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人間のための宇宙教室

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最新の宇宙ニュースや話題をわかりやすく解説します。そのニュースや話題の中に、調べて興味深いと思った事、意外と知られていない事も書いていきます。最新の宇宙について「スゴい!」「ワク… もっと読む
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記事一覧

アメリカ、9年ぶりの有人宇宙船打ち上げ! このミッションを見逃してはいけない!!

2020年5月28日午前5時33分(日本時間)アメリカのケネディー宇宙センターよりスペースシャトル引退後初となる有人ロケットが打ち上げられます。9年ぶりにアメリカから有人ロケットが打ち上げられるという事で、宇宙界隈で注目を集めています。この記事では、今回の打ち上げの注目ポイントを4個のポイントに分けて紹介します。 今回のミッションは、NASAとSpaceX社が共同で行います。ミッション名は「Demoー2」。新型有人宇宙船「Crew Dragon」の実用化に向けた試験です。打

UAEの火星探査ミッション「HOPE」が世界を驚かす!!!!

※天候不良により打ち上げ時間が変更になりましたのでお知らせします。  次の打ち上げ予定は、7月20日午前6時58分です。 (以下、公開時の情報です。) 7月17日午前5時43分 アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」(アル・アマル)が日本のロケット「H-ⅡA」ロケットで打ち上げられます。日本では、あまり馴染みがありません。しかし、科学技術や宇宙開発、国際関係の観点からみると、非常に興味深いミッションです。少しでも多くの方に知っていただきたいです。今回の記事では

「こうのとり」:宇宙と次世代の架け橋 最終フライト迫る

小さい時「ボク、ワタシは、どうやって生まれたの?」そう聞いたことはあるでしょうか。そんな時、日本人は決まってこう答えます。「こうのとりが運んできたのよ。」 日本が誇る国際宇宙ステーション(ISS)補給船<HTV>「こうのとり」とその打ち上げに使われる「H-ⅡBロケット」がラストフライトを迎えます!!打ち上げ時間は5月21日午前2:30(日本時間・予定)です。これまでの成功率は100%。日本と世界の信頼を誇る技術です。しかし、まだ「こうのとり」が開発され始めた頃、NASAでは

もうすぐ打ち上げ NASAの火星ローバー 「パーセビュランス」で火星にいた生命体が見つかる!?

7月30日午後8時50分アメリカのケネディースペースセンターから9年ぶりとなるNASAの火星ローバー「Perseverance(パーセビュランス)」が打ち上げられます。大昔火星にいた生命体を探すべく作られたこの火星ローバー。一体どんなミッションなのでしょうか?グラレコ風にまとめてました。まだ修行中ですので、字の綺麗さなどは。。。。。。。。 以前書いた記事です。↓ さらに詳しく書かれています。 ミッションの成功を祈っています! GOOD LUCK!!!!!!!!

アポロ計画と隔離

コロナウイルスの影響で「隔離」という言葉が多く聞かれるようになった。隔離と言えば、アポロ11号の隔離が印象的だ。 アポロ11号の乗組員は、人類で初めて他の天体に降り立ったのだ。 月にはもしかしたらウイルスがいるかもしれないし、どんなウイルスがいるか、経験がないからわからない。 月から未確認のウイルスを持ち込んだら、一大事である。 だから、アポロ11号の乗組員は地球に帰還するや否や隔離された。 まず、宇宙船から降りた飛行士たちは生物隔離服を着させられ、次に9メートルだ

照 スター  #風来坊の徒然日記

大学生になった。今日は、ずっと入りたかったサークルのオンライン新入生説明会だった。人生初の「サークル活動」だ。サークルの内容は、僕がやりたいこととと直結している。というかそのままだ。 オンライ説明会は夕方からスタート。お腹が空いたこともすっかり忘れて夢中になって参加した。まずは、オンライン説明会が終わってからの話をしよう。これは、僕と父の会話だ。 僕 お待たせー 父 おう。どうだったか? 僕 素晴らしすぎるよ。「テルスター」に入るしかないねー。 父 「テルスター」って何?

お気に入りツイート まとめ(自分用)

ロシア版スペースシャトル 離陸

あなたのつぶやきも海底ケーブルを通る

ある本を読んでいたら海底ケーブルという言葉が出てきた。なんか懐かしいなあと思った。 ケーブルって言うぐらいだから、昔のものとでも思ったのだろう。 今はBluetoothにWiFiと無線の時代だし。 どうせなら調べようと思った。 驚愕でした。馬鹿にしてすみません。海底ケーブルさん。 何がすごいか。 なんと通信衛星よりも通信速度が速く、近年ではよく使われているのだという!!宇宙ファン、見事に負ける。 例えば大リーグの試合を日本で見るとしよう。 日本からアメリカまでは約9

アメリカの歴代ロケットを系統立てる 目で見るロケット図鑑〜コラム〜

アメリカの歴代・現役ロケットは、いくつかの種類に分類することができる。 ちょっとまとめてみた。 ① レッドストーン系列 ② アトラス系列 ③ タイタン系列 ④ サターン系列 ⑤ デルタ系列 ⑥ 宇宙往還機系列 スペースシャトル X37B ⑦ ファルコン系列 ⑧ 宇宙ベンチャー系列 かなりざっくりした分類では、ある。 さらにこれら8つを私の考えた時期で分類すると次のようになる。 <ミサイル時代〜初期〜成熟期> → ①から⑤ <安定期> →⑥ <技術革新期> →⑦、⑧

宇宙を知ることは  人間を知ること

なぜ人は宇宙に行くのだろうか。なぜ地球は宇宙に存在するのか。もし、宇宙がなかったら、僕らの生活はどうなっているのか。まだまだ宇宙開発を普及する活動が足りない。僕はそれをやるしかない。

ロケットの名前の由来を探る アメリカ編 目で見るロケット図鑑 〜コラム〜

最近、世界中のロケットを調べていく中で、気になったことがあった。「ロケットの名称」の意味・由来である。私たちも、生まれた時、今後の人生の発展を願って、親が一生懸命考えて付けてくれる名前だ。それと同様に、ロケットの名称にも何か意味が込められているのではないか。そう思った。ということでちょっと調べてみた。 ※ほんとは、世界中のロケットをまとめるつもりでしたが、とりあえず王道の「アメリカ」を。 <ドイツ> ・V-2:ドイツ語で「Vergeltungswaffe」という。これは、

アトラス彗星 分裂をハッブル宇宙望遠鏡が確認

少し前に投稿した「アトラス彗星」の記事。非常に多く読んでいただいて非常に嬉しい限りです。私が記事を書いた当初、久々に彗星が見れる!!と誰もが期待していました。しかし、その後、複数のアマチュア天文家の方々が観測したところ、分裂していることが肉眼でも観察されていました。 4月20日ごろ、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が観測した所、アトラス彗星の核(中心)が30個ほどに分裂していることが確認されました。 やはり彗星はどうなるか分からないということを身をもって知らされました。 (

宇宙へのロマンは 将来の地球へのロマンにつながる