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リッチメニューのタブ化で複数言語表示にチャレンジしてみた

こんにちは。今日は当社でお手伝いしたLINEのリッチメニューをタブ表示さて日本語以外でも応答メッセージの対応を行った事例についての投稿です。

【ことの始まり】
7月中旬のある日、当社代表の元にお客様から「LINEで複数言語の自動翻訳って出来ないですか?」 というご相談が。。。
東京の府中市内で国際交流サロンを運営される管理者様からのご相談です。
市内在住の外国籍の方向けにコロナウイルスワクチン接種についてのサポートをLINEで行いたい。
2日後に市から送付する封書にサポート相談をLINEで行うと記載してもらえることになっている。というお話でした。

◯現在の問題点(要件)
外国籍の方がワクチン接種を摂取したくても日本語が読めなくてワクチン接種の情報を取得できず困っている。
◯問題点を解決するための要望
やさしい日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語でワクチン接種情報を提供したい。トーク画面で個別相談にも乗りたいので、公式アカウントの運用はチャットモードで行いたいが、簡単な質問についてはBotで返信を行いたい。

弊社代表、しばし考えるもののすぐに気がつきました。
チャットモードでもリッチメニューのタブ機能が使えるようになったってつい何日か前にLINEからメール届いていた。ということはリッチメニューをタブ化して、キーワードを他言語で設定すればお客様の要望を満たすことが出来る。
納期は2日後と短いけれど、困っている人の役に立てるならと依頼を引き受けることにしました。

すぐに担当スタッフが集められ、お客様の要件、要望についての説明と当社で準備することの指示が出ます。

デザイナーAちゃん:預かったロゴのイメージに合わせて6言語リッチメニュー画像作成。
プロモーターKさん(筆者):LINEの応答メッセージ設定。
エンジニアBさん:全ての設定が完了したらLINE Developersでリッチメニューの設置。

代表は各スタッフの作業内容チェックと進捗管理を行いつつお客様との折衝を引き続き行っています。
ミーティングを早めに切り上げてそれぞれが担当作業に取り掛かりました。

【作業開始】
◯デザイナーAちゃん
日本語のリッチメニューデザインはサクッと作成。お客様からもOKをいただいて順調にすすんでいましたが、テキスト部分を多言語表記にしましょとなったところで問題発生。
日本語より文字数が多い上に、書いてある言葉が理解できないので改行するポイントがあっているか不安。。。
代表Yに意見を求めつつ素敵なデザインにまとめてくれました。

多言語


◯プロモーターK
お客様から預かったリッチメニューボタンの項目とアクションプランを確認します。

リッチメニューボタンテキスト:よくある質問項目 6個
アクションプラン:よくある質問項目についての回答テキスト

あれ、リッチメニューボタン1つに対しての回答テキスト(アクションプラン)が複数ある。。。しかも文字数めちゃくちゃ多い。。。
日本語表記は漢字の後ろに()でひらがな表記をつけるので、さらに文字数ふえる。普通にテキストメッセージで返信は読みにくいしそもそも文字数オーバーになる状況。

応答メッセージ担当K、かなりテンパりしばしフリーズ。
どうする、どうする???LINEのマニュアルを読んだり、LINEの活用を上手に行っている大手の公式アカウントを見たりしているうちに思いつきました。いま流行っているカードタイプメッセージなら複数項目の回答が出来る!質問項目の画像を作りメッセージを作ってみたものの、回答テキストが文字数オーバーで入りきらない。
テキストを入れるためにどうしたらいいか。。。そしてついに気付きます。カードのアクションラベルにテキストを入れて、そのテキストをさらに応答キーワードで設定すれば、ねずみ算式に無限で自動回答の仕組みが作れるんです。
さっそく仕組みづくりを行います。

大分類:よくある質問項目(リッチメニューボタンテキスト)
中分類:ボタンテキストに対しての回答項目(カードタイプメッセージ)
    項目についての簡単な説明
小分類:詳細回答(テキストまたはカードタイプメッセージ)

応答メッセージに設定するキーワード選定

テキストの準備が完了してからLINEの設定を行ってみたところ、どうやら想定した通りの動きになったようなので、お客様に確認テストをしていただけるように日本語のリッチメニュー分のLINE登録を一気に進めます。

◯エンジニアBさん
夕方のミーティングでさらっと一言。
「今後も需要があると思って、誰でもリッチメニューのタブ設置が出来るように社内アプリ作っておいたよ。使い方説明するね〜」
え? 魔法使いですか?神様ですか?
数時間でアプリって作れるんですか?
実はBさん、MicrosoftのPower Platformの使い手でして、私たちの作業の効率化、簡便化を行う仕組みをいつも作ってくれちゃう素敵エンジニア。

このアプリのおかげでリッチメニューの複数設置をしたいお客様がいついらしても大丈夫になりました。


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そんなこんなで、ベースになる部分を1日で設定した我が社のメンバー。
お客様も翻訳や登録作業を頑張ってくださったおかげで無事にお約束の日までに納品を完了したのでした。
LINEさんのたくさんある機能をうまく組み合わせると面白いことが出来るんだなと経験できた事例でした。

【後日談】
納品後に代表が言ってたこと。
今回はうちのAKBチームよく頑張ったね〜
あ、ほんとだ、AKBだったんだww

そして、Bさんが作ってくれた社内アプリは、Webアプリに作り替えてお客様ご自身でもリッチメニューのタブ設定を出来るようにサービス化されたのは言うまでもありません。


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