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「社長の仕事」してますか?...

「経営計画を作れば利益が増えたり、良い人材が入ったり、売上が増えるんですか?」「そんな暇があったら営業に行った方がずっと良いんじゃないですか?」...経営計画の作成セミナーをお勧めしたときに、必ず社長から投げかけられる問いです。

○ 計画を作ったら売上が上がる?

私はその時に「ハイ!必ず会社が良くなります」とお答えします。

現実に、私どもの「MAS監査(経営サイクル確立サポート)」を受けられているお客様は、ほぼ100%業績が伸び、会社の長期的な課題が順番に解決され、この厳しい経営環境の中でも将来の展望が開いています。

経営サイクルを確立するということは「目標管理」をすることです。

経営目的や自社のあるべき姿を明確にして、具体的な目標を設定し、目標を達成するための計画を立てて、これを一つずつ実現していくことを「目標管理」と呼びます。

社長ならどなたでも「こうすれば会社が良くなる」という課題の一つや二つには必ず気づいているものです。ただ、忙しさに負けてそれを先延ばしにしているだけではないでしょうか?

○ 問題を解決したら儲かるに決まってます!

「昼の売上が悪いからチラシを作って近所の企業訪問をしてみよう?」
「親会社への依存度が高いから新規開拓して売上を分散したいな?」
「女性の営業を入れて教育してみたらどうだろう?」...
ただ頭の中に浮かんだだけで、結局行動しないことがありませんか?

伸びる会社とジリ貧会社の差は「行動するか否か」の違いです。
経営環境のせいでも社員のせいでもありません...
ダメ会社のダメな原因は「社長が仕事をしない」からです。

バタバタと現場やお客様を走り回っているのは「仕事」とは言いません。
それは社員の仕事です、経営者の本当の仕事は別にあります。

○ 経営計画の意味

経営者の仕事とは「価値ある目標」を創り出すことなのです。

人は「価値ある目標」との出会いにより「生き方」が変わります。
価値ある目標を持ったとたんに時間の使い方が変わり優先順位が変わり行動が変わります...
社長が変われば、会社も変わり、周囲が変化し、結果が変わるのです。
価値ある目標が、社長を変え、会社を変え、業績を変えるのです。
そして、価値ある目標の下に志ある者たちが集まるのです。

ですから、「経営計画」とはまさに「自己革新のためのツール」そのものなのです。

○ 私たちも一緒に戦います!

50歳の時に、体重87キロ、動脈硬化、高血圧、脂肪肝、通風、無呼吸症候群でも365日の飲酒と一日二箱の喫煙...
「身体に悪いから」と何度ダイエットしても、禁酒しても、禁煙しても、続かなかった私が、ただ「エベレストに登ろう」という目標を持っただけで、行動が変わり生活が変わり生き方が変わり...
体重71キロの健康体になり60歳で目標通りエベレストに挑めました。

これは仕事でも同じです。
お客様に対する私たちの事務所の存在意義と、私たちの目指す「価値ある目標」を明確にして、それを実現するために解決しなければならない課題を列挙し優先順位をつけ計画に落とし込んで、一つ一つ解決していくプロセスを全員で共有するという経営サイクルの確立に挑戦しています。

ですから私たちは経営計画の価値を知っています。
そして、私たち自身が実行していないことをお客様にはお勧めはしません。

私も税理士であると同時に社員50人を抱える経営者として、この経営環境の激変と向き合っています。
思考し決断し行動し、自己変革を通して価値ある目標を実現して行こうとする経営者の皆様と共に、この時代の荒波に立ち向かいたいと思います。


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