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アドベントカレンダー


 ①鍼灸サロンMOMOを開設しての一年を振り返って

もうすぐ鍼灸サロンMOMO開設1周年。去年の12月、自宅の一室で鍼灸サロンを立ち上げた。刺さない鍼とお灸で、ひとが元気になるサロン。
MOMOは、ミヒャエルエンデ作の同名の童話にあやかってつけた屋号。その話の主人公MOMOは人の話をじっくりと聴く不思議な力を持った女の子。その子にお話を聴いてもらうと、なぜかみんな悩みがちっぽけに思えたり、友と仲直りしたり、元気になって帰って行く。わたしもそんな存在になりたいと思った。私の場合はお話をじっくりと聴いて、刺さない鍼とお灸の施術で痛みや辛さを和らげたり、本人の自然治癒力を引き出したり、免疫力を高めたりしてみんなの元気をバックアップする。
この鍼灸の力って本当にすごいんだ。そのことをもっとみんなに伝えたいとも思った。私は半世紀近く生きて来て、幾度となく鍼灸に助けられたから。
30歳の頃、大病してなかなか体調が良くならなかった時、鍼灸施術で元気になれたこと。元気をキープするために、定期的にメンテナンスをしていたら、4年間不妊だった自分が40過ぎて突然自然妊娠出来たこと。妊娠中毎週鍼灸を受けていたら、双子だったけど、早産にならず37週までお腹で育ってくれたこと。人生で何度も鍼灸に助けられたから、この良さをもっとみんなに知って欲しい。お裾分けしたい。そんな気持ちで立ち上げたサロン。
友達の家にお茶を飲みに行くような気軽な感覚で、心と身体がほっこりし、元気になれる場所にしたかった。
友人たちが来てくれたり、その口コミで新たな人が訪れたり、みんなに支えられて1周年を迎えられたこと、ほんとうに嬉しく感謝の気持ちでいっぱい。じぶんはたらき方講座で出逢ったメンバーがたっくさん私を頼って来てくれた一年だったなあと改めて思う。人に頼られるって嬉しい。少しでも自分が人のお役に立てる機会があるって幸せだなあと思った。
途中コロナもあってか客足が鈍くなり、それが自分だけのせいに思えて苦しんだり、体調を崩してごひいきさんにご迷惑をかけて猛省したり、色んなことがあった1年。そんなこんなを乗り越えて去年の自分より、確実に成長出来たなと思う。自分が本当にやりたい仕事で得られるものは、お金だけではなかった。なんとも言えない充実感や爽快感、今まで知らなかった景色を見ることが出来た。東洋医学独特の世界観による施術の影響もあると思うけれど、自分が宇宙と繋がっている、という何とも不思議な感覚も体験した。

 ②じぶんはたらき方講座を振り返って

じぶんはたらき方講座に参加して3年目。1年目は自分とじっくり向き合って、2年目の直前に鍼灸をやりたい自分を見つけられて、2年目講座の直後に鍼灸サロンMOMOを立ち上げた。3年目の受講の前に、今年も受ける意味があるのか定かでは無かったが、やってみないと分からないので、受けてみた。結果は大正解だった。
サロンを立ち上げたことで生まれた新たな問題や悩みと格闘した一年でもあったわけで、その答えのヒントがたくさん散りばめられ、さらなる発展的展望を持って、来年を迎えられそうだ。
頭の中でぼんやりと存在しているものを、言葉で認識し具体的な行動として意識しないと、日常に流されてしまう。気分で突発的には動けても、系統だった行動になりにくい。自分は何がしたいのか、そのために何をクリアしたらいいのか、常に意識していると前進するスピードが格段に早くなる。そんなことを実感できた。
ただなんとなく子育てや仕事に追われていても時は過ぎてしまう。そうではなくもっと主体的に自分の時間の主人公でありたい。自分のハンドルを自分で握りたい。そうして、目的地を意識して走りたい。だけど走って行くと目的地が変わったり、ちょっと寄りたくなるところが出てきたりもする。思わぬ出会いがあったり。それもそれでいい。実際私は鍼灸サロンMOMO以外にもやりたい事があることが分かった。
 今年、3年目の講座で私が得られた事は、自分の中にある問題の意識化と具現化する力がついたことだと思う。受けて良かった。来年の自分が自分で楽しみ。自分のハンドルを握って、これからどんなドライブになるのだろう。今からワクワクする。そしてこのワクワクは、ひとりでは得られない気がする。仲間がいて、自分や仲間の思いや行動のシェアや、思いもよらない化学変化にワクワクするんだと思う。

