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【ひきこもりのライフプラン親亡き後をどうするか】引きこもりは一生働かなくていいってよ?【本の要約】

みなさん、こんにちは!元10年ニートです。
名前の通り僕は10年間ニートでした。

今回は親が死んだら、自分はどうなってしまうんだろうと、不安に思っている引きこもりに、おすすめの本を紹介しようと思います。『ひきこもりのライフプラン 親亡き後をどうするか』という本です。タイトルそのままに引きこもりがどうやって親の死後を、『経済的』に乗り切るか、が書かれてます。本文を引用すると、「親の資産を活用することで、引きこもりが一生食べていけるようなサバイバルプランを提案する」とあります。頼もしすぎますね。はい、あと付け加えておくと、この本は引きこもりだけでなく、親のお金に頼って生きている人は、全員、役に立つ本だと思います。完全に自立できてないなら、それは経済的には引きこもりと変わらないので、この本は必読の書だと思いますね。

で、みなさん、考えてますか?親が死んだときのことを。しっかりそのときに備えてないと大変なことになりますよ。この本によると、できるだけ早く考えないと、どんどん未来が厳しいものになっていきます。つまり逆を言えば、早ければ早いだけ未来が安定したものになっていくということです。

僕が引きこもってた頃の話をすると、全く親の死に備えてなかったです。「親が死んだ時??、それはその時になったら考えるからいいよ」って感じでした。「最悪、生活保護を受ければいいんでしょ?」と、いやというか、積極的に生活保護を受ける予定でしたね。こんな風に考えている引きこもりって、実は多いのではないでしょうか?でも生活保護ってどんなものか知ってますか?種類も一種類じゃないんですよ。あとしっかり申請しないと受理されません。僕はこの本を読むまで知りませんでした。
あともう一つ、この本を読んで改めて考えたのは、親が死んだ時って、引きこもりは高確率で高齢者になってるはずです。今の若いあなたなら、生活保護などの諸制度について簡単に理解できるかもしれません。しかし、何十年後のあなたはどうなんでしょうか?もしボケてたら、自分に適した制度を利用できないかもしれません。
はい、というわけで、唯一頼れる親が死んでしまった世界に、ボケた自分が取り残される、怖すぎる未来が想像できたのではないでしょうか?これは高確率でやってきますよね。今から備えませんか?
今回紹介する本ではそんな悲劇的な未来をよりよくする方法が書いてあります。
と、ここまで他人事みたいに語ってきた僕ですが、普通にこの陰惨な未来に向かってます。僕は現在引きこもりではないんですが、手取りが8万〜12万なので、親の支援なしには生活できません。つまり半引きこもりなんですよね。親が死んだら終わりです。と言うことで当事者の僕がこの本から学んだことを紹介していこうと思います。
具体的には、そんな方法があったのかと驚いたところや、勉強になったなーというところですね。
大きく4ブロックにまとめました。『一生働けなくても大丈夫』『親との別居も考えよう』『国民年金と生活保護』『相続は揉める』の4ブロックです。

ではまず一つ目、の前に、著者の紹介をします。この本は斉藤環さんと畠中雅子さんの共著で二部構成になってます。僕が紹介するのは畠中さんが書いた二部目ですね。畠中さんの普段の仕事はフィナンシャルプランナー。で、それと並行して引きこもり家庭に向けたライフプランのアドバイスを行なってます。で、この活動、今からなんと30年前に始めたそうです。すごい先見の明。

ただ当初は反発が大きかったらしく「引きこもりが親の遺したお金で生活するプランを立てるなんて、もってのほか!」とキレられてたみたいです。引きこもりの子供が働けるようにアドバイスするのが、正しい導き方でしょと。

引きこもりの皆さんなら分かると思いますが、これは綺麗事に過ぎないんですよね。「働けるなら働いてるって話なんで」
そこを畠中さんは承知の上でライフプランを組もうと提唱されてきたわけです。とても現実的だし、引きこもりの実態を見抜いてますよね。これを30年前からやられているんですから、完全にトップランナーです。

はい。では本の内容について話していきます。
まず最初のブロックは『一生働けなくても大丈夫』です。
ここでは「引きこもりが一生働けないことを前提として、サバイバルプランを組もう!」と書かれてます。
はい、実はこの本、引きこもりの親に向けた本です。ただ引きこもりと親は経済的に一蓮托生なので、自分事として読めると思います。僕は普通に当事者として読みました。
で、です。畠中さんは最悪のケースを想定してライフプランを組めば、親の死後も引きこもりの生活の心配はないと書いてます。最悪のケースとは当然、引きこもりが一生働けないことです。一生働けなかったら、生活が成り立つわけがないと皆さん思いませんか?僕は思いました。しかし
畠中さんによると、実は成り立つケースが少なくないと書かれてます。これは、驚きですよね。読んだ時、え??と思いました。お金持ちだけじゃないの?と。
実際のところ、親の資産、持ち家の状況によっては、生活設計が成り立つそうです。これが少なくないケースというのは衝撃的です。
ただし、注釈も入ります。それはこのサバイバルプランを早い時期から知って、作成していることです。先送りにするほど、状況が悪くなっていくと書いてあります。まあそれはそうでしょうね。後回しでいいことは何もない。しかしです
「まだうちの子は働けるかもしれないのに、一生働けない前提でプランを立てるなんて嫌だ!」とか言ってると、我が子の将来は厳しくなっていくというわけです。はい、なのでこれを見てる引きこもり、そして親御さんはすぐにこの本を買いましょう。

このブロックでは畠中さんのフィナンシャルプランナーとしての本領が発揮されて、各家庭の資産と負債の洗い出しから、不動産価格の算出法などが書かれています。これで純資産を出してくださいとありますね。あなたは、家の純資産を把握してますか?この純資産こそが、活用できる資産、つまり「引きこもりサバイバルプラン」の大前提になるものです。ちなみに僕は、実家にどのくらいの純資産があるのか全然分かりません。親にこの本を持って相談しないといけませんね。

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