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子連れサマー

屋内では運動不足になるワンパクな子ども

灼熱の外界

サバイバル


というわけで、暑いですね。暑い。大事なことなので二度言いました。暑い。(三度目)

そりゃね、もうこんな日は外に出たくないですが、でも子どもが家の中に居ずっぱりでは限界があります。

大人だけならクーラーが効いた部屋でPrime Videoでものほほんと見てればいいですが、子どもがいるとそういうわけにもいかないのです(だいたい部屋でPrime Videoでゴジラを観たくてもチャンネル権は親にはありません)。

なので、もちろん熱中症対策は十全にした上でですが、子どもを多少は外に連れ出さねばならない。

今日は、流れ上、江草が料理を作っていたので、妻が子どもを連れ出して行きましたが、妻は帰ってきた途端に力尽きたように崩れ落ちました。さながら銃弾飛び交う戦地から命からがら帰ってきた兵士のようです。(あくまで熱中症とかではなくただ疲れ果ててた感じです。ご飯は妻子ともに喜んで食べていただけました)

世の中、「子連れ様」だなんだと反発も出てきていますけれど、その前に我々は「子連れサマー」を何とか生き延びなくてはいけないので、それどころではありません。

これはヤバい。暑い。きびい。過酷なサバイバルシーズンの幕開けです。


なので、最近もう頑張りすぎるのはあかんなと思い始めました。

いや、実際には前から思ってはいたのですが、こんな過酷な「子連れサマー」を前にして張り切っても、夏バテするだけです。改めてそこを再確認したというわけです。

最近、こういう本も読み始めましてね。

いかに世の中のみんなが頑張りすぎてるかに警鐘を鳴らしている一冊です。(「江草はまたこんなんばっかり読んでるな」という指摘は当たりです)

この本も指摘の通り、頑張らなかったり、ダラダラしていると、すぐに「怠惰lazy」と批判が飛んでくる世の中です。それも、他人からというよりも、むしろ自分自身から自己批判の言葉として飛んでくるのが今日というご時世の特徴です。

現代人は、誰から言われるまでもなく、「怠惰であってはいけない」と自身に鞭を打ち続けているところがあります。

でも、「無理」とか「しんどい」とか「いやだ」とかそういう気持ちは実際にはアラートなんですよね。自分の身体がこれ以上は危険だと警告してくれている。

ここで、無理して「いやここで頑張らないのは怠け者だ」などと突き進むと、果ては鬱になったり燃え尽き症候群になったりするわけです。

かつては、部活動なんかで、真夏の練習で水分補給する者に対して「怠け者」扱いをして熱中症を多発させてたことがありましたでしょ(今でもあるかもしれない)。あれも、身体のアラートを無視やり精神論で抑え込もうとしたことによる悲劇であったわけです。

なので、同様に、「子連れサマー」も無理しちゃいけないでしょう。

「無理無理無理」と思ったら無理しない。この過酷なサバイバル環境で子育てして親子共に生き延びてるだけで十分頑張ってると自分を褒めてあげなくては。

というわけで、「頑張らないぞーという方向で頑張るぞー」と決意しました。

もっとも、子どもの運動意欲にはどうしても付き合わないといけないところがあるので、それは必須としても、それ以外のところで手抜きしまくりまくりにする所存です。

こんな暑いならもう無理せず、ダラダラしようじゃありませんか。怠惰なんて存在しないのですから。

「子連れサマー」上等ですよ。



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