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2020年の新入社員の記録 ー新入社員の視点からー

●今回のテーマは「2020年の新入社員の記録 ー新入社員の視点からー」

「2020年の新入社員の記録 ー新入社員を受け入れる上司の視点からー」
でご紹介した上司の視点からに続いて、2020年4月に入社して、8月に「データサイエンス推進室」に配属された新入社員の1年について報告します。
今回ご紹介する松本翠(まつもとみどり)は2020年入社。
入社から2021年4月現在までリモート環境での仕事が続いています。

●リモート環境下でのスタート

 ——就職活動時にエクサを知ったはきっかけは何でしたか?

大学は文系で、音楽が好きだったのでエンターテイメント業界を志望したり、人と話すことが好きなので営業職を志望したりと、かなり迷走していたと思います。
そんな時に、システムエンジニアは文系でも専門性が身につく仕事だと、知り合いから話を聞いて、自分でもできるのだろうかと興味を持ちました。
エクサは特に先輩社員の方々が色々と相談に乗ってくださったことが印象的でした。女性も活躍できる会社だと感じました。

 ——新入社員研修はどう進みましたか?

2020年4月ですので、リモートで研修を受けることになりました。
新入社員が4〜5名のチームを作って、4カ月の間プログラミングの実習を中心に行いました。
私は全く知識がなかったのですが、チームの中には同期ではありますが、理系や修士の人もいて、分からないことをまずチーム内で教えてもらって解決する、それでも分からない時は講師の方に相談する、という方法で進めていきました。
前半の2カ月は2週間ほどのサイクルで一つの課題をこなしていきました。
後半の2カ月は少しだけできることも増えてきたということで、それまでより大きめのプログラムを作ることが課題になっていきました。

 ——研修期間中に先輩社員に接する機会はありましたか?

研修中には、日報や週報を、担当していただいた先輩に提出していましたので、メールでコメントやアドバイスをいただきました。
また、2週間に1度ほど、リモートで先輩社員の方が数人参加するミーティングが開かれました。特に6月に配属先が決定してからは、配属先の先輩方とお話しするミーティングになりましたので、仕事の内容を聞くことができました。

 ——先輩たちとはどんな話題になりましたか?

やはり、研修の中で分からないことについて教えてもらうことが多かったような気がします。それから、リモートについても話題になりました。
新入社員である私たちも、リモート環境でのやり取りはほとんど経験がなかったので戸惑いがあったのですが、先輩たちも同じ経験をしていたようです。
研修の課題についてチームの皆に話していても、誰も反応してくれないので、本当に聞こえているのかな、固まってしまったのかな、と心配になってしまうことがありました。そんな私も、結構無反応だったりしていたので、リモートは難しいものだなと感じていました。
そんな話をすると、先輩からも「リモートあるある」として共感していただけたようでした。
チームで「はじめに必ず挨拶をする」「とりあえず頭を動かして反応する」というルールを決めるといいよ、とアドバイスをいただきました。

●仕事の進め方

 ——配属後はどんなふうに仕事が進みましたか?

入社5年目の女性の先輩にチューターになっていただいて、毎日朝と夕方にミーティングをしています。
私の仕事は先輩の指示に従って先輩をサポートすることです。
議事録を作ったり、資料を作成したり、データ解析のお手伝いをしながら基礎をキャッチアップしている段階です。
先輩の仕事はデータ解析のスペシャリストとして、JFEの社員の方々に「SPSS」というデータ解析ソフトを利用できるようにしてもらうためのサポートです。
製鉄所の生産現場では様々な課題が起こって、JFEグルーブの社員の方々が対応しているのですが、その解決のためには、収集したデータを解析することが重要です。
データ解析ソフトを実際に使って分析しながら、「SPSS」を利用するスキルをJFEグループの技術者の方々に身につけていただくことが目標となります。

 ——配属から半年以上経ちましたが、仕事には慣れましたか?

最初は「データ解析」についても「製鉄」についても全く知識がなかったので、議事録を作ろうにも言葉の意味も分からない状態でした。
「何が分からないかが、分からない」状態から、半年たって、最近はようやく「何が分からないのかが少し分かっている」「話についていける」状態になってきたと思います。
鉄を作る、というと何となく大雑把なイメージがあったのですが、実際にはとても繊細な技術の塊だということを知ることができました。また、技術者の「勘」をデータをもとに数値化していく過程を体験すると、これからは世の中がこんなふうに変わっていくんだな、と感じることもできるようになってきました。
全てリモート環境で体験していることだということも面白いと思います。

 ——これからの仕事はどのようにイメージしていますか?

3月には、2021年12月までの目標を決める個別面談で、上司の加藤室長とお話しさせていただきました。
データ解析に関するスキルと、製鉄についての業務知識を深めて、チューターの先輩のようにお客様をサポートできるようになりたい、という希望と、プログラミングにも関わってみたい、という希望をお伝えしました。こんな勉強をするといいよというアドバイスもいただきました。
配属の時に、就職活動の際にお世話になった採用担当の方が各事業部の方々に「新しく入ってくる人たちの成長がエクサを作っていくから、リモート環境の中でも成長できる仕事を経験させてあげてください」と話してくださったことがとても印象に残っています。
まだまだ歩き始めたばかりですが、私も、そんな期待に応えていきたいと思っています。

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