クリスマスの約束2019

小田和正さんの年に一回の特別歌番組が放送されました。見逃した人は、

パラビでも特別版が配信されるそうです。

特に印象深かったのが、番組の一番最後にみんなで合唱された『この日のこと』。この曲は、2001年に小田さんがアーティスト同士が認め合い、尊敬し合うという強い思いを込めて、番組のテーマ曲として作ったものです。

その曲を2009年、デビュー間もない清水翔太さんが番組の中でみんなとコーラスしたのです。

その時の心境を彼は次のように語りました。

この番組に呼んで頂いてすごく嬉しくて光栄で、その分すごいプレッシャーもあって、一番若手の自分が絶対失敗できないなとか、いろんな思いの中で、毎日必死に練習していて、『この日のこと』という曲が、すごーい、もう刺さったというか。
今でもこの仕事をしていく上で、孤独な時とか不安な時とかに「クリスマスの約束」に参加させてもらって、こういう人達と一緒にまた歌えるようにとか、また小田さんに会えるようにとか、そういう思いが今の自分の活動を支えている気もして、すごい助けてもらってる曲なんです。


そして、今年の夏に彼はツイッターでこの曲のカバーを公開します。あともうちょっというところで切れちゃうのが残念ですが。

さらにこの曲の中の、ある歌詞が彼の心をゆさぶります。

「まるで僕らは広い海に浮かんだ小さな船のようだね」という歌詞があるんですけど、そこがいつもいつも(頭の中に)流れるんですよね。なんかどれだけ有名になっても、どれだけ才能があっても、音楽とかエンターテイメントの世界だったりとか、もっと広く言えば人生であったりとか。
それを海にたとえるなら、すごく小さな船なんだなって感じた時に、だからこそ、ちょっとした波とか不安定な天候になることで、すごく揺れるし、こわいなと思う瞬間がいっぱいあるし。
でも、そういう時にどこかで同じように小さい船でも、同じ場所を目指して少しずつでも進んでる仲間がいるはずだと思えばちょっと勇気になる。だから自分の人生を生きる上で、困った時にすごく救いになっている曲なんですね。

モノを創り出す苦しみに耐える孤独や不安。その気持ちに負けないように頑張る姿が人の心を打つ曲を作るんですね。


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