 ③じぶん軸と向き合っていたら、過去のじぶんとも繋がってきた 〜じぶん軸と過去

3年目の受講でじぶん軸と向き合っていたら、過去の自分の思いがリアルに蘇って来た。大学の時の卒論のタイトルは「女たちの生き方の模索 〜A町の学童保育をめぐって」。学童でバイトしながら、その学童を作った母たちにインタビューした。子育てと仕事に頑張る女性たちのお話をうかがい、まとめたものだった。じぶんはたらき方講座のテーマとかなりリンクしていたなと気づいた。こういうテーマ、当事者になるハタチの頃から興味があったようだ。そして当時、ゼミでは、佐久市望月にフィールドワークに入って、インタビューしたり、合鴨農業を少し体験させていただいたり、収穫祭によんで頂いたり、酒蔵を見学してお話聞いたり。地域で生き生きと暮らしている方々を目の当たりにした。望月は古くからまちづくりや地域社会を活性化させることに意識を持った方々が多い。そんな歴史のお話も聞かせて頂いた。その何年か後、何の因果か私も佐久市の一員となった。
今佐久には、地域で生き生きと生業を営んでいるお店が多いように思う。まちづくりを意識した先人たちの蒔いた種が花をさかせ、実がなって、広がっている気がする。ここでの暮らしが楽しく活気あるなと感じるのは、そのことと無関係ではない気がする。
私は3年前にじぶんはたらき方講座に出会った。じぶん軸を大切にした生き方を模索したり、そんな生き方をバックアップしようという人々とも繋がれている。
こんな自分の過去と現在の体験や見聞や感覚を、内発的発展というキーワードで繋げて自分なりにまとめてみたい。そんなことも今後やりたい事の一つ。

 ④来年私がしたい事と心がけること〜じぶん軸と未来

じぶん軸と向き合ったら、やりたい事が自分の中から溢れ出て来た。

・仕事
鍼灸の理論の学びと技術を深める

・仲間との活動
仲間とともに子育てについて考えたり、楽しんだり、悩みをシェアする。これからの時代を生きていく子どもたちに、どんな力をつけてあげたら良いのか、仲間と一緒に考えたい。
MOMOの読書会をやる

・家庭
この先夫婦でどうなりたいのか、そんな問いとじっくり向き合ってみたい。そして夫とどんな子育てをしたいのかなど話をしてみたい。日々家事育児のタスクに追われているだけで、思いや考えをシェアしてこなかったと反省したから。

子どもと対等に接したい。上からの物言いをしないようにしたい。

・身体の健康
栄養のため、まごわやさしい(まめ、胡麻、わかめ:海藻、野菜、魚、椎茸:きのこ、芋)の8割を朝食で摂る。
運動を時々やる。ウォーキング、
スージーのヨガに月一で行く。
鍼灸施術を3週に一回のペースで受ける。
上手に休む、休む時は休む。徹底的に何もしない。その方が早く回復するから。
上手に家事の手を抜く
夜はなるべく9時〜10時に寝る。やりたい事は朝早く起きてやる。起きれなかったら無理しない。
安心安全簡単な料理を楽しく作る。楽しめない時は、頑張らない。

・心の健康
ひとりで抱え込まない。ヘルプは出して良いもの。ただし、誰に何を助けてもらったら良いかを自分で分かっているのは大事。それが自分のハンドルを握るということ。

・作りたい料理
 パン
 ベーコン
 ローストビーフ

・その他やりたいこと
 焚き火
 川遊び
 雪遊び
 日々の思いや、ふと考えたことをNoteに綴る

叶えたこと、嬉しかったこと、感謝の気持ちにフォーカスして日々を生きる。

自分と向き合うため、頭の中で考えたことを日々メモり、時々文章にする。そしてじぶん軸を確認し微調整する。じぶん軸を意識して生活すると、毎日何かしらのやりたいことをし、なりたい自分に近づいている事を感じて生きられる。例え、ぼんやりと休む日があったとしても、それは明日からまたピッチを上げて行くためと思える。そう思うと動けない日も自己肯定感が下がらずに済む。ワクワクしている時間が増えると身体の元気が長持ちする。



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