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【新約聖書:2】ヘロデ王

ヘロデ王の時代に、イエスはユダヤのベツレヘムで生まれた。
その時、占星術の学者たちがエルサレムに来て、ヘロデ王に言った。
「ユダヤの王として生まれた方はどこにいるのでしょうか。
 私たちは東方にてその方の星を見たのです。」
ヘロデ王は不安になり、祭司や律法学者を集めて問いただした。
「救世主とは、どこにいるのか?」
彼らは答えた。
「ユダヤの地ベツレヘムです。」
ヘロデは占星術学者たちに言った。
「その子について調べたら知らせてくれ。
 私も拝もうではないか。」
そういって学者たちを送り出した。

彼らが出かけると、星が彼らを先導し、ついにイエスのいる場所の上に留まり照らした。
学者たちが家に入ると、そこには幼子イエスとマリアがいた。
彼らは、ひれ伏してイエスを拝み、
黄金(「王」を意味する)、
乳香(フランキンセンスともいい、樹木からとれる樹脂であり天然香料、「神」を意味する)、
没薬(ミルラともいい、樹木からとれる樹脂、「救世主」を意味する)を贈り物とした。
しかしその後、ヘロデの下へ帰るなという預言があり、別の道を通り帰還した。

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