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株 資産ポートフォリオを管理できる高機能エクセルを作成してみた

毎度、エクセルテンプレートを作成しているエクセルベースです。
今回は、保有資産を簡単に可視化できるエクセルテンプレートを作成しました。

資産運用を始めてみたものの、定期的にポートフォリオを確認したり、リバランスしたり、アセットアロケーションを考えたり、ちょっと面倒くさい。そういった経験はありませんでしょうか?
証券口座マイページに表示された保有資産の一覧を見ても、いまいち自分のポートフォリオがどんな状態なのか分かりません。

そうした問題を解決するため、保有する金融資産の基本的な情報を入力するだけで、以下のような様々な切り口でポートフォリオを効果的に可視化するエクセルテンプレートを作成しました。

種類別、業種別、銘柄名別にポートフォリオを可視化

キャプチャ8

はじめに、どんな金融資産をどれくらい保有して、損益はどうなっているのか把握できていなければ、自身のポートフォリオを適切に管理しているとは言えません。
どこに偏りがあるのか、パフォーマンスを出しているのは何か、逆に足を引っ張っているのは何か。これらを理解してこそ自身のポートフォリオのリスクを評価できると思います。

そこで、種類別、業種別(セクター別)、銘柄名別、そして投資戦略別に保有額や損益を可視化する機能を作成しました。

ちなみに個別銘柄の状況を可視化するうえでは以下のようなサンバーストチャートがおすすめです。(もちろん実装しました!)

キャプチャ2

資産推移の可視化

キャプチャ7

その時々の損益に一喜一憂してしまうものですが、長期でみたときに資産は拡大しているのかしっかりとトラッキングすることも重要です。
そこで、評価額や損益といった資産状況の推移を可視化できる機能を加えました。

優等生と問題児の可視化

キャプチャ4

このチャートは、縦軸を評価損益率、横軸を評価額として保有銘柄をプロットしたものです。つまり上側にプロットされるほど損益率が高く、右側にプロットされるほど保有額が大きい(大きなポジションを持っている)ことを示しています。
したがって、下図のようにプロットされた位置により、その銘柄がどのような状況なのか一目瞭然なわけです。
願わくば、右上にプロットされる銘柄を増やして、ピッカピカのポートフォリオを作りたいものです。

キャプチャ10

まだまだポートフォリオを丸裸にしていきます。パフォーマンスの上位下位それぞれトップ5をピックアップする機能も追加しました。このグラフでも優等生と問題児が明白です。

キャプチャ9

目標とするポートフォリオからの乖離を可視化

キャプチャ5

まさかとは思いますが、行き当たりばったりでポートフォリオのリバランスを行っていませんよね?
人それぞれリスク許容度に応じて、目標としているポートフォリオがあるはずです。例えば、

「インデックス投資50%、個別株投資50%のコアサテライト戦略のようなポートフォリオ」

「成長株80%の攻めのポートフォリオ」

などなど、構成比率の決め方は無限大です。だからこそ時々の感情に流されて取引しているうちに、気づいたらコアサテライト戦略のはずが個別株が大多数を占めていた。なんてことが起こるのではないかと思います。

そこで、自身で決めたポートフォリオの計画値と実績値のギャップを可視化する機能も加えました。これで自分で決めた規律に従って戦略的にリバランスを行うことが簡単になります。

ポートフォリオ管理テンプレートの更新方法

以下の情報を最低限入力することでテンプレートを更新することができます。

「金融資産の種類(株式、債券、コモディティなど)」

「銘柄名または銘柄コード」

「時価評価額、評価損益額、評価損益率」

さらに、その銘柄を持つ理由(短期目的、配当狙い、値上がり益狙いなど)を入力することも可能です。

最後に

近年は個人投資家ブームということもあり、単なる積立投資だけでなく、個別株など複数の金融商品を運用してみたいと思う個人投資家が増えているように思います。
そんなとき手間のかかるポートフォリオ管理は個人投資家にとってのハードルの一つです。

今回はそんなポートフォリオ管理の煩わしさを少しでも緩和して、より楽しく資産運用ができるサポートになればと思い、このテンプレートを作成しました。

スキルマーケット「ココナラ」にて本テンプレートを提供していますので、少しでも興味があればご購入も検討していただければと思います。

また、ポートフォリオ管理ツールのような高機能エクセルテンプレートの作成や、エクセルのデータ分析への活用方法について学びたい方は、以下の個別レクチャーもおススメです。


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