛されたい、大切にされたいという承認欲求や所属・愛の欲求なのか?...
それを満たしてあげるために自分にできることは何なのか?

今になってみると、そんな悩みや葛藤が自分の思考力や価値観の成長に大きく影響していることに気づきます。
しかし、それと同時に、今現在も自分の周囲にいる同じような思考の人たちに対しても何もしてあげられない自分のレベルの低さを感じます。

情報を伝えることはできても他人を変えることはできません。
すべては本人の選択ですから
人生って...もどかしく悲しいことの連続ですね(涙)

※ 注1

「事実は一つ、現実(解釈)は人の数だけ」と言われます。
なぜなら物事の受け取り方(解釈)はその人の価値観により異なるからです。
コップに半分の水という事実...でも解釈は人それぞれ「まだ半分もある(希望)」と受け取るのか「もう半分しかない(失望)」と受け取るのかの違いです。

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