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☆成長の三要素..在り方・やり方・捉え方

京セラ創業者の稲盛和夫氏の

「 人生・仕事の成果 = 考え方 × 能力 × 熱意 」

京セラ創業者 稲盛和夫氏

という有名な成功の法則があります。

これを別の切り口から分解してみたときに、経営者として理解しておかなければならない人生・仕事の成果を導き出す三要素があります。

それは「在り方」「やり方」「捉え方」です。

◯ 成果を導き出す三要素

【在り方】とは
「積極的でありたい」「素直でありたい」のようにどういう自分で在りたいのか?自分の人生をどう生き抜きたいのか?という
人生のあるべき姿、つまりゴールであり『ミッション・目的』です。

【やり方】とは
「どういう方法でやるのか」「どう行動するのか」という自分がゴールを目指すための手段や方法、行動の選択を指します。
つまり『能力・手段・戦術』を指しています。

【捉え方】とは
「事実をどう捉えるか」、事実は一つでも現実はその人の捉え方により人の数だけあるという言葉がありますが
物事をどう解釈するかという『価値観・物の見方』を指しています。


◯「捉え方(価値観)」を見直す

成功するには「成功するための価値観」を身に付ける必要があります。

ビジネスのベースとして

「 資本主義社会とはありがとうの集まるところにお金が集まる 

ワタミ創業者 渡邊美樹氏

という価値観があります。

事実は他人を騙したり悪どい商売で設けた人もいるかもしれませんが
それを気にしても成功はできません。
お客様のありがとうを集めるために徹底的に努力することが
成功につながるのだとすれば
事実は様々であるとしても自分の価値観を成功に近けるための価値観に換えればよいのです。

これをパラダイムシフトといいます。

在り方を考えるためにもやり方を選択するためにも、まずは世の中の現象・状態・出来事をどう捉えるかという価値観(物の見方・考え方)が大きく影響をします。

これが成功の出発点に他なりません。

◯「やり方(手法)」に惑わされない

ゴールが決まればあとはやり方です。

具体的な手段を選択して具体的な計画に落とし込み行動しながら一歩ずつ目的達成に近づいていく必要があります。

この時に注意すべきは「目的と正しい捉え方(理念)」というベースがあるからこそ正しい手段の選択ができるということです。

成功から逸れてしまう経営者の典型が理念を忘れて手法・ノウハウに囚われてしまう経営者です。

そういう経営者の口グセが「理念じゃ飯は食えない」ですが「理念がなければ飯を食う必要がない」のに気づきません。

コンサルタントに潰されるのもこのタイプです。

明確な理念から選択した手法の効果を上げるためにコンサルが役立ちます、理念がないとコンサルの勧める手法に惑わされ必ず失敗します。

コンサルタントは手法・戦術の専門家であって理念についてはシロウトだからです。

◯「在り方(目的)」がすべての源

どんなに上手く戦術を実践しても目的から逸れればすべてが無意味です。
そしてどんな戦術でも壁にぶち当たり厳しい状況に追い込まれることもあります。
その時にパワーの源になるのはやはり目的に他なりません。

コロナ禍でそれまでの自社の業態が社会から否定されるほどの打撃を受けた経営者がいます。

そんな追い込まれた状況の中では...

余裕がある時は理念を語っても追い込まれると損得と売上と数字ばかりに目が向いてしまう経営者が多いのも事実です。

でも、足掻き苦しみながらも次々と手を打ち窮地を乗り越える戦いの中で常に頭の中にあるのは「ありがとうと言っていただくためには何をすれば良いか?」だけだと話されている経営者がいらっしゃいました。

大変な時にこそ理念が問われます。
そして大変な時にこそ経営者の真価が問われます。

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