カプタイン星の惑星が消えた

カプタイン星は太陽系から12.8光年の距離にある赤色矮星で、視線速度の変動を調べることで2014年に2つの太陽系外惑星を発見したことが報告されていた。ただ赤色矮星では恒星本体の活動性が視線速度の変化をもたらすことが知られており、カプタイン星系の惑星が実在するかどうか疑わしいことがこれまでに指摘されていた。

今回の研究では恒星の自転と活動性に由来する変動をより詳しくモデル化して再検証を行った。その結果、観測された視線速度の変化は恒星のみに由来するものとして説明できることが分かったという。

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