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【新約聖書:20】洗礼者ヨハネ殺される

ヘロデ王は洗礼者ヨハネを投獄していた。
ヘロデが兄弟フィリポの妻へロディアを自分の妻としたことに対し、
ヨハネが「あの女と結婚することは律法で許されていない」と言ったためである。
しかし、ヘロデは恐れていた。
ヨハネは預言者だと思われていたためである。
ところが、ヘロデの誕生日にヘロディアの娘サロメが、皆の前で踊り人々の目を楽しませた。
そこで、ヘロデは娘に「欲しいものは何でもあげよう」と約束した。
すると、娘は母親に唆(そそのか)されて「洗礼者ヨハネの首をこの盆に載せてください」と言った。
王は躊躇したが、しかし誓いの手前、言う通りにした。
ヨハネの首をはねたのである。
その首は盆に載せて運ばれ、サロメからヘロディアへ渡された。
それから、ヨハネの弟子たちがヨハネの遺体を引き取り、イエスへ報告した。

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