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広告コンサルタントがサチコに出会った

こんにちは、株式会社EXIDEAで広告コンサルタントをしている植田です。弊社でいう広告コンサルタントとは、クライアントさまから課題や現状をヒアリングし、その課題を広告で解決できそうであれば、プランニングをご提案。ご納得いただければその内容をもとに広告ディレクションを行う、という役割になります。

前職から広告運用を担当し、今でもコンサルティングや時には運用をすることもあり、歴で言うと8年ほど広告に携わってきました。そんな広告の畑で過ごしていた人がなぜ「 Google Search Console (以下、サーチコンソール)」を触ってみたかというと、もともとSEOにも興味あったからというなんとも面白味もない理由になります。SEOのために使われるツールは多々ありますが、まずは王道であるサーチコンソールをターゲットにしました。

早速サーチコンソールを触ってみた

新卒で広告運用を始めたとき、「とにかくアカウントを触ってみろ!」と口酸っぱく上司から言われていたため、サーチコンソールもまずはツールを触ってみるところから始めてみます。見てもいいよと言っていただいたので、弊社のCINEMATO( https://cine-mato.com/ )という動画制作サービスのアカウントを見てみることにしました。

そもそもサーチコンソールとは何か、という話なのですが、

Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。

Search Console ヘルプより

とのことで、自然検索に関わる数字を見ることができそうなツールだな、とは思っていました。

アカウントを開いてみて、「ふむ、確かにいろいろな数字を見ることができそうだ」とは思ったのですが、今度は「で、何の数字を見ればそのサイトの良し悪しがわかるの?」という疑問が出てきました(遅すぎましたね)。

ということで、サーチコンソールで何ができるのかを調べてみることにしました。

サーチコンソールで何ができるのか

いろいろな記事を見てみたところ、「サーチコンソールでできることは主に3~7つ!」と書いてあるケースが非常に多かったです。

弊社のSEOライティングツール「EmmaTools」のブログによると、以下の7つがサーチコンソールでできることとして記載されていました。

・検索パフォーマンスの確認
・インデックス登録のリクエスト
・インデックス状況の確認
・XMLサイトマップの送信
・手動ペナルティの確認
・被リンク状況の確認
・ユーザビリティに関する改善点の確認

Googleサーチコンソールとは?基本機能と使い方をわかりやすく解説

「インデックス状況の確認」の“インデックス”がわからずいきなりつまずいてしまいました。弊社はSEOに関わる事業が多いので、もちろん単語は聞いたことはありますし、薄ぼんやりとは知っていましたが、誰かに説明しろと言えばできないので調べてみました。

インデックスに関する私の理解は以下の通りです。
(私はSEO初心者ですが、記事公開前にSEOの玄人が確認しているので、認識に間違いはないはずです)


作ったサイトや書いた記事が自然検索の検索結果に表示されるには、以下の仕組みっぽい。
クローリング→データベース化(インデックス)→ランク付け→検索結果に表示

なので、ちゃんとインデックスされていないと、検索結果に表示されることは永遠にない。
だからこそ、以下を頑張る必要がある。
・クローラーに見つけてもらいやすいサイトを作ること
・クローラーのアルゴリズムを知ること


実際にサーチコンソールを見てみる

ここでサーチコンソールに戻り、弊社CINEMATOアカウントのインデックスの箇所を見てみました。

ページのインデックス登録箇所

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登録済みが320件、未登録が289件。
これだと半分ほどがインデックスされていないということになりますが、なにぶんこちらは初心者。CINEMATOのサイトは、SEOの玄人たちが運用しているサイトなので、おそらくこれは私の見方が間違っているのだと思い、私の上司であり、プロ中のプロのSEOコンサルタントでもある樽見氏に聞いてみました。

「インデックスされていないであってます!」

やはり、半分程度がインデックスされていないという理解で正しいようです。
ここで湧き上がる疑問は、SEO初心者は満場一致で「インデックスって、めちゃくちゃ大事なんじゃなかったの、、?」だと思います。

何度も申し上げますが、SEOの玄人が運営しているサイトなので、インデックスされていない状態を放置しているのには何か理由があるはず、と考えた私は、アカウントをもっと見てみることにしました。
(もともと分析が好きなので、こういったことには嬉々として取り組みます)

ページがインデックスに登録されなかった理由箇所

すると、インデックス登録されなかった理由と対象のURLを見ることができたので、まずはページの多い順に3つ理由を推測してみることにしました。

・「ページにリダイレクトがあります。」

リダイレクトされているページ一覧

サイト構成の変更に伴うURLの変更や、古かったコラムを新しく書き直してアップしたコラムに飛ばしているなどの理由のため、これは問題なさそう。

・「noindex タグによって除外されました」

ノーインデックス・・・おそらくインデックスしないように指示しているということか、と思い調べてみたところ、ビンゴでした。

noindexタグとは、検索エンジンのデータベースにコンテンツ情報をインデックスさせたくない場合に記述するメタタグです。

noindexタグとは?正しい使い方や設定する際の注意点について

「インデックスさせたくない場合」にはHTMLサイトマップや重複コンテンツ、エラーページなどが該当するようですが、詳細についてはまた別の機会に勉強することとします。

・「代替ページ(適切な canonical タグあり)」

「代替」「適切」・・・何となく大丈夫そうなにおいがします。
これまた調べてみたところ、以下のように出てきました。

canonical(カノニカル)タグは、同じWEBサイト内に内容が重複あるいは類似したコンテンツが存在する場合に、検索エンジンに対し「評価してほしいページ(URL)」を伝えるためのタグです。

【必読】canonical(カノニカル)タグとは?意味や書き方、SEOにおける必要性を解説

canonicalタグを利用するメリットは2つ。
・評価を集約するため
クローラーは、内容が重複もしくは類似しているページが複数のURLで存在する場合、それぞれのURLごとに評価するため、評価が分散してしまいます。canonicalタグを試用することで、分散された評価を集約することができるようになります。

・悪影響の回避
重複コンテンツが存在することにより、ユーザーの体験の質とクロールリソースの無駄な消費に繋がってしまいます。重複コンテンツ自体がSEOに影響する可能性は低いかもしれませんが、間接的に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあり、それを回避するためにcanonicalタグを利用しようということのようです。

というわけで、こちらも問題なさそうです。

まとめ

すべてのインデックス登録されなかった理由を見たわけではありませんが、現時点では100%インデックス登録されていなければいけないということはない、ということは理解できました。
一口にインデックスされていない、といってもいろいろあるようです。

サーチコンソールを少し触ってみて、わからないことを調べて、少し知識はつきましたが、これでは何がよくて何が悪い状態なのかわからないので、さらなる勉強が必要となることが確定しました。
やはり実際にツールを触ってみるということは大事ですね。

長い文章になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
もしかするとシリーズ化するかもしれませんので、気に入っていただけた方はそのときをお待ちいただければと思います(スキもお願いします)。

植田 優(Yu Ueda)/ カスタマーサクセス
2017年、新卒でインターネット広告代理店に入社。広告運用、顧客折衝、新規営業などマルチに対応する中で、運用を最も得意とする。2019年11月、EXIDEAにジョイン。現在、広告コンサルタントとして広告プランニングやCRO/LPOのディレクションを担当。グミの新作は必ず買う。

https://exidea.co.jp/member/yu-ueda

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