星野源のオールナイトニッポン。
僕が毎週楽しみにしているラジオが二つある。一つは菅田将暉のオールナイトニッポン、そしてもう一つが星野源のオールナイトニッポンだ。菅田くんの放送についてはまたどこかで語るとして、今日は源さんの話。
番組では、いろんな人の感想メールが読まれます。その中で印象に残ったメールを紹介してみます。
今年の2月、京セラドームに足を運んだ僕はライブの感想メールを心待ちにしていました。
そして、こちらまで嬉しくなるような感謝カンゲキ雨嵐のメールを聞くたびに、あの時の会場にいた自分とその人を重ね合わせ、うんうんうなずきながら僕は自然と笑顔になっていきました。
けれども、あるメールが読まれた時、僕は何とも言えない気分になって泣いてしまいました。それは耳の聞こえない若い夫婦がライブに行ったという感想メール。友達の紹介でライブに行き、楽しかったという内容でした。
全く音の無いライブの中で、二人は周りの人を見ながら雰囲気を楽しみ、また機会があったらぜひ来たいと旦那さんが言った。この放送の内容の文字起こしを友達に頼んでいる、と。
読み上げた後、言葉を失い、涙まじりの声で感謝する源さん。
普段から無音の世界に慣れているとはいえ、ライブ映像と違って、字幕も無い、ただ目で楽しむしかない3時間。
その感覚はどんなものか分からないけど、話によれば今まで避けてきたものだったが、心を動かされたということらしい。
きっと言葉にできない気持ちというのはこういうものなのだろう。
またある時のメールでは、自分の顔がアイコンに使われているツイッターをどう思いますか?という質問に源さんが「嫌です」と言ったことがネットで話題になった。
そもそもの発端は、ラジオ番組の公式インスタを開設したところ、その画像を転用したファンがいる事について、削除して欲しいと放送で直接お願いしたことにある。
その時の源さんはとても言いにくそうに、でもやっぱり本人から直接言った方が伝わると思って、と切り出した。
一つにはファン同士の争いが過激化しないようにという配慮もあったのだと思う。
そして、その放送中に該当のものは削除された。
つまりは、やっぱりファンだったのだろう。
源さんも、良かれとしてやってると思うけどとか、何度も言ってごめんねという感じで、聞いていてこちらもちょっと辛くなるような雰囲気があった。
そのファンの方も、大好きな人に取り上げられて、一瞬嬉しくて、でもそれがいい内容ではなくて、源さんも他のファンも傷つけてしまうような、辛さや申し訳なさがあったのではないかと想像する。
次の放送では、この件がネットで話題となった事に触れ、「聞いていた人なら分かると思うけど、実際に聞いた内容から離れて拡散されていく様子をリアルに感じられたでしょ?」という源さんの言葉に、僕は、やっぱり実際に自分で目にしないと何事も簡単に決めつけてはいけないなと思いました。
実は僕も拡大しないと分からない程度の源さんの写真をアイコンにしていたので、すぐに変えたのですが、これは放送を聞いていたみなさんも同じだったみたいで、みるみるうちに源さんアイコンが減り、それを見た源さんも嬉しくて泣いたと語っていて、何だかさらにこちらもジーンとしてしまいました。
時同じく、DaiGoさんも自身の放送内容をまんま転用しているサイトに対して、法的手段も辞さないようなコメントを出され、心を痛めていました。
DaiGoさんの放送は、元ネタとなる論文を
鈴木拓さん(芸人さんとは別人です)から買い取ったメタ分析の論文を元に引用しています。エビデンスの所在を明示し、説明していくスタイルです。
つまり盗用ではありません。
盗用はyoutubeでは横行しまくりですが、そういう自分もドラマを見ながらツイートする時に、つい共感して欲しいシーンを静止画で切り取ったりしますが、それで生活している人からすれば迷惑な話なのかもしれません。
そう考えると、最近はドラマの小物の気遣いとか人物の顔が映らないような加工をしながらつぶやいたり、よりその作品が楽しめるようなツイートをするように心がけますし、またそういうツイートを見ると、よく気づいたなぁスゴイ!本当にこの作品が好きなんだなぁ、といいねしたりします。
ただ紹介するだけならいいとは思いますが、誰かが築き上げたものを簡単に転用し、あまつさえそれで利益を上げている人は良くないですね。
引用と盗用は違うということを肝に銘じる出来事でした。
ちなみに源さんのオールナイトニッポンは本日深夜1時からなのでもうすぐですね。
僕は夜更かしはしない方なのでradikoで聞きます。では、おやすみなさい。
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