エクセルで$マークを使いこなす

エクセルでWebで検索していたら、面白そうなページがありました。

9割の人が解けなかったエクセル入社試験問題

この中の第一問は$マークを付けるスキルを試しています。
ビッグテーブルを効率良く扱うために、私はこれをかなり多用します。
というのも、データが多いので
コピペできる式を作る ⇨ それを大量コピペ のパターンですね。

ここで$マークの威力を実感してみましょう。
以下のリンクには、あるチェーン店舗の月次実績という想定でエクセルファイルが貼ってあります。

「実績04」「実績05」「実績06」の各シートには19店舗の各月実績が載っています。
そこで今「月次推移」シートに各月の推移を並べたいとします。
ここでは大阪店が設定されています(B3セル)。

一つだけ数式が設定されており、この数字は「実績04」シートの大阪店の売上高を参照しています。
まずこの数式をF2キーで編集状態にして、どこを参照しているか確認します。

この数式を縦横にコピペした時、参照部が不動なのか移動なのかをイメージします。
B2:T2(B1セル)は店舗名が記されている行⇛(ここへの参照は)不動
B3:T7(B2セル)はデータ部⇛不動
大阪店(B3セル)⇛不動
実績04(C4セル)⇛列は移動、行は不動
項目番号(A1セル)⇛列は不動、行は移動

これにしたがって$マークをつけます。
$マークつけたいアドレス部でF4キーを押せば、A1→$A$1→A$1→$A1とクルクル変わっていくのでそこから選ぶのが楽。
以下に回答

=INDEX(INDIRECT(C$4&"!"&$B$2),$A5,MATCH($B$3,INDIRECT(C$4&"!"&$B$1),0))

でいよいよ、ハイライト。縦横にコピペする(セル枠の右下のハンドルをつまんで、この数式を縦横にドラッグする)。

正しく$マークが付けられていれば、こうなります。
失敗する場合というのは動いてはいけない参照先が動いてしまった場合。
先の参照確認(F2キー)をやって、その部分に$マークを付け直し、後はコピペしなおしをするだけだけです。

なおこの表では、大阪店(B3セル)のところに店舗名を入れれば、瞬時にその店舗の業績推移を表示します。
ためしに、池袋店や品川店と入れてみましょう。

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