見出し画像

【宮崎IT】スパークジャパン株式会社 岡田社長の破天荒な経歴をインタビュー ITとの出会い編

こんにちは。エクサコードの清水です。

本日は、スパークジャパン株式会社 岡田社長のインタビュー記事後編となります。

ビジネスの種を掴むものの、金融投資で500万円を失った岡田社長の学生時代について、書かせていただきました。

前編をまだご覧になっていない方は、下記のリンクから飛べますので、是非読んでみてください。

01夜明け

金融投資に手を出し、本職である中古車販売も手がつかなくなった岡田社長。

いつの間にか400~500万ほどのお金を失ってしまいます。

金儲けに目がくらんでしまったことで、自暴自棄になり、車を売り払って、店をたたんでしまいました。

そうして学生生活にも身が入らなかった岡田社長のもとに、沖縄の大学に通う友人が、帰省のために泊まり込んできました。

これが、岡田社長とITとの出会いになります。

当時はIT革命の香りが立ち始めており、その友人はいち早くそれをキャッチしていました。

まだ珍しかったPCにかじりつく友人と話していくうちに、岡田社長のビジネスの芽が、再び土を押しのけ、むくりと萌芽しました。

当時は宮崎になかった、プロバイダーの会社を作ることを決意します。

ちなみに、この時、岡田さんはITについての知識は全くなく、eメールすら知らなかったそうです。


02.4000万の壁

プロバイダーを起業すると意気込む岡田社長。

しかし、結論から言うと、その夢は一瞬で崩れ去ることになります。

プロバイダーになるための資金を、沖縄の友人に相談したところ、その額なんと4000万円。

事業をやっていたとはいえ、とても届く額ではありません。そのうえ、ついこの間、500万ほど損したばかり。

こればかりは、断念するしかありません。

そこで、続いて目を付けたのが、ホームページ制作とプログラミングでした。

当時は、トヨタなどの大手企業が少しづつ、ホームページに乗り出していた時代。岡田社長は、必死にパソコンにかじりつきます。

「研究室にベッドがあって、寝泊りできるような場所だったんで、ほんとに何日も寝泊り…寝泊りて言ったって、ほとんど寝てないんだけど。面白くてたまらなくて。すっごい勉強して。」

そして、岡田社長はついに、初のホームページを完成させます。しかし、無邪気な好奇心ゆえに、あるある問題を引き起こしてしまいます。

「最初に作ったのが、『オカダオート』のホームページ。まだ売れ残ってたから。これアップしたらどうなるのかなって思って、”大学のホームページ”の中に載せたのよ。」

なんと、大学のホームページ内に自分の中古車販売のホームページを載せてしまった岡田社長。なんとなく結末は見えるような気がしますが…

「ものの2週間ぐらいで、広島の大学の先生から、宮崎大学に問い合わせが来て。『お宅の大学では、車を売っている学生がいる。どういうことか!』と。」

その後、教授会にかけられた岡田社長ですが、練習のつもりだったということを理解してもらい、何とかお咎めは無しでした。

当時は、「学内ベンチャー」という言葉は無く、神聖な大学を商売に利用したとみなされて、非難されたようです。

今とはインターネットの浸透度が違うとはいえ、大学のホームページに載せてみようと思って、載せれるということが驚きです。


03.爆速成長、そして創業へ…

岡田社長がここまで急激に成長できたのは、研究室の教授の指導方針のお陰ではないかとのこと。

「その研究室は、一番楽と言われてた。その理由は”何も言われない”。何も言われんから、自分で勉強するしかなかった。だから、自分で勉強しまくって、力を手に入れた。これ、普通の学生で、興味が無かったら、『何すればいいんですか?』って感じ。いちいち丁寧に何かを説明してくれることは、ほぼなかった。」

「お陰様で、コンピューターのことを超早いスピードで習得できた。それでいろいろ商売のネタっていうか、それをサービスとしてやって、会社を作ろうって。」

この時に培った、プログラミングやホームページ作成の技術によって、ついに「スパークジャパン株式会社」が設立されることになります。

この時、岡田社長は23歳。大学生活6年目の出来事でした。


04.最後に

岡田社長の6年間を振り返っていただきました。

ビジネスとの出会いから、挫折、そしてITという新たな挑戦。

1回では収まらないほどの長編でしたが、学ぶところが多くあり、お話を聞いた僕自身も、やる気がみなぎってきました。

最後に、岡田社長からメッセージをいただきました。

「世の中の仕事は課題解決なので、何が大切かって『課題に気付く力』だと思います。どんな小さなことでも、課題だと思えるかどうかは、大きな違いだと思う。」

「やれるか・やれないかではなく、やるか・やらないかだと思ってる。取り組んだうえで、自分の求めたように成るか成らないかは、紙一重やと思うとよ。特に、大学生のうちに挑戦して失敗する、成功するその両方を経験し解くことは大事。」

自分の人生は、自分で切り開くしかない。そんなことを、強く考えさせられる、力強いインタビューでした。

以上スパークジャパン株式会社 岡田社長でした。

ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?