人間関係に自信が持てない時に試したいたった一つのこと。

「なんだか場に馴染めない」
「仲間として受け入れられていない気がする」

そんな経験をしたことはないでしょうか?

自分もユースワークをしてる時、まさに同じ状況でした。
でも、ある一つのことを変えただけで劇的に自信を持てるようになりました。
その経験をお伝えします。

自分がボランティアしてる施設では、中高生たちは勉強したり、漫画を読んだり、ゲームをしたりします。
1つのフロアの中には、自習をする子、漫画を読む子、ゲームをする子などさまざまです。

ボランティアの仕事は、その空間の中で子供たちと一緒に楽しむこと。
一緒に楽しむことで「斜め上の関係」を構築します。

ですが、自分はなかなかうまく学生に話しかけることができませんでした。

今となっては全く感じませんが、当時は話しかけてもなんだか自分が避けられているような、そんな気がしていました。

「漫画や勉強に集中してたり、ゲームをしている子に対して自分が話しかける必要はないんじゃないか?」
「ゲームをしている子は子供同士の世界を楽しんでるのではないかと考えると輪に入るのは違うんじゃないか?」

そう思い悩んでいました。

そんな自分を変えてくれたのが同期の言葉でした。

同期は中学生くらいの女の子と漫画を読みながら、1時間ほど談笑していました。
1時間一緒にいられるってすごいですよね。

その様子は長い間付き合ってた友達同士のよう。
初対面にありがちな気まずそうな様子がまったくありません。
どこにも入れなくてその場をふらふらしてた自分とは対照的です。

そんな彼女にどんな気持ちで話しかけているのか聞くと、こう返ってきました。

「中高生は話しかけられたがってる」
「周りの子は友達といる中一人でいたら寂しいのではないか、一緒にいることで安心するのではないか」

この時はっとしました。
自分には「自ら与えようとする気持ち」が欠けていたのです。

思い返せば今までは「中高生の輪の中に入れてもらう」マインドでした。
その気持ちから、自然と顔色をうかがうような振る舞いになってたのかもしれません。

この日以来、
「あの子はどんなふうに話しかけてもらったら嬉しいだろう?」
「喜んでもらうために自分ができることは何だろう?」
と考えるようにしました。

すると、話しかける時のためらいが嘘のようになくなりました。

だって、中高生が話しかけられたいのは躊躇ってる人、自信なさそうな人じゃなくて、自信のある人ですから。

喜ばせるために、自信を持って気さくに話しかけるんだと割り切りました。

そもそも中高生にとって年上のお兄さんお姉さんの話すのは非日常。
まして先輩から褒めてもらうのって嬉しいですよね。

「今日はこんな人とおしゃべりした」
「こんな人にこう褒めてもらえて嬉しかった」

そう思ってもらうにはどうしたらいいか?

友達として、気さくに話しかけるのが一番なんです。

考えてみれば、自分が中高時代、話しかけられて嬉しかった先生は、みな自信を持って気さくに話しかけていた。

自分も中高生にとって「話しかけられて嬉しい存在」になりたい。
だから自信を持って振る舞うのです。

人間関係に自信が持てなくなったら「相手に対して自分が何をできるか」を考えてみてください。

そうやって考えれば、不安を乗り越えられるはずです。


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