OGLE-2018-BLG-1428Lb マイクロレンズ法で発見された巨大ガス惑星

重力マイクロレンズ法を用いた太陽系外惑星の発見が伝えられている。

惑星OGLE-2018-BLG-1428Lbは質量が木星の0.23~1.54倍、主恒星のOGLE-2018-BLG-1428Lは質量が太陽の0.21~0.76倍、主星と惑星の距離は2.47~3.89天文単位(1天文単位=地球と太陽の距離)と見積もられている。重力マイクロレンズ法の性質上、これらの値には大きな誤差があるが、見つかった惑星は温度の低い木星型惑星(巨大ガス惑星)と考えられている。この発見にはマイクロレンズ現象の観測プログラムOGLEとKMTNetが2018年に記録したデータが用いられた。

重力マイクロレンズ現象とは、遠方にある天体の手前を別の天体(レンズ天体)が通りすぎるときに重力で光の進路が歪められて一時的に光度が変化して見える現象のことだ。レンズ天体の周りに惑星があると特有の変光パターンが生じることかを利用して太陽系外惑星の検出にも用いられている。


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