世界で自分にしかできない仕事が降ってきた
このたびリアルワールドで、ひょんなことから世界で多分自分にしかできない仕事が降ってきました。
たいていの仕事は自分より優れた人や詳しい人がいるものですが、特殊な設定が組み合わさるとたまたま自分しかできそうな人がいないということは起こりえるんですよね。
それこそ特定可能すぎる話になるので、具体的な内容はご紹介できないのですが、
自己啓発でよく言われる理論
に近い感じで「こいつぁ自分にしかできなさそうだな」と言える仕事です。
一応断りを入れておきますと、今回の場合「江草が優れた人材だったから」というよりは「江草がたまたまニッチな分野の組み合わせに縁がある人材だったから」という意味での「自分にしかできない仕事」なので、自慢でもなんでもありません。
そもそも江草自身狙ってこのポジションになったわけではなく、完全に偶然すぎる話でしたので。
しかも「100人に1人」どころか「100万人に1人」とか「1000万人に1人」とかいうレベルのめちゃんこニッチな要素の組み合わせの問題であり、なおかつ日本国民以外にはまず関係ない問題なので「いやあこれは世界で自分しかできない仕事だなあ」と。
ここまで偶然が重なって「世界中探しても多分自分がやるしかない仕事」というのがやってくると、基本的にめんどくさがりで腰が重い江草でも「じゃあやるしかないかー」と謎の使命感がわいてきます。
現実に世の中で問題が生じていて、これを解消するための一助になるのであれば意義深いことでありますし、やりがいのある仕事と言えましょう。
しかも、それが自分にしかできないことであるとなれば、これは実に幸せなことと言えるのかもしれません。
ただここまで大仰に言っていてなんなのですが、そんなすごい大きな仕事というわけでもありません。むしろ、一過性のちっこい仕事です。
江草がこの仕事を見事成し遂げたとしても、社会は何事もないかのようにいつものように動き続けるでしょうし、江草の名が世に知らしめられることも決してないですし、江草自身の生活もとくに変わらずのほほんと暮らしていくと思います。
自己啓発本がそそのかすように「100万人に1人の希少な人材になればウッハウハ」なんてこともなく、そもそも仕事といっても無報酬のボランティアな仕事ですので、何の報酬にも地位向上にもつながりません。
実のところ、この仕事を引き受けても江草自身には正直メリットがないのです。
ただ、自分がやらないと誰もやらないしできないだろうなあという仕事に出会えるというのは、なんともくすぐったいというか、仕事の方に「呼ばれてる」気がして、初めての不思議な感覚がありました。
瞬間的かつ微小ではあるけれど「何者か」になれた気がしたのです。
いやはや、ありがたいことです。
江草の発信を応援してくださる方、よろしければサポートをお願いします。なんなら江草以外の人に対してでもいいです。今後の社会は直接的な見返り抜きに個々の活動を支援するパトロン型投資が重要になる時代になると思っています。皆で活動をサポートし合う文化を築いていきましょう。