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タイムラインを見ることなくツイートする方法

何か気の利いたことを思いついたのでつぶやいてみようと思ってTwitterを開く。
タイムラインでバズってる面白いツイートが目に入る。
その勢いでついでに他のツイートにも目移りする。
しばらくスクロールする。

……
……あ、そうだった、ツイートしようとしてたんだった。
でも、はて?自分がつぶやこうとしてたのはなんだったっけ?
ってか、あれ、いつの間にこんな時間になってるんだ???



Twitterでこんな狐につままれるような不思議体験をされたことのある方は多いのではないでしょうか。
江草はしょっちゅうでした。

Twitterの仕様の恐ろしいところは、書き込むところとタイムラインが一体となってること。何かを書こうとしていても、自然と自分が書くよりも先に他人の書いたものを読まされます。書きたいのに読まされる。そんな不可思議な状況に陥る恐ろしい仕組みなのです。

Twitterもビジネスですので、ユーザーを吸着するためにもちろん計算してこのような仕様にされてるのだと思いますが、昨日紹介した『デジタル・ミニマリスト』を読んでその罠に改めて気づいてしまった以上、なんとか抵抗せねばなりません。

一番わかりやすい対策はTwitterをきっぱり止めることですが、そういう一番極端な方策は案外できないものです。比較的強度の高い対策を推奨している『デジタル・ミニマリスト』の著者でさえも、いきなり完全にSNSと訣別しようとするのはうまくいかないだろうと指摘しています。

だから、Twitterを完全に止めることなく、しかしそれでいて引きずり込まれずに都合よく利用できる方法があれば便利なわけです。
具体的に言えば、あくまでTwitterの本来の役割である「つぶやく」を純粋に果たせる方法が良いですよね。
書きたいと思ってる時に読まされたくない。
すなわちタイムラインを見ることなくツイートできるようにしたい。

幸いなことに、それは可能なのです。


江草がこないだ発見した方法はアプリの「Drafts」を利用する方法です。

文章を編集するためのアプリとしてたどり着いて、別にツイートしようとして導入したわけではないのですが、Twitterと連携できることにたまたま気づきました。

Twitterアカウントと連携する下準備をした後、ぽちぽちっとつぶやく内容を書いてツイートボタンを押したら、あら不思議、瞬時にもう投稿されてます。
「ツイートする?YES or NO?」みたいなのさえ出ないのでびっくりします。

Draftsは基本的に文章を書く欄しかなくて、ものすごく殺風景です。でもそれがいいのです。つぶやきたい時につぶやくことの気をそらすあの騒がしいタイムラインはいません。
もちろん別に言いっぱなしというわけではありません。つぶやきたい時はただつぶやくというだけであって、タイムラインを読みたい時はまた改めて読みにいけばいいのです。
そんな理想的なTwitterとの付き合い方がこれで可能となります。
やったね。

なお、Draftsはうれしいことに文字数カウントが標準装備なのでツイートの分量調整にも便利です。

少し残念だなと思っているのは、Draftsはスレッド投稿や予約投稿ができなさそうなこと。調べきったわけではないので実はできる方法があるのかもしれませんが、さすがにそこまでの対応はしてないような感触です。

江草もたまたま今回Draftsの便利な利用法に気づいただけで、世の中にはよりエレガントな方法がありそうな気もしますが、とりあえず「タイムラインを見ずにツイートすること」はこれで可能なので十分でしょう。

意外と広くニーズがありそうなメソッドなので、ちょっとご紹介してみました。

とはいえ、江草自身は現状『デジタル・ミニマリスト』にあてられて、Twitterからあえて距離を置いてるので、そもそもDraftsを介してすらあまりつぶやいてはないのですが。
またTwitterとの間合いの取り方に自信がついて、つぶやきたいことが湧いてきたらちょいちょい使っていくかもしれません。


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