電子ピアノで弾けても生ピアノでは弾けない問題。
ピアノってムズイですね。
簡単なんて、言わせない。笑
だって、弾けば弾くほど難しさが分かってくるのだから。まあそれが面白いのだけれど。
今日は電子ピアノで弾けても生ピアノで弾けない問題について個人的私見を。
普段電子ピアノで弾いていると、たまにグランドピアノで弾いた時の差に驚く。
なんでこんなに弾けないんだ!??
鍵盤が重いぞ??
音の粒が揃わなくて、鍵盤を浅くしか押せなくてボソボソと喋っている感じになっているぞ。
などなど、自分の力量はあくまで電子ピアノ上のものだったのだと分からされる。
まずタッチの重さが違いすぎる。
そして底についたときの跳ね返り、離鍵によって音が変わる事、ペダルによる音の濁り方
これを電子ピアノと同じ感覚でやるとまず痛い目を見る。
あれれ?グランドピアノが弾きにくい〜となる。
でも本当は逆。
電子ピアノが軽すぎる、弾きやすすぎるのだ。
だから、弾けている気になれる。
難曲でも指の反復練習さえすれば割と弾けると思う。
だが、電子ピアノでは音色に対する感性が育たない、ペダルの表現が雑、タッチの仕方を変える事が出来ない。
だから、生ピアノで弾くとはっきり言ってグッチャグチャな演奏に聴こえる。
単調で抑揚がなく、平面的。立体的に音が立ち上がってこない。
もちろん譜読みをした努力は認めるが、ただ音符をタイミングよく弾けるだけでは、それは果たして音楽なのだろうか。
指動かしパフォーマンスでは?
きっと全国、いや全世界でそんな事が起きているのかもしれない。
音楽とは何か?なんて私には分からない。
そんな大それた事に答えがあるとも思わない。
だけど、きっとそれぞれの心にある感動なのかな?と思う。
電子ピアノの演奏で感動するのは難しい。
そこには何か血の通ってない感じ、一個ドアを隔てているような感覚がある。
しかし、生ピアノの音は、弾く人が下手でも拙くてもミスしても、なぜか心に刺さる事がある。
あれは何なのだろう。
それを一生考えるのかもしれない。
ピアノの音って一体なに?
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